新世紀エヴァンゲリオンの完璧美少女、惣流・アスカ・ラングレー(新劇場版では式波・アスカ・ラングレー)。
勝気で天才美少女のアスカがなぜ、内気で平凡な碇シンジをなぜ好きになったのか、皆さん不思議に思ったことはありませんか?
実は、心理学的にシンジを好きなってもおかしくない多くのシチュエーションがありました。
今回は、エヴァの作中のシーンからアスカがシンジにを好きになった理由を、恋愛心理学の観点から考察をしていきます!
アスカとシンジの関係とは?
まずは、アスカとシンジの関係についておさらいです!
勝気でプライドの高い!惣流・アスカ・ラングレー
アメリカ生まれの帰国子女で、エヴァンゲリオンの二人目の適格者でセカンドチルドレン。
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
エリートとして幼少期から英才教育を受けており、14歳で大学を飛び級で卒業。英語、ドイツ語と語学堪能で、シンジがわからないと頭を悩ませていた数学の問題をすらすら解いてしまうなど、優秀な頭脳の持ち主。しかも美少女。胸も結構大きい(笑)
レッドカラーが特徴的なエヴァ二号機を操り、操縦するアスカのプラグスーツもレッドカラーで、赤色はアスカのイメージカラーにもなっています。
実は、この赤色は男性を引き付ける効果を持っておりアスカが男性ファンを引き付ける一つの理由にもなっています。
性格は、非常に勝気でプライドが高い性格をしています。
それゆえに、パイロットであり、シンジに特別な思いを寄せる綾波レイには、強い敵対心を見せています。
しかし、勝気で負けず嫌いな反面、内面は非常に脆い一面を持ち合わせています。
その背景には、幼少期、母親がエヴァの実験事故で精神を病み、首つり自殺をしたという過去がありました。
それゆえに、深層心理では自分の存在に自信が持てていないのです・・・だからこそエヴァで活躍することで存在価値を示そうとするのです。
また、上述のような内面の脆さゆえに、シンジにシンクロ率で追い抜かされたり、使途との戦いで敗れるなど、自らの存在を否定されるような出来事が重なり、最終的には精神崩壊するまでに至りました。
アスカがメンタル崩壊を起こした理由については下記をご覧ください。

下記記事では、アスカの性格を心理学的に深堀しているので併せてご覧ください・・・!

新劇場版:Qでアスカを『姫』と呼び、いいコンビネーションを見せた真希波・マリ・イラストリアスの魅力を下記で分析しているので併せてご覧ください!

内気で引っ込み思案!碇シンジ
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
新世紀エヴァンゲリオンの主人公。エヴァンゲリオン初号機のパイロットで、サードチルドレン。
父親は特務機関NERVの司令官で碇ゲンドウ。母親の碇ユイをエヴァの実験で亡くしている。幼少期に母親を失ったことで家族の絆や愛情を知らず、内向的で引っ込み思案な性格。
住まいは葛城ミサトの家で、アスカと同居しています。家事を一切しないミサトの代わりに、家事のほとんどを担当するなど家庭的な一面を見せています。

アスカがエヴァに乗ることに喜びを感じているのに対し、碇シンジはエヴァに乗ることに対して恐怖や躊躇いを強く感じています。
それでもエヴァンゲリオンに乗るのは、父親の碇ゲンドウに認められたいからという理由からです。
どんなに怖くても「逃げちゃだめだ」と自分に言い聞かせて、エヴァに乗る様子は、喜び勇んでエヴァに乗るアスカとは正反対です。
そんなシンジの魅力を下記記事で分析しているので併せてご覧ください!

アスカはシンジのことが好き?
