呪術廻戦133話「渋谷事変50」のネタバレ・考察やっていきます!
前回132話でついに、虎杖vs真人との戦いに決着がつきました。
力を失い逃げ惑う真人の目の前に現れたのが夏油傑でした。
『助けてあげよう真人』と語る夏油傑ですが、本当に真人は助かるのでしょうか・・・
前回132話のネタバレは下記からご覧ください!
目次
呪術廻戦133話のネタバレ
場面は真人戦の少し前に遡る
【23:09】東京メトロ渋谷駅に到着した東堂と新田
真人戦の少し前、東堂と新田が渋谷に到着したあたりの渋谷駅構内。
東堂は、すでに五条悟を封印した獄門疆(ごくもんきょう)は夏油らの手によって持ち去られたことを悟ります。
そして東堂は『五条悟を取り戻す戦いから』『味方を救い』『できうる限りの敵戦力を削ぐ戦いへと今!!目的が変わったんだ』と新田に語りました。
【23:28】渋谷ストリーム前のパンダと日下部
さらに場面は変わり、瓦礫の山から日下部を探そうとするパンダ。
日下部は暴走した両面宿儺が渋谷の街を破壊する現場に居合わせていました。
パンダに発見された日下部は、『五条が消えて今後虎杖にどんな処分が下ろうと』『俺が虎杖側につくことはない』『俺は虎杖悠仁の死刑に賛成』と語りました。
現地時間【22:36】マレーシア・KLの冥冥(めいめい)と憂憂(ういうい)
さらに場面は変わり、マレーシアのクアラルンプール。
冥冥(めいめい)と弟憂憂(ういうい)の姿がありました。
渋谷事変で最後に冥冥(めいめい)の姿が描かれたのは、夏油傑と対峙した時でした。
冥冥(めいめい)がその渋谷から一気にマレーシアまで移動したのは、憂憂(ういうい)の術式によるものでした。
冥冥(めいめい)は電話(相手は不明)で「殺されそうになったんでね」と語っていることから、夏油には勝てないと見込んで瞬間移動したのでしょう。
さらに、『日本の東京の不動産は全て売り払ったほうがいいよ』『私はもう円も替えた』と語っていました。
【23:28】渋谷駅 B3Fの脹相(ちょうそう)
頭上注意と書かれた狭い溝に体育座りで座り込む脹相(ちょうそう)。顔には涙を流した後ががあり、さらに脹相(ちょうそう)に『どったの兄ちゃん具合悪い?』と語りかける虎杖のイメージ。
脹相(ちょうそう)は、虎杖との存在するはずのない記憶をみて混乱しており、『虎杖悠仁オマエは何者だ』『俺は何だ?』と意味深な表情でつぶやきました。
夏油vs虎杖!?
場面は戻り、真人を助けようとする夏油。
夏油の存在に気づいた虎杖は『五条先生を返せ』と夏油に迫ります。
夏油は、江戸中期に地震を起こす怪異として語られていた『大鯰(おおなまず)』の呪霊操術を使用。虎杖の足元に巨大な大穴が空きました。
まっすぐで夏油に向かっていた虎杖が背中から倒れました。穴が空いていたのは幻覚で、穴に落ちるようにして地面に打ち付けられたのです。
『呪霊操術の強みは手数の多さだ』『準一級以上の呪霊を複数使役し術式を解明・攻略されようとまた新しい呪霊を放てばいい』と語る夏油。
さらに複数のムカデが束になったようなものが虎杖に絡みつき、抵抗しようとする虎杖でしたが、先ほどと同じ大穴が再び空き、虎杖はムカデの大群に飲み込まれました。
『去年の百鬼夜行、新宿と京都に戦力を分散させなければ、勝っていたのは乙骨ではなく彼だったろう』と、去年、夏油が体を乗っ取られる前に戦い敗れた乙骨との戦いについて語りました。
ムカデが引くと、虎杖は全身が傷だらけでボロボロの状態になっていました。
満身創痍になっても虎杖は『返せ』と夏油に向かっていきます。
『我ながら流石と言うべきか』『宿儺の器タフだね』と余裕で語りかける夏油。
不意に、夏油に襲いかかるようなモーションを見せた真人を、夏油が躱します。
すると、真人は『知ってたさだって俺は』『人間(オマエら)から生まれたんだから』という言葉を残し、夏油によって黒い球体のようなものに変えられてしまいました。
そして夏油は虎杖に『続けようか』『これからの世界の話を』と意味深に語り、133話終了です!
