新世紀エヴァンゲリオンの人気ヒロインの惣流・アスカ・ラングレー。
元祖ツンデレキャラとしても有名な彼女ですが、作中で精神崩壊を起こしたヤンデレキャラクターとしても有名です。本記事では、Tアスカがなぜ作中で精神崩壊を起こしたのか、その過程や状況を心理学的に分析し、アスカの心の弱さに迫りたいと思います!
加えて、アスカがどうすれば精神崩壊を防げたのかを心理学の研究を参考に解説します。
新劇場版における式波・アスカ・ラングレーの方でも精神汚染を示唆されていましたが、実際に精神崩壊まで至ったのかその点についても解説するのでぜひ最後までご覧ください!
心理学で最も信頼性が高いとされるビッグファイブ分析をベースに、あなたの性格に近いエヴァンゲリオンのキャラクターを診断します。1分以内で回答ができて信頼性が高い内容なので、是非受けて見てください!
▼下記からエヴァキャラ性格診断を受けてみる▼
下記の診断では、心理学的に恋愛相手として相性のいいエヴァのキャラを診断をします。あなたにぴったりの相手がわかるかも?特に、結婚相手として相性のいいキャラを診断するので是非受けて見てください!
目次
アスカの基本的な性格を解説
6日間連続公開中
Character Promotion Reel🎮❤️第3弾
エヴァンゲリオン2号機パイロット。反ネルフ組織“ヴィレ”の一員としてミサトらと行動を共にする。#式波・アスカ・ラングレー(CV:#宮村優子)
全国劇場にて上映中❗️#シン・エヴァンゲリオン劇場版#シンエヴァ #シン・エヴァ pic.twitter.com/0upNiqHoTe
— エヴァンゲリオン公式 (@evangelion_co) April 7, 2021
惣流・アスカ・ラングレーは、エヴァンゲリオン弐号機の専属パイロット。幼少期からエヴァンゲリオンの適格者としての英才教育を施され、14歳にして大学を飛び級で卒業するなど頭脳明晰。外見も美少女と、非の打ち所がありません。
以下ではそんな、メンタル以外はパーフェクトガールなアスカの基本的な性格を解説していきます。
普段は社交的で明るい女の子
外面は基本的には社交的で快活な女の子です。
10話「マグマダイバー」では、弐号機で溶岩内に突入する際に、『見て!見て!シンジ!ジャイアントストロングエントリー!』などと、ふざけながら溶岩に突入する様をシンジに見せたりと、陽気な一面も多い。
ただ、口調や物言いはストレートできつく、アスカの名言の「アンタばかぁ!?」やシンジに向かって「本当につまんない男ね」などと冷たく言い放つ時は、容赦ないツンっぷりを見せつける。
そんなシンジのことを後々好きになるから油断できません!アスカがシンジに惚れた理由を心理学的に解説していますので、ぜひご覧ください。
勝気で負けず嫌い
アスカ役の宮村優子さんは、今回のアスカは今までのどのアスカとも全く違う新しいアスカと感じていましたが、庵野総監督から「アスカはもうプロの傭兵なんだ」と言われ、自分の中でイメージができあがったそうです。#エヴァ #ヱヴァQ #エヴァQ #エヴァンゲリオン #金曜ロードショー pic.twitter.com/cz8KJDhzXC
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 29, 2021
とにかく勝気で負けず嫌い。同じヱヴァパイロットの碇シンジや綾波レイに対しては、常に敵意をむき出しにして張り合います。絶対に、彼らの下についたり、後塵を拝するなんてことは許しません。
第16話でシンクロ率テストでシンジに負けた時は、ロッカーを殴って悔しがるほど。
碇ゲンドウのお気に入りで、恋敵(?)でもある綾波レイには、シンジ以上に敵意をむき出しにします。「えこひいき」などとあだ名をつけたり、食って掛かるシーンが多く見受けられます。
そんな綾波レイの魅力は下記で解説していますので、併せてご覧ください。
下記記事では、アスカの性格を心理学的に深堀考察しているので併せてご覧ください・・・!
