本記事では、チェンソーマンに登場するレゼの能力や正体について解説していきます。
雨の日に、デンジが偶然出会ったカフェ店員のレゼ。
積極的なアプローチを仕掛けるレぜにデンジは、メロメロ状態でしたが、その正体とは・・?
レゼの初登場
以下では、レぜの初登場とデンジと馴れ初めについてまとめていきます。
雨の日に電話ボックスで偶然出会う
レぜの初登場は、第40話の「恋・花・チェンソー」。
前日にマキマとデートをして浮かれ気分で街を歩いていたデンジは、突然の雨に見舞われて、電話ボックスに避難しました。
そこに一人の少女が偶然入ってきて、「あなたの顔、死んだうちの犬に似ていて・・・」と話しかけてきたのがレゼでした。
華奢な体型に前髪にかかる黒髪。かわいい顔立ちで、デンジのくだらないギャグにも笑顔を見せる、天使のような女の子でした。
レぜは、デンジに、花をくれたお礼に自分のバイト先に来るようにと誘いました。(初対面からかなり積極的です・・・)
積極的なレゼにデンジの心が揺れる
デンジは、最初は特にレゼに対しては特別な好意を持っていないようでした。直前にマキマとデートしていたこともあり、デンジの心はマキマで一杯でした。(いつもそうかもしれませんが・・・)
バイト先のカフェに来たデンジに対し、レぜは、デンジの隣に座り、ボディタッチはもちろん、「デンジくんみたいな面白い人はじめて」などと、デンジを誉めるなど、かなり積極的な態度でデンジへの好意をアピールしてきました。
デンジは、好意を見せられるとどうしてもその人が気になってしまう性分であるようで、ものの数分でレぜのことを好きになってしまいそうでした。
デンジは、かなり悲惨な過去を過ごしてきたこともあり、人から優しさや好意を向けられた経験がほとんどありませんでした。
初対面で抱き締めたり、ご飯を奢ってくれたり、自分に好意のあるような発言をしてきたマキマをデンジが好きになってしまったように、デンジは好意を見せられるすぐにその人を好きになってしまう傾向が強いようです。
ちなみに、人間には「好意の返報性」という心理があり、好意を向けられるとその好意を返したくなるという心理があります。他人に親切にされると、その人にも親切にしたくなりますよね。太古の昔、集団生活によって過酷な環境を生き延びてきた人類にとって、周囲の人間と良好な関係を築くことは生存において必須条件でした。好意の返報性という心理も人類の生存の過程において遺伝子に刻まれた特性なのです。
デンジの場合は、過去の悲惨さからその好意の返報性の傾向が強く、加えて、女性に対する免疫がなく、また思春期真っ盛りで、女性に対して興味津々というのも多分にあったでしょう。
マキマ一筋に見えたデンジは、突然のレぜの登場に大きく心を揺さぶられてしまいました。
マキマは憧れの歳上のお姉さんといった感じでしたが、レぜは、ノリの合う同級生の女の子といった感じで、周りに歳上ばかりがいる環境のデンジには新鮮なタイプだったでしょう。
しかし、初対面からかなり積極的なレゼには何か裏があるのでないかと感じずにはいられませんでしたね・・・チェンソーマンという漫画においてデンジがそうそう安易幸せになれるわけはないのですから・・・
カフェで話のなりゆきから、夜の学校を探検することになったレゼとデンジ。
手を繋ぎながら、深夜の学校を探検し、教室で授業ごっとに興じたり、深夜のプールに忍び込んで一緒に泳いだりしました。
出会ったばかりの気になる女の子と、深夜の学校デートなんて、デンジでなくともドキドキでしょう。しかも一緒にプールまで・・・
デンジの心はマキマを想っているものの、男としての本能には抗えないようでした・・・
レぜの積極的なアプローチによって、デンジのレゼに対する好意は、マキマと同列になっていようでした。
しかし、このままデンジに恋人ができてハッピーエンド!・・・・ということにはなりませんでした。