続き134話のネタバレ考察は下記をご覧ください!
呪術廻戦133話の感想・考察
渋谷事変後の世界は大きく変わることが予想される内容でした。133話には今後の伏線になりそうな内容がてんこ盛りだったのでその点について考察していきます。
五条悟の救出は失敗
獄門疆(ごくもんきょう)に封じめられた五条悟。封印直後は獄門疆(ごくもんきょう)が五条悟という情報を処理しきれず、獄門疆(ごくもんきょう)を動かせずにいました。
しかし、東堂と新田が到着した時には、すでに獄門疆(ごくもんきょう)がなくなっていたことから、すでに獄門疆(ごくもんきょう)が五条悟という存在の情報を完全に処理しきり、移動できるまでに至ったのでしょう。
五条悟が封印された獄門疆(ごくもんきょう)はおそらく、現在は、夏油傑の手にあると思われます。
五条不在で日本がヤバイ
七海が五条悟が封印されたことを聞いた際に、『終わりですこの国の人間全て』と語っていたのが印象的でしたが、五条悟の不在で、日本が非常にまずい自体になるのは間違いなさそうです。
それは冥冥(めいめい)が、日本の株や不動産はすぐに売った方がいいと話していることからも明らかです。
五条悟がいることで、鳴りを潜めている『呪詛師・呪霊』が存在していることは以前から語られており、そういった呪詛師や呪霊が表舞台に出てくるでしょう。
五条悟は規格外・次元が違う最強です。五条悟であれば抑えられていた、呪詛師・呪霊も、虎杖や伏黒たちだけではどうすることもできないかもしれません。
(伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)を蘇らせた・オガみばぁや粟坂二良などすでに出てきていますよね・・・)
特急呪霊の漏瑚(じょうご)はそのいい例で、五条悟が余裕で倒していたましたが、渋谷事変では、禪院直昆人、七海、真希の3人を瞬殺していました。
虎杖は処刑される?
虎杖はそもそも秘匿死刑にされそうなところを、処刑にするのは宿儺の指全部食べてからと五条悟が話をつけて、死刑を免れたという経緯がありました。
呪術高専の上層部をも黙らせることができる五条悟の後ろ盾があってこそ、宿儺の器という危険性をはらむ虎杖は生きながらえていることができるのです。
今回の、渋谷事変で、暴走した両面宿儺が民間人を含めて多くの犠牲者をだしました。
日下部も虎杖の死刑に賛成と語っていたように、これで虎杖処刑への機運が一気に高まる可能性がでてきました。
後ろ盾である五条悟が不在の状態では、虎杖を守り切るのは非常に難しいと考えられます。
ただ、虎杖と同期の伏黒・釘崎、虎杖をブラザーとする東堂葵が、虎杖の処刑を黙って見ているとは考えにくいので、呪術高専内部でも虎杖処刑派と反対派で対立が明確化するかもしれません。
虎杖は夏油派に引き込まれる?
