【エヴァ】ガイウスの槍とは？能力や役割を史実などを元に解説

シン・エヴァンゲリオン劇場版においてはじめて登場したロンギヌス、カシウスについで登場した3本目の槍・ガイウスの槍。

本記事では、ガイウス槍は、どのようにして生まれ、作中でどのような役割を果たしたのか、ガイウスの名前の由来も併せて解説していきます。

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ガイウスの槍とは？

ガイウスとは、ガイウス・カッシウス・ロンギヌスという共和政ローマ末期の軍人・政治家から来ていると考えられます。

古代ローマで最大の野心家・永久独裁官とされるガイウス・ユリウス・カエサルを、マルクス・ユニウス・ブルトゥスらと暗殺した首謀者の一人とされています。

エヴァの作中でのつながりは定かではありませんが、最大の野心家・永久独裁官のカエサルを暗殺したというのは、野心家のゲンドウにトドメヲ刺した槍にふさわしい名前と言えます。

シン・エヴァンゲリオン劇場版において登場した、絶望を司るロンギヌスの槍と、希望を司るカシウスの槍に次ぐ、3本目の槍として登場しました。

ロンギヌスの槍とカシウスの槍は、エヴァの世界に元から存在していたのに対して、ガイウスの槍に関しては、ヴィレのAAAヴンダーの機体のパーツをもとにして作られた槍です。

ロンギヌスの槍とカシウスの槍は、神によって遺された槍であり、人間の創造物ではありません。

しかし、ガイウスの槍は、葛城ミサトら人間の意志と知恵によって創りだされたものであり、神に抗うだけの力を人間が手にしたことの象徴といえます。

AAAヴンダーが神殺しの力を持つとされていましたが、このガイウスの槍の材料となるためだったと考えられます。

ガイウスの槍は、ロンギヌスの槍とカシウスの槍の2本の槍によって、実行される人類補完計画を阻止するため使用されました。

マイナス宇宙にて、インパクトを実行するゲンドウを止めるため、初号機に搭乗してマイナス宇宙に向かったシンジに届けるため、AAAヴンダーを一人操縦して、巨大なリリス？(綾波レイ？)の目玉に特攻し、マリの手助けもあって、シンジのもとに届けることができました。

しかし、その直後にAAAヴンダーは爆発して、ミサトは旧劇場版の同様に爆発に飲み込まれて死亡しました。

シンジとゲンドウが対話している最中に、ガイウスの槍がシンジの元に届き、ゲンドウも敗北を認めました。

そして、シンクロ率が無限大というほぼエヴァ初号機と一体化したシンジが、自らの胸にガイウスの槍を突き刺して、このインパクトを止めようとしました。(おそらく自分の命と引き換えに)

しかし、その瞬間にエヴァ初号機の中にいた、母親・ユイが現れて、シンジを逃がしました。

ユイは、この時のためにずっとエヴァ初号機の中にいたのです。息子と初号機が世界の命運を握るその時に、手助けできるように。

そして、ユイはガイウスの槍で初号機のコアを貫きました。すると、後ろにはエヴァ第13号機もおり、13号機のコアも併せて貫かれました。

その時、初号機と13号機の姿は、ユイとゲンドウの姿に変わりました。最後は、ゲンドウ自身もシンジを後押しして、この人類補完計画を止めることに協力したのです。

そしてガイウスの槍が、歴代のエヴァすべてコアを貫いていき、人類補完計画を止めました。

さらにこのガイウスの槍の力によって、シンジは、エヴァ世界から消し去り上書きするネオンジェネシスは実行して、エヴァという物語を終局に導いたのです。

ガイウスの槍が、人類の意志と知恵によって創られたというのがいいですよね。

神に決められた運命を人間の意志と知恵で打開するというのは、胸が熱くなる展開でした。

ガイウスの槍は、人類補完計画を止め、そして世界を上書きするという強大な力を持つ槍でした。

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