新世紀エヴァンゲリオンの惣流・アスカ・ラングレー(式波)の性格特性を心理学の知見を交えつつ考察していきます!
メンヘラで性格が悪いと評判なアスカですが、実はアスカのような明るいメンヘラはモテるといわれているので、その点についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください・・・!
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目次
アスカの性格特性を解説
表面上は外向的で明るい
#LAS #アスカ #シンジ #エヴァ
シンエヴァのアスカはヴィレから支給された緑のジャケットを肌に直接羽織ったり、ほぼ裸でうろちょろしたり、女としての対面を一切気にしていない。
しかしQ以降のアスカの発言で、唯一シンジにのみ自分を女として見て欲しいという意味を込めた行動をしてる。 pic.twitter.com/4KaqHNmSph— 坦々麺🪐 (@LASTsukishi3) May 30, 2021
アスカは高飛車で態度はデカいですが、表面上は明るく外向的な性格です。
初対面のシンジに対しても堂々と詰め寄っている姿や、綾波レイに対しても 初対面時はアスカ自ら『仲良くやりましょう』と話しかけていました。(TVシリーズ9話)
また、第10話のマグマダイバーでは、『見てみてシンジ~ダイナミック・エントリー!』などと冗談をいいながら、マグマに突入していく気さくな姿を見せました。
このようにアスカはメンタルが安定しているときは、明るく外向的な女の子です。
プライドが高く非常に負けず嫌い
アスカは非常にプライドが高く負けず嫌いな性格をしており、常に他人よりも自分が上であることを顕示しようとします。
特に同じ、エヴァパイロットである碇シンジ、綾波レイに対してはその態度が顕著です。
劇場版:破で、初登場したときは、『所詮。零号機と初号機は開発過程のプロトタイプ』『けどこの弐号機は違う』『これこそ実戦用に作られた世界初の本物エヴァンゲリオンなのよ』とシンジたちに聞いてもいないのに自慢げな語りを披露していました。
また、ことあるごとに自分は、実力と才能があったからエヴァパイロットになれた、コネで乗っているあんたたちとは違う!!と碇シンジや綾波レイたちに食って掛かる姿をみせています。。
そゆえに、シンジを『七光り』、綾波レイを『えこひいき』などと呼んでいます。
ある意味このあだ名は、ほかの二人は実力じゃないところで評価されているだけで、実力は自分が上というアスカのプライドと負けず嫌いな気持ちの現れと解釈できます。
また大気圏から巨大質量で落下してくる第8使徒との戦闘時は、葛城ミサトから、シンジ、綾波レイとの3人での共同作戦を命令された際には『私一人でできるわ!!』と、綾波レイやシンジの力は必要ないといわんばかりの発言をしていました。
さらに作戦中に綾波レイから指示された時は『私に命令しないで!!』と他人に指図されるのを嫌う姿をみせていました。
このようにエヴァに関することにおいては、特にプライドの高さが顕著に現れるのがアスカです。
傷つきやすい神経症的性格
Qのアスカってシンジに対して基本的にツンツンしてるけど…シンジが目醒めたコトと自分を助けてくれたコトがわかった瞬間の、この表情に14年間の想い全てが表れてると思う。
その後、対面したらガラスパンチしちゃってシンジにはそれが伝わらないからこそ、 #シンエヴァ の告白が泣ける…っ!#LAS pic.twitter.com/h64c7uQxUh— one 𝐋𝐀𝐒t kiss :|| (@LAS_Angeles_Eva) May 31, 2021
アスカは高飛車で気が強い性格をしていますが、その反面非常に傷つきやすく、精神的には非常に脆いです。
シンジとのユニゾン作戦のため特訓を命じられた際、プライドの高いアスカはシンジとのエアロビクス訓練をうまくこなせませんでした。
すると、葛城ミサトに命じられて、側で見ていた綾波レイがアスカに代わって、あっさりとシンジとのシンクロを成功させました。
それを見ていたアスカはプライドを傷つけられとた感じたのか、泣きながら部屋を飛び出していってしまいました。
アスカは、自分が活躍しているときはすこぶる機嫌もいいですが、一たび敗北感を感じると簡単に脆さを見せます。
見下していたシンジにシンクロ率を追い抜かされ、使徒にも連戦連敗したアスカは、完全に自信喪失して引きこもりになり、エヴァを動かすことすらできなくなりました。
さらに、第15使徒アラエルの精神汚染・慕っていた加持リョウジの死なども重なり、アスカは完全に廃人状態に陥りました。(旧TVシリーズ)
調子が良い時はポジティブで好戦的なアスカですが、一旦崩れ始めると非常に脆く、簡単に崩壊する、諸刃の剣のような性格をしているのです。
一人ですべてを抱え込む
アスカは、他人と協力したり、他人に助けを求めることができずに、常に一人で抱え込み、一人で何とかしようとする性格をしています。
前述の通り、大質量で落下していくる第8使途をエヴァ3体でキャッチする作戦の際には、碇シンジや綾波レイの協力を拒み『一人でできるわ』と葛城ミサトに進言していました。
また、第8使徒を3人の連携で見事に殲滅した際も、作戦が成功したにもかかわらず『私一人じゃ何もできなかった』とエントリープラグの中でうずくまり落ち込んでいました。
他人を頼ったりするのが苦手で、一人で何度もしようと頑張る女の子がアスカなのです・・・!
