大人の女性の魅力漂わせ、どこかミステリアスな雰囲気のある新世紀エヴァンゲリオンの赤木リツコ。
女性でありながら、NERVの技術者としてエヴァンゲリオンの開発を一手に担う天才エンジニアです。
その明晰な頭脳から語られる言葉は非常に聡く、含蓄があります。本記事では、そんな赤木リツコの名言を心理学的に解説にして生きる上での知恵を得ることを目的にしていますので、ぜひご覧ください!
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目次
天才女性エンジニア!赤木リツコとは?
NERVの技術開発部技術第一課所属し、エヴァンゲリオンの開発責任者。使徒が襲来した際には、その特性を分析して作戦をアシストするなど重要な役割を担っています。
また、エヴァンゲリオンだけではなく、NERVに置かれているスーパーコンピューターシステムMAGIの管理運営を担うなど、NERV内における技術の要を担うスーパーエンジニアです。
母親は所属研究者であり、MAGI開発者の赤木ナオコ。
TV放送版では、碇ゲンドウと愛人関係にあった。母親の赤木ナオコも同様に碇ゲンドウの愛人であったこともあり、母親のことを科学者としては尊敬していたが、女としては憎んでいたと話しています。碇ゲンドウは親子揃って愛人にするとかド変態かよ・・・
またそれ故に碇ゲンドウの妻であるユイのコピーともいえる綾波レイには憎悪の感情を抱いていた。
新劇場版では、碇ゲンドウとの愛人設定の描写がなく、綾波レイに対する赤木リツコの態度もテレビ放送版と新劇場版で異なっている。そんな綾波レイの魅力を心理学的に分析していますので、併せてご覧ください。

性格は非常にクール。仕事に自分自身の感情を持ちここまない。コーヒーとタバコが好き。
葛城ミサトと加持リョウジとは大学時代の同級生である。葛城ミサトが感情的で行動派なタイプに対して、赤木リツコは冷静沈着で物事を常に俯瞰してみている印象があります。
作中では、葛城ミサトに楽観的過ぎると揶揄するシーンもあり、NERVの作戦本部のブレインは、行動派と分析派で上手くバランスが取れているともいえます。
「新劇場版:破」の第14使途ゼルエル戦で、ゼルエルに取り込まれた綾波レイを助けるため、初号機が覚醒させ、シンクロ率が高まり過ぎた碇シンジに、赤木リツコはシンクロ率が高まりすぎた際のデメリットから碇シンジを止めようとするが、葛城ミサトは自分自身の思いで駆動するシンジの気持ちの面を重視して、シンジを後押ししてます。
【赤木リツコ】30歳。ネルフ技術開発部技術局第1課所属。EVA開発を目的とする、E計画担当の科学者。考え方は理知的かつ合理的で、仕事上でミサトと対立することも。(CV:山口由里子)※データ放送「エヴァ用語辞典」 #エヴァ #kinro pic.twitter.com/ErXSmy8WED
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 22, 2014
また、 第12使徒レリエルの虚数空間に、エヴァ初号機は取り込まれ際は、シンジよりも初号機の機体の回収を優先する判断をするなど冷たい一面もあり、このとき、簡単にシンジを見捨てる発言をする赤木リツコに、ミサトは怒り、ビンタをしている。
この点にも、葛城ミサトと赤木リツコの性格的な違いが見て取れます。そんなポジティブで感情的なミサトの名言を下記にまとめましたので併せてご覧ください。

赤木リツコの名言を心理学的に解説!
それでは、天才エンジニア赤木リツコの名言を解説していきます!
赤木リツコの名言:今を維持しようとする力と変えようとする力、その矛盾するふたつの性質を共有しているのが生き物なのよ。
『今を維持しようとする力と変えようとする力、その矛盾するふたつの性質を一緒に共有しているのが生き物なのよ』_赤木リツコpic.twitter.com/POid9949tO
— nichijou_evabot (@NichijouE) June 3, 2021
まさに理系女子らしい名言です。
生き物には現状を維持しようとする「ホメオスタシス」という恒常性維持の仕組みが備わっています。環境が変化しても体の状態を一定に保とうとする生体の動きです。
わかりやすい例としては、暑い場所にいったら汗をかいて体温を調節するなどが、ホメオスタシスの機能です。
このホメオスタシスは生命維持に必要不可欠な機能であり、体温調節以外にも、ケガの治癒やウイルスへの抵抗力などはこのホメオスタシスによるものです。
人体に必要不可欠である一方で、人の変化を阻むというマイナスの側面があります。
新しいことにチャレンジしたり、新しい習慣を作ろうと現状から飛び出そうとした際に、ホメオスタシスの恒常性維持機能によって現状に引き戻そうとする力が働いてしまうのです。
人が習慣を辞めるのが難しかったり(喫煙や間食、夜更かしなど)、また新しい習慣を始める(運動、勉強)のに困難を伴うのはこのホメオスタシスの機能が働いていると言われています。
一方で、人は常に現状に不満を持ってしまう生き物と研究もあります。
人は現状の幸福にはすぐに慣れてしまい効果は逓減していきます。一方で、過去は美化して昔はよかったと思いがちです。それゆえに、現状を変えてよりよくしていこうという意識が働くのです。
