呪術廻戦134話「渋谷事変51」のネタバレ・考察やっていきます!
前回133話では、突如現れた偽夏油の呪霊操術の前に傷だらけとなった虎杖。
さらに、虎杖に追い詰められた真人を助けるかと思いきや、黒い球体へと真人を変えた偽夏油。
そして『これからの世界の話を』と意味深に語り終了しました。
果たして、偽夏油の語る『これからの世界の話』とはいったい何のことなのでしょうか・・・!
前回133話のネタバレについては下記をご覧ください!

目次
呪術廻戦134話のネタバレ
術式の奥義「極ノ番」について語る偽夏油
虎杖に対して『「極ノ番」というものを知っているかい?』『「領域」を除いたそれぞれの術式の奥義のようなものだ』と語り出した偽夏油。
0巻で、夏油傑が見せた、呪霊操術「極ノ番・うずまき」は、取り込んだ呪霊を一つにまとめて高密度の呪力を相手にふつけるものでした。
そんな「うずまき」は強力だが呪霊操術の強みである手数の多さを捨てることになるため、ただの低級呪霊の再利用だと思い、始めはあまり唆られなかったと語る偽夏油。
しかし、その真価は準一級以上の呪霊を「うずまき」に使用した時に起こる・・・「術式の抽出」と語り、真人を変形させて形成した黒い球体を呑み込みました。
©芥見下々/集英社
助太刀に現れた京都校の面々
黒い球体を飲み込んだ偽夏油は『馬鹿だな』『君が感じた気配に私が気づかないと思ったのかい?』と上を見上げます。
すると、上空には京都校3年の西宮桃(にしみやもも)がおり、ほうきの先端についたランタンのようなものに火をつけて合図をおくります。

合図に合わせて、京都校3年の加茂憲紀、京都校2年の禪院真依が攻撃を仕掛けます。

しかし、偽夏油は、加茂憲紀の攻撃を交わし、禪院真依の銃弾攻撃も、呪霊を使って防ぎ切ります。

すると偽夏油の背後には、刀を構えた三輪霞の姿が。
モノローグで三輪霞の過去が語られます。
ミニバスでキャプテンをやっており、三輪霞の髪を母親が黒く染めていたそうです。
中学で師範と出会い、刀どころか木刀も竹刀も握ったこともないのに呪術師になることを選び、三輪霞は、ひたすら刀を振るいました。
母親の負担になりたくないから、死にたくなかったから、ひたすら刀を振るいました。
『のせる!!』『今までの全てとこれからの未来を!!』『もう二度と刀を振るえなくなっても!!』
三輪霞は覚悟を決めて、渾身の『シン・陰流』『抜刀』を繰り出しました。
しかし、偽夏油に刀身を握られ、そのまま刀を折られてしまいました。
©芥見下々/集英社
そして、三輪霞に向かって、呪霊操術「極ノ番・うずまき」を放とうとする偽夏油。
西宮桃、虎杖が『待て!!』と叫び、三輪霞を救出に向かいます。
呪霊操術「極ノ番・うずまき」による高密度の呪力が、地面に大穴を開けていました。
間一髪のところで、日下部と庵歌姫が現れて、三輪霞は助かりました。
©芥見下々/集英社