アスカの性格を作った背景と根本にあるもの
上述のようなアスカの性格を形成した根底にあるものを下記で解説していきます。
母親との別離が生み出した不安定な自己愛
アスカの性格形成において、幼少期に母親を自殺で失っているという悲しい過去が大きな影を落としています。
アスカの母親・キョウコ・ツェッペリンは、ネルフの科学者でしたがエヴァの実験事故で精神を病み、人形をアスカだと思い込むようになり、幼いアスカに見向きもしなくなりました。
アスカは、そんな母親に振り向いてもらうために、頑張ってエヴァパイロットになりましたが、アスカがエヴァパイロットになった日に母親は自殺をしてしまいました。母親がアスカと勘違いしていた人形とともに。
また、アスカの父親は、アスカの母親が入院していた病院の看護婦と再婚しましたが、アスカは父親とも新しい母親とも良い関係を築くことができませでした。
それゆえに、アスカは親の愛情が欠けた状態で成長することとなりました。
幼少期の親からの愛情の欠如は、健全な自己愛や自信を築くことを困難にさせることが分かっています。
アスカが、常に周囲に敵意むき出しで自分の実力を誇示しようとするのは、足りない自己愛や自信を補うための、アスカなりの現実への対処法なのです。
アスカはエヴァのエリートパイロットとして、他者から賞賛・承認されることで、母親から得られなかった自己愛や自分に対する自信を築こうとしているのです。
ただ一方、健全な自己愛に欠けているため、根本的な心の強さや安定感は欠いたままの状態です。
それで、外面上の強さや見栄などを必死に取り繕っても、張りぼて状態なので、挫折や非難に弱く、すぐ心が折れてしまうのです・・・!
シンジとアスカの性格の根本は一緒?
シンジくんお誕生日おめでとう!
個人的にはアスカと幸せになってほしいな#碇シンジ生誕祭#碇シンジ誕生祭 pic.twitter.com/pbtWj9RgvZ— 虎ぴっぴ (@tora_LASoshi) June 5, 2021
気の強いアスカと気の弱いシンジは、一件真逆の性格に見えますが、不安定な自己愛をもち自分に自信が持てないという根本の部分は共通しています。
それがシンジの場合は、内向きに他人との関わりを避けることで自己を守ろうとしています。
アスカの場合は、外向きに強く優秀な自分を作って誇示することで、周囲に認めせて自己愛を補うという形で対処をしています。
対処法は違えど、根本では、自己愛が欠如し、他者からの承認・賞賛を強く求めているという点では一緒です。(シンジも父親から認めてもらいたくてエヴァに乗っていました。)
現実を前に殻に引き込もっていたシンジに対し、何とか現実に抗おうとしているのがアスカなのです。
綾波レイや碇シンジへの敵意も自己愛の欠如が影響
前述の通り、アスカがシンジや綾波レイに対して敵意むき出しののも、この自己愛の欠如が影響しています。
自分に自信がないために、常に他人との比較の中でしか自分の価値を感じられないのです。
本来であれば、幼少期の親の愛を得ることで、人は健全な自己愛を育むことで自分に対する価値や自信を持つことができるそうです。
しかし、アスカにはそれがないために、他人との比較の中での相対評価でした、自分の価値を感じられないのす。
アスカの性格は残念だがモテる!?心理学で解説!
メンタル弱いのは自己愛性の人格障害という病気?