幼少期の頃に母親と死別した過去をもつ
アスカのメンタル面の脆さの大きな要因になっているのが、母親との死別です。
母親はアスカが幼少期に、エヴァの実験が原因で精神崩壊をし、自殺しているのです。
精神崩壊をした母親は人形を娘と思い込み、アスカのことを全く見ようとはしなくなりました。最終的には、首を吊って自ら命を絶ち、その際は人形を道連れにしようとしていました。
父親の再婚で義理の母ができるものの、アスカは決して打ち解けることはなく、誰にも頼らず生きていくことを望み、早く大人になることを強く願うようになります。この大人への憧れが投影されているのが、加持リョウジへの想いです。
また、アスカは母親からの承認を得られなかったことで、他人からの承認を強く望むようになります。
アスカは「惣流」と「式波」でそのキャラクター性に大きな差異が見られます。その点についを下記でまとめているので併せてご覧ください・・・!
アスカの精神が崩壊していく作中の流れ
第8話「アスカ、来日」:勝ち気で社交的な帰国子女として登場
式波・アスカ・ラングレー「あんたバカぁ? 肝心な時にいないなんてなんて無自覚」#エヴァ #ヱヴァ破 #エヴァンゲリオン #3週連続エヴァンゲリオン #金曜ロードショー pic.twitter.com/kdqRrwltvE
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 22, 2021
NERVのドイツ支部から来日したアスカ。日本人らしからぬストレートな物言いで周囲の度肝を抜く、キツイ帰国子女として登場。
この時は、プライドの高さや自己中な性格は伺えるもの、まだまだメンタルを病む気配は見られません。
第9話「瞬間、心重ねて」:メンタルの弱さが徐々に見えてきます・・・
【転調闘舞】
シンジとアスカ
2人の共同生活改めユニゾン訓練が始まった
1日朝から深夜まで24時間、第7使徒に対してあらゆる戦法をシチュエーション化しシンクロさせる2人
来たる8月11日──
寝相までもシンクロする特訓の日々
使徒再侵攻のタイムリミットは刻一刻と近づく…つづく pic.twitter.com/pDz4G4HZ0J
— リリンからの、アスレイマリ2 (@1995_EVANGELION) July 29, 2019
アスカといえば、この第9話のユニゾン作戦を思い浮かべるファンは多いのではないでしょうか?
分裂した第7使徒を倒すためのユニゾン攻撃を実現するために、シンジとアスカは完璧なユニゾンのマスターが必要となり、音楽による同調訓練を行う回です。
シンジとユニゾンが上手くいかずに苛立つアスカを尻目に、綾波レイがシンジと完璧なユニゾンを見せつける。プライドを傷けられたと感じたアスカは、泣きながら部屋を飛び出す。
それに対して、トウジの「鬼の目にも涙や」の一言。
ギャグ的な発言ですが、アスカのトゲトゲした外面の裏に隠れた、脆いガラスのハートを当意即妙に言い表しています。さすがフォースチルドレン(笑)
第16話「死に至る病、そして」:シンジにシンクロ率を抜かされる
あんたばかぁ?・・・・・・僕も言われて見たいかもです……………………σ(^_^;)チョッとだけですけど・・・「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破TV版」放送中! #エヴァ #kinro #エヴァまつり pic.twitter.com/vSIL1Z6NNh
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 29, 2014
第12話では、アスカとはまだまだ差があったシンジ。
ただ、シンジがその成長速度を赤木リツコに褒められているときは、露骨に苛立ちをあらわにしていました。
自分を差し置いて誰かが褒められるのが許せないのです。
しかし、第12話で「父親に認められること」というエヴァに乗る理由を見つけてシンジはさらにその成長を加速。
シンクロ率テストで一位の成績をとり、ついにアスカを追い抜く、天才シンジ。
シンジに抜かされた時のアスカ、悔しさ余ってキャラ崩壊したのコメントが下記。
まいっちゃたわよね~、あっさり抜かれちゃったじゃな~い。ここまで簡単にやられると、ちょっーと悔しいわよねー
すごい!素晴らしい!強い!強すぎる!あぁ~無敵のシンジ様~!