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
実はTV放映版では、アスカがシンジのことを好きであるという明確な描写はないのです。このアスカがシンジを好きであるという設定は、TV放映終了後の後付けの設定なのです。(設定上は・・・)
このアスカがシンジを好きという設定について、アスカの声優の宮村優子さんは下記のように述べています。
TV版ではアスカはシンジに対し恋愛感情なんか出していなかったのに、そのあとの映画やゲームなどでアスカはシンジが好きという設定になってて違和感を覚える。
そんな後付け設定された、アスカのシンジに対する好意ですが、実際に作中でどのような形で、シンジへの好意が表現されているか、下記で紹介をしていきます。
シンジの息が切れるほどキスする
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
第15話「嘘と沈黙」でアスカは遊びと称してシンジにキスをするシーンがあります。
アスカは、キスをしたあとすぐに洗面所に駆け込み「やっぱ暇つぶしにやるもんじゃないわ」と言って、わざとらしくうがいをしています。
このシーンに対して、アスカの声優の宮村優子さんがラジオ番組にて下記のように語っていたそうです。
『退屈しのぎとは言っているけれど、実際はシンジと本気でしたかったキス』
夫婦喧嘩と茶化される
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
第17話で、アスカがお弁当を作り忘れたシンジに詰め寄って怒っている時に、トウジに「何や?また夫婦喧嘩かいな?」と茶化されて周囲に笑われるシーンがあります。
この際、アスカとシンジ二人して、顔を真っ赤して「違う!」と否定します!この「違う!」もタイミングピッタリでシンクロしていてまさに夫婦です。(笑)
シンジのために料理をする
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
こちらは新劇場版:破における描写。
TV放送版と新劇場版でアスカは、惣流から式波に名前が変わるだけではなく、その行動も異なっており、よりシンジへの好意や独占欲を見せています。
アスカだけではなく、レイにも弁当を渡すシンジに露骨にやきもちを見せたり、手料理をふるまう予定の綾波レイに対抗して、下記のようなセリフをつぶやきながら、シンジ好みの手料理をするなどの超デレシーンを見せています。
「うーん……バカシンジだともう少し薄味のほうがいいのかな……」引用:(C)カラー/EVA製作委員会
綾波への苛立ち
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
こちらも「新劇場版:破」より、アスカと綾波レイのNERV本部内での会話で、綾波レイがシンジに対して特別な感情を持っていることを察したアスカは、綾波レイに対して、シンジのことをどう思っているかを問いただします。
そんなアスカに対して綾波レイは、「シンジと一緒にいるとポカポカするし、シンジにもポカポカして欲しい」とつぶやきます。
アスカは、綾波レイの前では「….分かった」といってエレベータを出るが、その後感情を抑えられずに下記のセリフを吐きます。
「ホンット、つくづくウルトラバカねっ!それって、好きってことじゃん!」引用:(C)カラー/EVA製作委員会
綾波レイが恋敵であることが明確にわかり、感情が大きく揺さぶられるアスカが何とも可愛いです(笑)
あんたのすべてを私のものにしたい発言
旧劇場版における人類補完計画によって、シンジとの一体化が進む中、下記のようなアスカの心の言葉が発せられます。
『あんたが全部私のものにならないなら私何もいらない。』引用:(C)カラー/EVA製作委員会
アスカのシンジに対する強い独占欲が顕れている言葉です。
・アスカがシンジを好きという設定はTV放映版終了後の後付けに近い
・TV放映時から行為をうかがわせるシーンは多く、新劇場版ではより好意や独占欲が明確に
・キスをする、料理を作る、綾波レイへの嫉妬、独占発言など好意を表す描写は多い
シンジはアスカのことをどう想っている?