アスカの尊大で傲慢な態度をもちながら、非常に繊細で傷つきやすい性格は、精神医学の世界における『自己愛性パーソナリティ障害』の特徴と酷似しています。
精神科医の岡田尊司氏は、パーソナリティ障害を『偏った考え方や行動パターンのため、家庭生活や社会生活に支障をきたした状態』としています。
その中で、自己愛性パーソナリティ障害の特徴として下記の点を挙げています。
- 傲慢で、尊大で、妥協を許さない心
- 他人対する強い嫉妬心
- 過度に他人からの称賛や承認を求める
- 自分が特別であり、独特という空想にとらわれている
- 気まぐれで気分がよいとべらべらと喋る
- 非難に弱く、時にはひきこもる
参考:『パーソナリティ障害』岡田尊司
「傲慢で、尊大で、妥協を許さない心」は、初対面のシンジを『七光り』呼ばわりして『エヴァパイロット』として自覚がないと非難したりする、劇中のアスカの態度に一致します。
「他人に対する強い嫉妬心」というのも、ゲンドウからの寵愛を受ける綾波レイを『えこひいき』と読んだり、シンジを『七光り』と呼んで、その厚遇や境遇を羨むような態度と一致します。
「気まぐれで気分がよいとべらべらと喋る」というのも、普段は明るくおしゃべりなアスカの行動と合致します。
「非難に弱く、時にはひきこもる」というのも、連戦連敗で自信を喪失して、ミサトの家にも帰らず、ヒカリの家に引きこもってゲーム三昧になったアスカと合致します。
自己愛性パーソナリティ障害の人が、挫折に弱い点について、精神科医の岡田氏は『一度自信という鎧が、突き破られるような体験をすると、自己愛性パーソナリティ障害の人は、意外な脆さを見せる。』と語っており、この辺りもアスカの行動と一致しています。
自己愛性パーソナリティ障害の原因について、その根底には『自己愛の傷つき』があるとしており、この自己愛の傷つきは、早期に母親の愛情を奪われる「母性の剥奪」や、幼少期に子供に本来与えられるべき愛情と世話が適切に与えられなかったことを指摘しています。
上記の点も、幼い頃に母親が精神病になり、アスカに一切見向きもしなかった、悲しい生育環境と一致しています。
アスカは、旧TVシリーズで、連戦連敗で自信を喪失して自暴自棄になって引きこもりになるまでに至りましたが、それには精神医学的にも根拠のある偏った性格パターンと、それを形成する幼少期の悲しい過去が起因しているのです。
アスカの母親が精神病になってさえいなければ、アスカも健全な自己愛を育むことができ、傲慢で尊大な態度もなくなり、もう少しメンタル的にもタフな女の子になっていたのかもしれません・・・
そう考えれば、アスカはエヴァの犠牲者といっても過言ではないのです・・・
アスカの性格は現実世界ではモテる!?
なかなかに残念な性格のアスカですが、実はアスカのようなメンヘラな女の子はモテるという研究があるので紹介します・・・!
ベルゲン大学が行ったもので、11000人以上の学生を集めた調査で、モテる性格を調査したところ、外向性と神経症的傾向が高い女の子がモテるということが判明したそうです。
外向性と神経症的傾向とは、ビッグファイブ(主要5因子性格検査)という心理学的に最も信憑性が高いとされている性格分析テストで、外向性・勤勉性・開放性(好奇心)・神経症的傾向・協調性の5つの特性から人間の性格を分析するというものです。
外向性が高い人とは、引っ込み思案になったりせず、気さくに会話したりすることが見た目上得意な人です。積極的にアプローチできる女の子ですね・・!
神経症的傾向が高い人は、神経質で周りの意見にも敏感でストレスを感じやすく、不安も抱えやすいようなメンタルが弱い人です。
つまり、表面上は明るく社交的である反面、メンタルが弱い人です。ぱっと見は明るくで外交的だけれど、実はメンタルがとても弱いメンヘラなタイプの人がモテるということです。
これは、完全に前述のアスカの性格的特徴と一致しますよね・・!
男性には、庇護欲求という弱いものを助けて守りたいという欲求があり、また恋愛心理学で世界的に有名なジョングレイ博士によると男性には『女性を助けてヒーローになりたい』という願望があるとしています。
メンタルが脆く、弱い一面というのは、こういった男性の『おれが守りたい』という欲求を巧みに刺激しているのだと考えられます。
明るく社交的であることは人の関係を作るうえで重要ですが、それだけでは男を虜にするには足りず、巧みに弱みや脆い一面を見せることで、男の庇護欲求をくすぐり、自分に興味関心を惹かせることができるのです。
葛城ミサト、綾波レイなど、心にトラウマや脆さをもつ人気の女性キャラクターは多いですが、こういった点が関係しているのかもしれません・・・!
参考:病的に【モテる性格の特徴】と男が彼女より残念な女と浮気しやすい科学的理由
心理学で最も信頼性が高いとされるビッグファイブ分析をベースに、あなたの性格に近いエヴァンゲリオンのキャラクターを診断します。1分以内で回答ができて信頼性が高い内容なので、是非受けて見てください!
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