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
ガタガタになったプライドを必死に保とうと平然を装うも、全く動揺を隠しきれていないアスカが何とも可愛い(笑)
綾波レイがこのアスカの長セリフに一瞥もくれずに「さよなら」と去っていくところが、余計に辛い。
綾波レイが去った後には、ロッカーを殴って悔しがり、本音を露わにしています。
第19話「男の戦い」:第14使徒ゼルエルに完敗
【第10の使徒】最強の拒絶タイプ。帯状の触手を伸縮させて打撃や切断攻撃を仕掛ける。EVA零号機(改)を捕食して取り込んだ。※「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 TV版」放送中!#kinro #エヴァ #エヴァまつり pic.twitter.com/v4MGBYbxpL
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 29, 2014
アスカは追い込まれていました。シンジにシンクロ率も負けて、目立った戦績も挙げられていない。
プライドの高いアスカにとっては、耐えられない状況でした。
何としてもでも成果を上げて、周りにもう一度自分の力を示し、認められることがアスカに必要不可欠でした。
しかし結果は惨敗。何一つダメージを与えられずに、弐号機は大破します。
ゼルエルは暴走した初号機の力で破壊。結局シンジが力を示し、アスカは何もできずにシンジの活躍を見てるだけでした。
アスカは言い訳の一つもなく、シンジに負けたことでひどく落ち込みます。
第22話「せめて、人間らしく」:第15使徒アラエルに精神汚染をされてまた敗北
シンジに連敗したことも影響し、精神が不安定になりシンクロ率も大きく低下。
「ここで成果を出せなければ弐号機を下される」と口に出しながら、背水の陣で第15使徒アラエルに挑みますが、アラエルの衛星軌道上から詳細不明の可視光エネルギー波によって精神汚染をされて、また敗れてしまいました。
そして、直前に口論をし、犬猿の仲である綾波レイに助けられるというダブルパンチ。
力なくうずくまりながら『汚されちゃった』『どうしよう汚されちゃったよ・・・』とつぶやくアスカが非常に印象的でした。
アスカ「…汚された…私の心が…加持さん!…汚されちゃった…どうしよう…汚されちゃったよぉ……」
アスカが使徒に犯された pic.twitter.com/dlYA94aHPX— リリパット (@trisa021121) February 17, 2017
このときのアラエルの精神汚染によってアスカは無意識のうちに封じ込めていた、トラウマとも呼ぶべき過去の記憶を呼び起こされて精神的に大きなダメージを負いました。
世界的に有名な心理学やのフロイトの下で発展した、トラウマとなる記憶をあえて呼び起こしてトラウマを克服する暴露療法があります。
しかし、近年の研究でトラウマを体験させる暴露療法は、逆にトラウマに対する恐怖感情を強めてしまい、逆効果になる危険があるという研究もでてきています。
今回のアラエルの精神汚染による強制的な暴露療法は完全にアスカの精神崩壊を助長する、非常に危険な攻撃になったとえいます・・・!