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
シンジはアスカを異性として意識をしているものの、あくまで思春期の男子としての女性への興味に留まり、アスカでなければならないというほどではない模様・・・
(病院で半裸で寝るアスカの横で自慰行為をして、自己嫌悪に陥るなどの黒歴史を残しています。)
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
それゆえに、アスカに対する態度は曖昧なものとなり、元々の引っ込み思案も相まってアスカを苛立たせる。
旧劇場版では、シンジが自らにとって都合の良い逃避先として、消去法でアスカを求めてきたときは拒絶をしています。
そん絶妙な関係のシンジとアスカですが、旧劇場版のラストでは人類補完計画でシンジと一つになることを拒絶したアスカだけが唯一の他人として世界に残りました。
そして、シンジとアスカ、二人だけの世界でまさに「アダムとイブ」といってもいい存在になるのです。
・シンジのアスカへの好意は特別なものではなく、アスカが好きとは言い難い
・ただ、引っ込み思案のシンジにとってアスカは気の許せる数少ない相手
・性的な対象としてはガッツリ見ており、病院で半裸で寝るアスカを見てここぞとばっかりに自慰行為をしている・・・
恋愛心理学で解説!アスカがジンジを好きになる理由
アスカはシンジに一目ぼれしたわけではないと思います。シンジと共に過ごす中で徐々に、惹かれていったと考えられます。
その中で、徐々に好意が強まるような心理効果が環境によって作用していきました、以下でその心理効果を解説していきます。現実世界でも活用できる恋愛心理学の中でぜひ参考にしてください。
理由①:同居による接触回数の増加
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
心理学では単純接触の原理がというのがあります。ポーランド生まれのアメリカの社会心理学者ザイアンスが名付けた心理効果で「ザイオン効果」とも呼ばれています。
例えば毎日、同じ電車に乗り合わせる人がいると、その人がいない日は「体調でも悪いのかな?」などと気になったりする現象をします。
つまり、人間は、接触回数が多くなるほどその人に対して好意を抱きやすくなるのです。
また、アメリカの心理学者カーンの実験では、男性被験者と向かい合わせにし、女性Aは50㎝の距離、女性Bは2m離れた椅子に座らせ、話し合いをさせた結果、
より近い距離で話をした女性Aに対して高い好感度を示す結果となりました。
アスカとシンジは、葛城ミサトの家で同居をしています。
さらに学校のクラスも一緒、またNERVでも一緒と常に行動を共にしていると言っても過言ではありません。
さらに、第10話では寝ぼけたアスカがシンジのすぐ隣に寝始めて、あと数センチでキスしてしまうほどの距離感でした。(15話では実際に、遊びと称してキスをするまでの仲に・・・)
さらに単純接触により好意が高まれば、自己開示が少しづつ行われるようになります。
自己開示によって、個人情報を開示すればするほど、他者からの好感度がアップすることが心理学的な実験によってわかっていま>す自己開示の返報性の法則」が働き、相手も自己開示をしてくるようになります。これにより互いに好感度を高めることができます。
アスカとシンジは、互いに「自分たちが何のためにエヴァ」に乗るかや、家族関係の話など、深い会話を徐々にするようになっています。こういった自己開示は好感度を高める効果があるのです。
・接触回数が多いほど好意は大きくなる(単純接触の原理)
・好意が増すと自己開示が行われ、自己開示は好感度を高める
・アスカとシンジは同居して寝食を共にするなど接触回数は圧倒的
・エヴァに乗る理由、家族関係の話など自己開示は進んでいた
理由②:ユニゾン作戦によるミラーリング効果
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
人間には、相手に好意を持っていると、無意識のうちに相手のしぐさや話し方など真似してしまうという潜在心理があります。
これを心理学では、ミラーリング効果やシンクロニー現象といいます。
ミラーリング効果は、嫌いな人とはどんなに長い時間一緒にいても、こうした動作の一致は起こらないそうです。
つまり、ミラーリング効果が発生するのは好意がある証拠とも言っていいのです。
これは営業でも効果があり、取引先の動作を自然にまねることは相手との距離を縮める効果があるのです。
第九話 「瞬間、心、重ねて」では、二体に分裂した使途と戦うために、アスカとシンジがシンクロして戦う必要がありました。
シンジとアスカは、曲に合わせた攻撃パターンを覚えるために、シンクロした動きを何度も行います。
服もペアルック、歯磨きにおけるブラッシング、うがいのタイミングも同じ、一つのイヤホンを二人で片耳つづ共有して聞くなど、徹底しています。
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
これだけの動作をシンクロして行うことは、かなりのミラーリング効果が働いていえます。
これはアスカ登場初期の出来事であり、ある意味シンジとの距離を縮める良い作戦であったといえます。
・ミラーリング効果・・・行為やしぐさを真似たり、真似されると好意が増す
・第9話のユニゾン作戦におけるシンクロ行動は、ミラーリング効果が高い
・アスカそシンジが同居をし始めたタイミングでのこのシンクロ行動は、アスカとシンジとの距離を縮めるのに大きな役割を果たしたといえる。
理由③:共通点を持つ類似性
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
人間には自分と類似する人間に好意を持つ心理があります。
アメリカの心理学者ニューカムが学生寮に入った学生に対する実験では、住み始めの頃は、隣同士など、近い部屋の学生同士が親しくなりましたが、しだいに考え方の似ているもの同士が親しくなっていくという結果が出たそうです。
