呪術廻戦132話『渋谷事変48』のネタバレ・考察やっていきます!
前回131話で、遍殺即霊体(へんせつそくれいたい)となった真人と戦闘する虎杖。
しかし、遍殺即霊体(へんせつそくれいたい)となった真人の固い体に全く攻撃が通じず、防戦一方となった虎杖。
真人を倒すには、最大出力の黒閃を放つしかないと悟り、狙って出すことはできないとされる黒閃を放とうとする虎杖。果たして真人を倒すことができるのか・・・
前回の131話のネタバレは下記からご覧ください!

呪術廻戦132話のネタバレ
最大出力の黒閃を放つ虎杖
最大出力の黒閃を放とうとする虎杖。
本来、黒閃を狙ってだせる呪術師はいないとされています。
©芥見下々/集英社
しかし、今の虎杖には「狙って出している」とそう思わせるだけの凄みがあり、無策で挑めば祓われる。そう考えた真人は、虎杖の黒閃に対策を考えていました。
それは「サイズ変形でのミートずらし」でした。
虎杖の黒閃を迎え撃つ左腕側の、「遍殺即霊体(へんせつそくれいたい)」を解いて、その部位を呪力で保護し、カウンターで虎杖の首を落とすという算段でした。
狙い通りにカウンターで、虎杖の首を落とそうとする真人。
©芥見下々/集英社
すると、時間差で二重の衝撃が真人を襲いました。
©芥見下々/集英社
虎杖が時間差で二重の打撃を与える「逕庭拳(けいていけん)」を放っていたのです。
「逕庭拳(けいていけん)」は、虎杖のかつての悪癖から生まれたものでしたが、呪力操作の精度をあげたことで、悪癖がなくなり、実質失われた技でした。
しかし、渋谷事変における脹相戦で、その悪癖が再発したことで、逕庭拳(けいていけん)をモノにしていたのです。
すると、真人の黒閃を食らって倒れていた東堂が現れ、『呪霊よオマエが知らんハズもあるまい』『腕なんて飾りさ』『拍手とは』『魂の喝采』といい、真人との戦闘で欠損した左腕の切断面と右手の掌を叩きました。
ズチュという生々しい音と共に物体の配置転換を行う、「不義遊戯(ブギウギ)」を放とうとしました。
真人は、虎杖の背後への移動を予想して、すかさず後ろを向いて対応しようとしますが、そこには虎杖の姿はありませんでした。
東堂は『残念だったな』『俺の不義遊戯はもう死んでいる』とつぶやきました。
©芥見下々/集英社
そして、背後をとった虎杖が、真人に最大出力の黒閃を打ち込んだのです。
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虎杖vs真人の決着
黒閃をモロに食らった、真人は「遍殺即霊体(へんせつそくれいたい)」が完全に解けて、改造人間のストックもなくなっていました。
©芥見下々/集英社
まだ戦おうとする真人に対して、虎杖は『認めるよ真人』『俺はオマエだ』と語りかけます。
『ただオマエを殺す』『もう意味も理由もいらない』『錆びつくまで呪いを殺し続ける』『それがこの戦いの俺の役割なんだ』と静かに語る虎杖。

完全に吹っ切れて、自らの果たすべき役割を知覚し、それに集中する虎杖。
そんな虎杖の凄みに気圧されたのか、真人は虎杖の前から逃げ出します。
その虎杖と真人の関係性を、狩るオオカミと狩られる側のウサギに喩えた描写が描かれます。
©芥見下々/集英社
そして、逃げ惑う真人の前に、夏油傑が現れ、『助けてあげよう真人』と語り、132話終了です・・・!
©芥見下々/集英社
呪術廻戦132話の感想・考察
虎杖は渋谷事変において、真人に釘崎を目の前で殺され(死亡はまだ未確定)、身に宿した両面宿儺の暴走で多くの人が犠牲になり、一時は完全に精神が崩壊していました。

東堂の激励で復活をした虎杖は、かつての虎杖を大きく異なる凄みのようなものを感じさせました。
それは、虎杖が非常にシンプルに、自らの存在理由をはっきりと自覚できたことにあります。
『錆びつくまで呪いを殺し続ける』このただ1点だけに自分自身の存在理由を見出した虎杖には、一点の曇りもない覚悟が生まれ、その覚悟が強さが凄みとなって現れているのだと考えられます。
かつて真人は、五条悟について『虎杖と違って冷酷』という評価をしていました。

渋谷事変を経て虎杖は、五条悟が見せたような『冷酷』さも持ち合わせた呪術師へと精神的な成長を遂げたと考えられます。
次回の133話のネタバレは下記からご覧ください!