このアラエルの精神汚染と、慕っていた加持リョウジの死も重なり、アスカはさらに追い込まれていくことになります・・・
また付け加えておくと、今回の敗北を含めて、ネルフ関係者で、成果の出せないアスカを強く責める人は誰もいません。
それでもプライドの高いアスカは自分自身の力のなさ棚上げして、周囲の人間に責任転嫁して力のない自分と向き合うことから逃げています。
ここにもアスカの精神面における弱さが現れています・・・
第23話「涙」:ミサトの家にも帰れず、不登校に
アラエルに受けた精神汚染。そして度重なる敗北の屈辱でアスカのプライドは粉々になり、完全に自暴自棄に。葛城ミサトの家にも帰れず、不登校になり、ヒカリの家でゲームに興じるその様に嘗ての輝きはありません・・・
母親を失って以来、エヴァに乗り、力を示すことただ一点に自分の存在価値を置いていたアスカにとって、エヴァで活躍できなくなることは、存在価値の喪失を意味していました。
エリートとして育ってきたアスカにとって完全に挫折です。
さらに、第16使徒アルミサエルが現れ、エヴァ弐号機で出撃する際は、下記のようなことをいう有様。
私が出たって足手まといなだけじゃないの。どうでもいいわよ、もう。引用:(C)カラー/EVA製作委員会
かつての自信満々だったアスカはどこにもいません。
そして極めつけはシンクロ率が低下し過ぎて、出撃すらできなくなってしまいます。
第24話「最後のシ者」:完全に精神崩壊・・・
精神崩壊アスカを踏襲してきたからもうアスカが元気に動いてくれるだけで感動やわ
#エヴァQ pic.twitter.com/GTqdbg9VCm
— きゅう (@kyusekkinauman) January 29, 2021
冒頭でヤツレた姿で、浴槽に浸かる姿が衝撃的・・・完全に廃人と化して下記のうわ言をつぶやく。
シンクロ率ゼロ、セカンドチルドレンたる資格なし。もう私がいる理由もないわ・・・
誰も私を見てくれないもの・・・パパもママも誰も・・・私が生きてく理由もないわ・・・
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
シンジにシンクロ率を抜かされ、使徒戦では全く成果を上げることができなかったアスカ。アルサミエル戦では、シンクロ率が低下し過ぎて、もはやエヴァを動かすことすらできなくなってしまいます。
そんな自分自身に絶望し、何もかもが嫌になり、遂には精神崩壊するに至ってしまいました・・・
アスカはなぜ精神崩壊した?心理学的に解説!
これまでアスカが精神崩壊を起こしていく過程を、TV放映版をベースに解説してきました。
それを踏まえて、アスカに根付く性格的な問題から、精神崩壊を起こした理由を解説していきます。
強すぎる自己承認欲求に苦しむ
あ、アスカさんーーーーー。・°°・(>_<)・°°・。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破TV版」放送中! #エヴァ #kinro #エヴァまつり pic.twitter.com/ub00xpXNOn
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 29, 2014
アスカは母親に自分を見てもらえなかったことが原因となって、他人からの承認を強く求めるようになっています。
親からの承認が得られなかったために、誰かに自分のことを見ていてもらいたい、誰かに褒めてもらいたい、誰かに認めてもらいたい。その思いが異常なほどに強いのです。
アスカにとって、その承認欲求を満たす一番の手段がエヴァに乗ることでした。
幼少期からエリートとして英才教育を受け、エヴァに関わることで多くの人から必要とされる感覚を得ることができたのです。つまり、エヴァに乗ることで母親から得られなかった承認を得られたのです。
しかし、そのエヴァで連敗し、見下していたシンジにも追い抜かれる有様。当然成果を出していなければ、周囲から褒められることもありません。そうなれば、承認欲求は全く満たされずに苦しむことになります。
承認欲求は人間であれば大なり小なり持っているものですが、この承認欲求を、フロイト、ユングと並んで心理学の三大巨頭と呼ばれるアドラーは完全に否定しています。