また、アメリカを代表する社会心理学者ロバート・B・チヤルディー二氏は著書『影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか(誠信書房,2014)』で類似性について下記のように述べています。
私たちは自分に似ている人を好みます。この事実は、意見や性格特性、経歴、ライフスタイルなど、どのような領域の類似性においても当てはまるようです。・・・わずかな類似性でさえ他者に対する望ましい反応を作り出す効果があり見せかけの類似性は簡単にでっちあげられるのですから・・・
引用:ロバート・B・チヤルディー二『影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか』(誠信書房,2014,p280-282)
アスカとシンジには多くの共通点があります。以下に列挙してみます。
- 年齢(14歳)
- 身長(157cm)
- 血液型(A型)
- 選ばれし適格者のエヴァパイロット
- 住居(葛城ミサトの家)
- 幼少期に母親を失っている
- 家族の愛情を知らない
性格的な部分では正反対ですが、身体的特徴から生い立ちには近いものがあります。一番大きいのは、幼少期の境遇とエヴァパイロットであるという点でしょう。
幼少期については互いに認知しているかは微妙ですが、かなり特殊な立場あであるエヴァパイロットであるという共通点は強烈なシンパシーを感じてもおかしくはありません。
©カラー/EVA製作委員会
・人は類似性が高いほど好意が増しやすい
・アスカとシンジには、身体的特徴から幼少期の暗い過去など共通点が多い
理由④:危険や困難を共にすることで生まれる心理
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
使途との戦いは命がけの戦いです。常に死と隣り合わせです。
そういった状況を共にすることで生まれるのが「吊り橋効果」と呼ばれる心理です。
吊り橋効果とは、カナダの心理学者のダットンとアロンによって提唱された心理効果で、ドキドキすると人は恋に落ちやすいというものです。
グラグラする揺れる吊り橋を渡った恐怖によるドキドキが、女性に魅力を感じたためのドキドキだと思い込んでしまうのです。
なので、お化け屋敷は恋に落ちやすい場所といえます。付き合う前のデートやマンネリしたカップルは、お化け屋敷に行くかホラー映画を鑑賞するのは一つの手かもしれません。
また、人間には、助けた相手を好きになるという心理があるとされています。
これは心理学でいう「認知不協和」という効果が働いており、助ける理由がない時に「助けた=この人が好き」という整合性をとる心理が働くのです。
・吊り橋効果・・・恐怖によるドキドキと恋愛によるドキドキを勘違いして恋に落ちやすくなる
・認知的不協和・・・矛盾したものの整合性をとるために、因果関係をでっちあげる
・命がけの使途との戦いでは、吊り橋効果は発生しやすい。
・使途との戦いで、シンジやアスカは助け合っている。時には命を懸けて助ける必要があり、それだけの行為を行うことの合理性の説明として、その対象が好きであると認識しやすくなると考えられる。
理由⑤:シンジはやっぱり魅力的な男!?
やっぱりシンジ自体にも魅力がなければ、アスカがシンジに惹かれることもないでしょう。
シンジはかわいい系のイケメン
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
裏設定で碇シンジは実はイケメンという設定があります。体育の授業中に、水着の女子から黄色い声援を浴びている場面があります。
女性も当然はイケメンが好きなのは言うまでもないでしょう・・・シンジが不細工であれば、あのプライドの高いアスカがキスをするなんてことはまずあり得ないはず・・・
また、心理学の研究で「可愛い系」の男子が好きな女性は、内心は自分に自信がないタイプの女性が多いと言われています。
ゴツゴツした男らしい男は浮気の危険性があるため、自分に自信のない女性はかわいらしい男性を選ぶ傾向にあるのとこと。
アスカは上述の通り、表面上は負けず嫌いで勝気ではありますが、実際は過去に親の愛情を得られなかったことが原因となって、自分の存在に自信が持てず、それゆえに周囲からの承認を求めるなどメンタル的に不安定です。(元々、自分に自信のあるタイプの人間は周囲からの承認を求めたりはしません・・)
シンジは優しく共感性が高い性格
©カラー/EVA製作委員会
シンジは決して強い男ではありませんが、思いやりがあり優しい心の持ち主です。
例えば、新劇場版でアスカが乗ったエヴァ3号機が使途に侵食されて乗っ取られた際、司令官の碇ゲンドウは『相手は使途だ』といって攻撃を命じますが、シンジはアスカが乗っているんだと攻撃を拒否します。
『お前が殺されるぞ』と碇ゲンドウが言っても、『人を殺すくらいなら自分が死んだ方がましだよ』といって決して攻撃をしませんでした。
©カラー/EVA製作委員会
自分の命よりも他人の命を優先するというのは中々できることではありません。
このエヴァ3号機との戦闘にはシンジの優しさがよく表れています。
そのほかにも、ミサトの家で料理など家事全般を担当したり、アサカのために弁当を作ってあげたり、いつもお昼を食べていない綾波レイにも気を遣ってお弁当を渡したりといったところからも優しさがにじみでています。
こういった優しい男はモテるということが心理学的にわかっています。
スイス・スイス・チューリッヒ大学の論文で、最もモテる性格を調査してランキングづけしたところ『親切さ・共感力』が1位で最もモテる性格に選ばれたのです。
進化心理学の研究では、優しい男性を女性が求めるのは、その優しさを子育てに向けてくることを本能的に期待するからと言われています。
シンジだったら碇ゲンドウとは違い、子育てにも積極的に参加してくれそうですよね・・・!