トイレにいったレぜは、その正体を徐々に明らかにしていきました・・・
レゼの正体と能力
以下では、レぜの正体や目的、能力について解説していきます。
爆弾の悪魔「ボム」
レゼの正体は、おそらく爆弾の悪魔と思われる「ボム」でした。
デンジにアプローチを仕掛けてきたのは、チェンソーマンの悪魔であるデンジの心臓を奪うためでした。
首のピンを抜くことで、レぜは、ボムに変身することができます。
触れものを爆破するだけではなく、指パッチンをすることで離れた距離の相手も爆破することができます。
また、自分の体の一部を切り離して爆弾にすることができるので、肉体にダメージを追っても、それを武器に変えることができる厄介さです。
また、足を巨大なミサイルのような形に変形させることができ、上空からデンジを踵落としのような形で爆撃して、木っ端微塵にしていました。
また、デンジを追って、対魔2課の訓練施設に乗り込んだボムは、公安のデビルハンター2課の面々を軽々と全員倒す強さを見せつけるなど、直近の強敵サムライソードをはるかに凌ぐ強さでした。
レぜの最後
圧倒的な強さで、デンジやビーム、早川アキを圧倒したレゼ。
単体性能では完全にデンジを上回っていましたが、デンジがチェーンを使って自分もろとも海に沈むという、道連れ技で敗北しました。
さすがのボムも海水で湿気ってしまっては能力を発揮できないようでした。戦闘における機転の良さはデンジの大きな強みですね・・・
そのまま海に沈めることもできましたが、デンジはレゼを助けました。レゼと二人で過ごした楽しい時間を忘れられなかったようです。
デンジの前から去ろうとするレゼに対して、デンジは「一緒に逃げないか」と誘いました。
デンジは、レゼのことがまだ好きで、公安の仕事も、マキマも、すべて投げ出して、レゼとの愛の逃避行を選択したのです。
あれだけボロボロにされて、しかもレゼが見せた好意の全てが演技であり、嘘だったとしっても、デンジはレゼを選んだのです。
去っていくレゼに対して、デンジは「昼にカフェで待つ」と告げました。
レゼは、デンジに一緒に逃げないかと誘われた時は素っ気ない態度をとっていましたが、デンジと約束したカフェに向かう描写が描かれていました。
しかし、二人が愛の逃避行を決め込むことはありませんでした。レゼは道中、マキマによって処理されてしまったのです。
レぜの過去
レぜは、早川アキと岸辺の会話の中でできた、ソ連が国家に尽くすため戦士として作った子供の一人と考えられます。実験体の一人ということで、モルモットと呼ばれていました。
レぜが作中の描写でロシア語を話していたことからも間違いないでしょう。
レゼは、子供の頃から戦士として育てられた、悲しき運命を背負った少女だったといえます。
心の奥底でレゼは、本当は戦士としての人生なんて歩みたくなかったのかもしれません。
だからこそ、最後にはデンジとの約束のカフェに向かったのでしょう。
レゼは第三のヒロイン
互いに悲惨な過去を背負った、デンジとレゼが全てを投げ出して愛の逃避行をする。
そんなハッピーエンドも見てみたかったですが、マキマがそれを許しませんでしたね・・・
レぜは、マキマ、パワーちゃんに次ぐ、第三のヒロインといっても過言ではない、かわいい魅力と影を背負った少女でした。
レゼが登場するストーリーはまだアニメ化されていませんが、アニメの描写次第では、マキマやパワーをも凌ぐ大人気キャラになってもおかしくはありませんね・・・!
また、レゼ編は、デンジとの関係やボムとの迫力ある戦闘など、見どころの多いストーリーなので、是非映画化して、劇場で見てみたいですね。
鬼滅の刃、呪術廻戦、スパイファミリーなど、最近のジャンプ漫画は、アニメ1期のあとに映画を挟むパターンが続いているので、その流れに是非ともチェンソーマンも乗って欲しいところです。