アドラー心理学の本として大ヒットした『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え (ダイヤモンド社,2013)』において、
承認欲求は否定されるべきものであり、他者の顔色を窺い、他者の期待を満たすだけの人生は、結果として他人の人生を生きることになり、それはあまりに不幸な人生としています。
また、承認欲求の追及は自分の人生のコントロール感覚を喪失につながります。他人が認めるかどうかは結局他人次第であり、自分ではコントロールできません。
そんな不確かで曖昧なものに自分自身の存在意義をゆだねることは、不幸にほかなりません。
3年連続でハーバード大学の人気教授に選出されたブライアン・R・リトル氏は、著書『自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義(大和書房,2016)』にて、
「自分の人生を自分でコントロールしているという感覚が、心身の健康を促進することは、多くの研究が証明している」と述べています。
- アスカは、他人から認められたいという承認欲求に強く囚われていた。
- 幼少期に母親から拒絶されたことが、アスカに強い承認欲求を持たせることとなった。
- 強い承認欲求は、人生のコントロール感覚を奪い、身心の健康を損ねる。
- アドラー心理学でも、承認欲求は一切捨てるべきとしている
自己愛が未成熟で、他人と比較して傷つく
アスカは非常に傷つきやすい性格をしています。特にそのプライドの高さから、他人に負けたり、他人より劣ることが、心底許せない性格をしています。
アスカは、常に他人と比較をして不明不満を抱いています。
- 碇司令官から贔屓される綾波レイが気に入らない。
- 自分の時は助けないのに、同じ状況の時に綾波レイを助けるのが許せない贔屓だ(アルサミエル戦)。
- 碇シンジに勝てない自分が許せない。(シンクロ率、ゼルエル戦、アラエル戦)。
他人との比較の中でしか、自分の存在価値を見出すことができない状態を、自己愛性パーソナリティ障害といいます。
自己愛性パーソナリティ障害の特養は下記の点にまとめることができます。
- 自己愛が未成熟でありのままの自分を受け入れ愛することができていない
- その未成熟さの現れが「自己の誇大化」「他者からの評価に対する過敏さ」「共感性の薄さ」になる
アスカはまさに、ありのままの自分を受け入れることができていません。
シンジに敗北した自分、使徒に連敗した自分、醜態さらして綾波レイに助けられた自分。これひっくるめてありのままの自分として受け入れ、愛することができれば、アスカは異常なまでのシンクロ率低下を引き起こさなかったかもしれません。
自己愛の欠如と他人との比較癖は、親との死別のせい?
アムステルダム大学の実験においては、他人との比較することに価値を置く人間をナルシストと定義しています。
そしてこの他人と比較しない人間に育つにはどうしたらいいか下記のように述べています。
両親と教育者は、他者との比較で子供をほめるのではなく、純粋な愛情と賞賛を子供に向けるべきだ。そうすれば、両親や教師は、子供たちに「他人よりも良いか悪いか」ではなく、自分自身へちゃんと価値を置けるようになるだろう。
つまり、上述した通り、アスカは親との死別が原因となり、自己愛性パーソナリティ障害、アムステルダム大学の定義でいうナルシストに陥ってしまったのです。
アスカに必要!ありのままの自分を受け入れるセルフ・コンパッション
強い承認欲求をもち、自己愛性パーソナリティ障害に陥っているアスカに必要なのは、ありのままの自分を受け入れるセルフ・コンパッションです。
セルフ・コンパッションとは心理学界で注目される概念で、「俺はできる!」など根拠のない自信を磨くのではなく、ありのままの自分をよしとして受け入れ慈しむことをいいます。自分自身への思いやりの気持ちを育むのです。
アスカは、成果をだせない自分自身を嫌いになるのではなく、エヴァで成果を出せない自分自身を受け入れることから始めるべきなのです。そうすることでより冷静に現実と向き合うことができ、次のアクションに移っていくことが可能になるのです。
参考:自信を持ちたい!とか言う前に、まずは「セルフコンパッション」から鍛えるべし
新劇場版のアスカ(式波)は精神汚染されたどうなった?精神崩壊した?