パンダも到着し『虎杖で・・・・・でいいんだよな?』『よかった戻ったんだな』と宿儺から虎杖に戻っていたことを安心します。

五条悟を獄門疆(ごくもんきょう)に入れて持ち歩く偽夏油に対して、『あんな郊外持ち歩いて何が楽しいんだ』と冗談混じりでパンダと話す加茂憲紀。
『何者だ』と問う加茂憲紀に対して、『側は夏油傑』『中身は知らねぇよ』と吐き捨てるパンダ。
脹相(ちょうそう)が到着して遂に偽夏油の正体が明らかに?
すると「ドクンドクンドクン」と鼓動を高鳴らせながら、脹相(ちょうそう)が現れました。
脹相(ちょうそう)は、偽夏油を見つめて『あいつは・・・!!』
「俺には3人の親がいる」「母」「母を孕ませた呪霊」「そしてその間に血を混ぜた」
「母を弄んだ」「憎むべきー」とモノローグでいいかけたところで、額に縫い目のある史上最悪の呪術師・加茂憲倫の姿と重なる偽夏油。
©芥見下々/集英社
そして偽夏油が『気づいたようだね』と言い放ちました。
想像が確信にかわった脹相(ちょうそう)は、『そういうことか!!』『加茂憲倫!!』と怒りに任せて叫ぶ脹相(ちょうそう)。
加茂憲倫の言葉に反応する、京都校の日下部と庵歌姫。
『何!?どういうこと!?』ち問いかける西宮桃に、『加茂家の最大の汚点・・・!!史上最悪の術師』『本当なら夏油の中身は150歳を超えてることになるわよ』という庵歌姫。
馬鹿げた結界術、馬鹿げた術具の所持、肉体を乗り換えるjyつ式を持つ黒幕の人選としては、妥当っちゃ妥当だなと語る日下部。
すると、偽夏油は『加茂憲倫(かものりとし)も数ある名の一つにすぎない』と意味深なことを語りました。
弟である虎杖を殺させようとしたことに怒り、偽夏油に向かっていく脹相(ちょうそう)。
すると偽夏油の手下の性別不詳のおかっぱの呪術師が『引っ込め三下これ以上私を待たせるな』と、偽夏油と脹相(ちょうそう)の間に入りました。
©芥見下々/集英社
そして『どけ!俺はお兄ちゃんだぞ!!』と目を見開いてにらめつけて、134話終了です・・・!
呪術廻戦134話の考察
術式の奥義「極ノ番」が現れる
0巻で夏油傑が乙骨に放っていた呪霊操術・極ノ番「うずまき」ですが、「極ノ番」というのは呪霊操術に限った話ではなく、すべての術式の奥義を極ノ番と呼ぶということが判明しましたね。

©芥見下々/集英社
しかも、「うずまき」は単純に呪力を圧縮して放つ攻撃技ではなく、術式の抽出が可能らしいのです。
おそらく偽夏油は、真人を球体にして真人の術式「無為転変」を抽出するつもなりなのでしょう。
「無為転変」は魂の形を変えて人を殺したり、改造人間を作り出して手駒にしたり、さらに「無為転変」を自らに使用して魂の形を変えることで自分自身のパワーアップも行えるという強力な術式です。
偽夏油が抽出した「無為転変」を自らのものにしたら非常に厄介でしょう。
また、他の術式の極ノ番も気になるところです、五条悟の無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)、伏黒恵の十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)の極ノ番がどんな技になるのか・・・想像するだけでワクワクしますね・・・!
偽夏油の正体は加茂憲倫ではなかった?
偽夏油が『加茂憲倫(かものりとし)も数ある名の一つにすぎない』と語っていことから、偽夏油の中身がかつては加茂憲倫であったことは間違いなさそうですが、加茂憲倫も中身を乗っ取られていたようです。
加茂憲倫の額に偽夏油と同じ縫い目があることからも明らかですね・・・!
果たして、偽夏油の中身の本当の正体とは一体なんなのでしょうか・・・
『数ある名の一つにすぎない』ということからも、偽夏油、加茂憲倫以外にも、様々に中身を乗り換えて生きながらえてきたと考えられます。
加茂憲倫がおよそ明治の呪術師で、150年前の人物です。
それよりも遥か昔、両面宿儺が存在していた1000年以上前、呪術全盛時代の人物である可能性が高そうです。
1000年以上前となると、平安時代に実在した、歴史上で最も有名な陰陽師・安倍晴明(あべのせいめい)をモデルにしたキャラクターが登場してもおかしくなそうです。
また、安倍晴明(あべのせいめい)には、蘆屋道満(あしやどうまん)という有名なライバル的な呪術師が存在しており、蘆屋道満(あしやどうまん)が敵側として暗躍していた可能性もありそうです。
五条悟と乙骨の子孫が、現在は天神として祀られているが、かつては怨霊としても恐れられた菅原道真であり、実在の人物に絡めてきても不思議ではないのです・・・!
まとめ
おろらく次回は、脹相(ちょうそう) vs 性別不詳のおかっぱの呪術師の戦いが描かれることになりましょう。
東堂と同じく、存在しない記憶によって、虎杖を兄弟と認識した脹相(ちょうそう)ですが、今回で『俺はお兄ちゃんだぞ!!』と断言していたので、完全に虎杖を寵愛する東堂ルートに入ったとみてよいでしょう。
東堂と脹相(ちょうそう)が二人して、虎杖を愛でる姿を見てみたいので、脹相(ちょうそう)にはなんとか生き残って欲しいところです・・・!