シンジの親切心があって他人に共感ができる性格はモテるのです。アスカもこういったシンジの優しさに惹かれている可能性が高いのです・・!
シンジのかわいい魅力を下記記事で分析しているので併せてご覧ください・・!

・碇シンジは設定上はイケメンの設定で、ゴツゴツした男というより、可愛い系のイケメン。
・心理学の研究で、自分に自信のない女性ほど、可愛い系の男を選ぶ傾向がある。
・優しく共感性のあるシンジの性格は心理学的にモテる
シンジへの想いが垣間見える!アスカの名言
シンジへのあふれる好意が垣間見える、アスカのかわいい明言を紹介していきます。
見て!見て!シンジー!
第10話で、無邪気にプールで泳法を披露する際にシンジに呼びかけるアスカです。これは好きな男に見せる態度といっても過言ではありません。
バカ、無理しちゃって
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
同じく第10話のマグマダイバーで、マグマ内に投下したエヴァンゲリオン弐号機の命綱が切れた瞬間に、ギリギリのところをシンジが初号機で助けた瞬間に、安堵とともに漏れた名言です。
これは、吊り橋効果が働いて、シンジのことが好きになってもおかしくない状況ですし、ことの時のアスカの物言いはいつもの攻撃な言い方ではなく、特別なものを感じさせる言い方でした。
ホンット、つくづくウルトラバカねっ!それって、好きってことじゃん!
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
上記でも述べた、綾波レイが碇シンジのことを「ぽかぽかする」と話した時のセリフ。綾波レイへの敵意からシンジへの好意が垣間見れる名言です。
あんたが全部私のものにならないなら私何もいらない。
旧劇場版でのシンジへの告白といっても過言ではない名言です。アスカはシンジが好きであるがゆえに、シンジと一体化することを拒み、シンジの他人としてあり続けることを選びました。
気持ち悪い
引用:(C)カラー/EVA製作委員会
旧劇場版の最後のアスカの一言。
人類補完計画において、アスカのみが唯一の他人としてシンジの前に顕れ、シンジは他人であるアスカに恐怖し、首を絞めます。シンジに殺されることを受け入れて、殺されてもいいと優しく頬をなでました。その他人のやさしさに触れてシンジは涙を流し、殺すことをやめます。
そして放たれるのが上記の名言です。突拍子のないセリフのために、多くの議論を巻き起こした発言です。※このシーンの解釈は諸説あります。
まとめ
アスカが碇シンジを好きになるにはこれだけの心理学的な条件が整っていたのです。
これは碇シンジ側にもいえることですが、彼は基本的に人間と深い関係を持つことを拒むタイプであり、またアスカ曰く相当の鈍感でもあるので、これだけの条件が整ってもアスカと恋することはありませんでした。(シンジにとっては、都合のよい逃避先)
【参考】
・匠英一『男心・女心の本音がわかる 恋愛心理学』(ナツメ社,2014)
・ロバート・B・チャルディー二『影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか』(誠信書房,2014)