アスカはバルディエルによって精神汚染された可能性が高い
バルディエル
アニメ版の時のトウジもショックだったが破のアスカもショックすぎる…#エヴァ#エヴァ破 pic.twitter.com/GVtIzSj4cr— シュヴァイン (@Schwein11130612) August 27, 2020
TVシリーズにおいてアスカの精神を汚染した第15使徒アラエルは、新劇場版では登場していません。
その替わり、新劇場版:破で、エヴァ3号機の搭乗実験に参加したアスカは、3号機搭乗直後に、バルディエルに3号機を乗っ取られてしまいました。
その後、ダミープラグで操られたエヴァ初号機によって、アスカを乗せたまま、エントリープラグをかみ砕かれてエヴァ3号機は活動停止しました。
エヴァ初号機がエントリープラグをかみ砕く際に、『ギャー』というアスカの悲鳴ともとれる叫び声が聞こえてにわかにアスカ死亡説が囁かれました。
しかし、アスカは死亡せず、一命自体は取り止めていました。
これまでも使徒がやられる際に人間の悲鳴のような音を出しており、またエントリープラグをかみ砕いたことで完全に3号機が活動停止していることからも、あの悲鳴は使徒の最後の断末魔だと考えた方が自然です。
その後、アスカは回収されたようですが、赤木リツコいわく『細胞組織の侵食跡は消えたものの』『使徒による精神汚染の可能性はも否定できない』『このまま隔離するしかないわね』と語り、救急カプセルのような装置の中で完全隔離されることとなりました。
伊吹マヤが心配そうに『まさか処置ってことはないですよね?』『貴重なサンプル体よありえないわ』と語り、それ以降は14年後が舞台である新劇場版:Qまで、アスカは登場しませんでした。
つまり、バルディエルのアスカへの精神汚染の影響は、現状は判明していない状況です。Qでアスカが眼帯をつけていたことに関係があるかもしれませんが、その点も現状はまだわかっていません。
アスカの精神汚染、死亡説、眼帯の秘密については下記で詳しく考察しているので併せてご覧ください!
新劇場版のアスカ(式波)は精神崩壊していない?
旧シリーズでは、完全に廃人のような姿になるまで追い込まれていたアスカですが、新劇場版ではそこまでの精神崩壊には至っていないと考えられます。
それは、旧シリーズの惣流と、新劇場版の式波のアスカでは、精神状態や思考にも若干の違いがあるためです。
新劇場版では、加持リョウジに対する好意が見られず、またアスカの母親が自殺したという悲しい過去の描写は一切ありませんでした。
アスカの加持リョウジに対する好意は、『大人になって早く認められたい』という深層心理の現れであり、アスカの承認欲求の強さの象徴のような言動でしたが、それがないのです。
また、アスカの承認欲求が強くなる大本の原因である、母親に全く振り向いてもらえなかったという過去も描かれていません。
こういった点もあり、式波は、惣流よりもやや精神的にも安定している可能性が高く、またエヴァ3号機の実験事故で隔離されたことで、プライドが傷つくような状況を回避でき、プライドのせいで廃人に陥るという事態は避けられたと考えられます。
『破』から『Q』の空白の14年の間に何が起こったのかが描かれれば答えはわかるでしょう・・・!
新劇場版の式波のアスカと、旧TVシリーズの惣流のアスカの違いを下記で分析しているので併せてご覧ください。
アスカの精神崩壊・まとめ
いかがでしたでしょうか?
自己承認欲求と他人との比較癖が強い人は、アスカのように精神崩壊を起こしやすいので気を付けましょう!
アスカにしても現状の性格は幼少期の体験に大きく影響を受けており、アスカの精神崩壊からは幼少期の親の愛情がいかに大切かがわかりますね。
心理学で最も信頼性が高いとされるビッグファイブ分析をベースに、あなたの性格に近いエヴァンゲリオンのキャラクターを診断します。1分以内で回答ができて信頼性が高い内容なので、是非受けて見てください!
▼下記からエヴァキャラ性格診断を受けてみる▼
下記の診断では、心理学的に恋愛相手として相性のいいエヴァのキャラを診断をします。あなたにぴったりの相手がわかるかも?特に、結婚相手として相性のいいキャラを診断するので是非受けて見てください!