赤木リツコの名言:男と女は分からないわ、ロジックじゃないもの
天才技術者でも男女のことは理解できないというのは、自分が碇ゲンドウと愛人関係にあることに起因しているといえます。
論理的に考えれば、碇ゲンドウと関係を持つことには、メリットよりもデメリットが多いでしょう。
生物学的には碇ゲンドウは若さもなく、また同じ職場で愛人関係になるということはそれ相応のリスクが伴います。
また、母親の元愛人と愛人関係を結ぶということ自体が常軌を逸している行為です。
頭の良い赤木リツコであればこの程度の損得勘定はすぐに思考を巡らせることができるでしょう。それでも抑えきれないのだからこそ、ロジックではないという発言なのでしょう。
恋愛心理学で有名な心理学博士はジョン・グレイ氏は、男性は火星、女性は金星などと例えて、恋愛においていかに男女の思考がいかに違うかを説いてます。
男女の関係は、ロジックで考えようとすると上手くいかず、それぞれの観点からは違うメカニズム、ホルモンで駆動されるので、その構造を理解することが重要といえます。
つまりいったん恋の心が芽生えると冷静な判断力を失うのです。碇ゲンドウに心酔する赤木リツコはまさに、恋によって冷静な判断力を失っているいえます。
赤木リツコの名言:奇跡を待つより地道な努力よ
『奇跡を待つより地道な努力よ!』_赤木リツコpic.twitter.com/c4JJpgj3Dx
— nichijou_evabot (@NichijouE) June 4, 2021
新劇場版:破にて、大質量の第8使途が襲来する中、マギの計算でも99%強失敗する作戦を実行しようとするミサトにかけた名言です。
赤木リツコは、ほぼゼロに等しい成功確率にかけるよりも、エヴァ初号機など最低限のシステムや設備の保護を優先させようとしました。
一方で、現場の指揮権をもつ葛城ミサトは『奇跡を起こすのよ人の手で』と作戦を強行させました。
慎重派な赤木リツコと、行動派のミサトの性格の違いが如実に表れたシーンでした。
赤木リツコの名言:潔癖症はね、辛いわよ、人の間で生きて行くのが。
潔癖症も度が過ぎると日常生活に支障をきたすということがわかっています。
潔癖症が行き過ぎると、 「電車でつり革がつかめない」「よく拭いてからでないとマイクを握れない」 「他人のつついた同じ鍋からは食べられない」などと徐々に行動が制限されるようになっていきます。
米国のトランプ元大統領も潔癖性で、見知らぬ人との握手を嫌い、“手洗いフリーク(狂)”だと自著の中で語っているそうです。
こういった潔癖症が行き過ぎると、何度も何度も手洗いしても納得ができずに、取りつかれたように綺麗さを追求する「強迫性障害」といった状態に陥ることがわかっています。
何度も何度も手を洗っても納得ができなくなり、日常生活も立ち行かなくなるそうです。
こういった潔癖症を、人間関係にも例えて語ったのが上記の名言です。
人間関係にも完璧な清廉さや正しさを求めすぎるというのは、そもそもが完璧な存在にはなり得ない人間だからこそ、生きるのが辛くなるということでしょう。
TVシリーズの赤木リツコは、碇ゲンドウと愛人という爛れた関係にありました。
このようにどれだけ清く正しくあろうとも、汚れた一面を持ち合わせてしまう人間が、完璧な綺麗や正しさを求めるというのは辛いということでしょう。
まさに経験者は語るです・・・
赤木リツコの名言:嘘つき
旧劇場版の最後に、綾波レイを守るために自らを利用したことwを知って自暴自棄になり、愛人関係であった碇ゲンドウに銃を向けた赤木リツコ。
そんな赤木リツコに対して、碇ゲンドウは一言何かを語ったのち、赤木リツコを射殺しました。
その時、旧劇場版では碇ゲンドウが何を言ったのかはわかりませんでしたが、その言葉に対して、赤木リツコは「嘘つき」と一言いい残して射殺されました。
旧劇場版では無音声でしたが、漫画版のエヴァでは『愛していた』と語る碇ゲンドウが描かれました。
碇ゲンドウの『愛していた』はおそらく嘘でしょう。碇ゲンドウが真に愛していたのは碇ユイだけです。
そこが崩れてしまうとエヴァというストーリーの根幹が崩れてしまいます。
碇ゲンドウが死の間際に見せた気遣いだったのでしょう・・・哀れな赤木リツコ・・・
赤木リツコの名言:天と地と万物を紡ぎ、相補性の巨大なうねりの中で自らをエネルギーの凝縮体に変身させているんだわ。純粋にヒトの願いをかなえる。ただそれだけのために。
新劇場版:破で、覚醒してサードインパクトのトリガーとなったエヴァ初号機をみて放った名言です。
緊迫的な場面において、あまりに文学的な語りすぎたのが非常に印象的な名言です・・・
天と地と万物を紡ぐというのは、人類を一つにする人類補完を現しているのでしょう。
旧劇場版における人類補完計画もシンジの望む形が結果として現れていたので、今回のサードインパクトもシンジの想いをある程度叶えるものだったのでしょう。(カヲルの手で阻止されましたが。)
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
アニメ界では珍しいエンジニア女子の名言には、女性ならではの視点があり面白いですよね!
ただ赤木リツコを含め、NERV内部は色恋沙汰でいろいろゴタゴタしており、人の人生を狂わせるのは色恋の問題であると改めて考えさせられます(笑)