夏油傑が、渋谷事変の前、呪霊と人間の戦争で、呪霊側が勝つには二つの条件が必要と語っていました。
それが下記の二つです。
- ①五条悟を戦闘不能にする
- ②両面宿儺・虎杖悠仁を仲間に引き込む
①の五条悟を戦闘不能にするについては、獄門疆(ごくもんきょう)で封印したことで成功したといえます。
あとは、「②両面宿儺・虎杖悠仁を仲間に引き込む」については、おそらく、夏油が虎杖を呪霊側に引き込もうとすると思われます。
虎杖を自陣に引き込む方法の方向性としては下記の二つの方向性が考えられます。
- ①言葉巧みに虎杖を洗脳・説得して引き込む
- ②何らかの呪術で洗脳して虎杖の意思とは関係なしに引き込む
①に関しては、虎杖は真人との戦闘の中で『呪いを全て殺し続ける』ことが自分の存在意義だと強く自覚するに至っており、現在の虎杖を呪霊側に引き込むのは相当難しいように思えます。
虎杖の考え方にパラダイムシフトを起こして、呪霊側につくことこそが正義と思わせるような驚愕の事実を、夏油が出せれば可能性はありますが、可能性としては低そうです
ただ、夏油は『呪霊のくせに』などと、呪霊を見くだしている節があり、呪霊側に引き込むというよりも、夏油のパートナー的な立ち位置で、この世界の変革に協力させようとするのなら可能性はありそうです。
可能性として高そうなのは、「②何らかの呪術で洗脳して虎杖の意思とは関係なしに引き込む」です。
夏油傑の体を奪って操っていることからも、虎杖の体を乗っ取ったり、洗脳することも何らかの術式を駆使すれば不可能ではないでしょう。
ただ、虎杖の中には、両面宿儺がいるので、両面宿儺の干渉を避ける必要があり、そこをクリアする必要はありそうです・・・
現状、冥冥(めいめい)も夏油傑との戦闘から逃走しており、現状、夏油傑を止められる術師はおらず、現場には手負いの東堂がいるのみです。
一旦、このまま夏油傑によって戦闘不能にされて、そのまま連れ去られる可能性が高いように思えます。
ただ、まだ姿を見せていない乙骨あたりが、虎杖を助けに参上する可能性もありそうです。個人的にはこの展開が胸熱です・・・笑
夏油傑の正体は加茂憲倫?
133話で、夏油の攻撃を受けてボロボロになって向かってくる虎杖に対して、夏油は『我ながら流石と言うべきか』『宿儺の器タフだね』と語っていまいた。
このときの『我ながら』という言葉には、まるで夏油傑が宿儺の器(虎杖悠仁)を作り出した本人であるかのような語りに聞こえます。
ここで浮上するのが、虎杖悠仁は宿儺の器となるべくして作られた存在という説です。
夏油傑は最強の五条悟を封印し、呪いの王・両面宿儺の器を作り出して宿儺を復活させ、世界の変革を実行しようとしているのではないでしょうか。
https://animentalism.com/jujutsu-sukuna-analysis/
そして、そんな両面宿儺の器として人間に近い存在を作り出せるのが、加茂憲倫がかつて作りだした呪胎九相図(じゅたいくそうず)です。
加茂憲倫は明治時代に史上最悪の呪術師として名を馳せた呪術師で、御三家の汚点とされています。
呪胎九相図(じゅたいくそうず)とは、呪霊の子を孕む特異体質の女性に9度の懐妊と9度の堕胎を行わせて、加茂憲倫が作りだした特急呪物です。
その形は、試験管に入った胎児のような形をしており、これを人間が摂取することで受肉する。呪術高専から盗まれた呪胎九相図(じゅたいくそうず)の1番が脹相、2番が壊相、3番が血塗です。
夏油傑の『我ながら』という言葉から導きだされるのは、宿儺の器(虎杖悠仁)は、加茂憲倫が作り出した呪胎九相図(じゅたいくそうず)の一体であり、そして夏油傑の中身は加茂憲倫本人ではないかという可能性です。
虎杖悠仁の両親がいまだ不明なこと、脹相が虎杖を兄弟という記憶を持っている点も、この説を裏付ける根拠のようにも思えます。
(東堂にも存在しない虎杖との記憶がありましたが、あくまで友人同志であり、兄弟という関係は脹相のみです。)
脹相と壊相、血塗が強い兄弟の絆で結ばれていたように、呪胎九相図(じゅたいくそうず)どうしは強い兄弟の絆が芽生えるようです。だからこそ、脹相に虎杖と兄弟であるかのような記憶が生じたのではないでしょうか。
夏油傑の脳味噌がパカっと開いて脳味噌に口がついていたことから、脳味噌を入れ替えるか脳味噌に術式を刻むことで肉体を乗っ取り、加茂憲倫は明治時代からずっと生きながらえてきたと考えられます。
加茂憲倫が夏油傑の中身かどうかは134話以降で明らかになると思いますが、史上最悪の呪術師・加茂憲倫、呪胎九相図(じゅたいくそうず)は今後の呪術廻戦のストーリーに大きく絡んでくることは間違いなさそうです。