呪術廻戦136話『渋谷事変53』のネタバレ・考察やっていきます!
前回の135話『渋谷事変52』においては、裏梅の氷の術式を前に絶体絶命のピンチを迎えた虎杖悠仁たちでしたが、ついに特級呪術師の九十九由基が登場。
突如として現れた九十九由基は、敵か・・味方か・・?いよいよ大詰めの渋谷事変の終幕はいかに?
前回135話のネタバレはこちらをご覧ください・・!

呪術廻戦136話のネタバレ
ラルゥが動く時間を稼ぐ九十九由基
ラルゥが動く時間を稼ぐため、『覚えているかな?』『世界から呪霊をなくす方法』『どんな手段をとるにしろ人類を一つ上の段階へと進めることになる』『人類の未来それは』『呪力からの”脱却”だよ』と語り始めた九十九由基。
©芥見下々・集英社
※ラルゥとは、生前の夏油傑ファミリーに属しており、夏油を王にするべく行動した人物。上半身裸・胸に星シールを張った特徴的なルックスをしており、夏油一派だったということもあり呪詛師と考えらえます。
『違う呪力の”最適化”だ』と反論する偽夏油。
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『脱却プランは12年前禪院甚爾 (ぜんいんとうじ)が死んだ辞典で捨てたと思っていたよ』と続ける偽夏油。
『夏油君に話しかけたんだけどねまぁいいか初心に還ったのさ』『それに”最適化”プランには大きな穴がある』と九十九由基。
『海外では日本に比べて呪術師や呪霊の発生が極端に少ない』『最適化プランには天元の結界が必要不可欠なハズだ』
『天元を利用するということは呪力が最適化され術師と成るのこの国の人間限定』『呪力というエネルギーをほぼ日本が独占することになる』と九十九由基。
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『彼の国は勿論』『中東諸国が黙っちゃいない』『生身の人間がエネルギー源なんだ』
『どんあ不幸が生まれるかは想像に易いだろう』『それは私が描く理想とはかけ離れた世界だ』と偽夏油の最適化プランがもたらすデメリットを指摘し、自らの理想とも異なると告げる九十九由基。
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『ハッハッそれが何だ』と一蹴する偽夏油。
『そもそも目的が違うんだ』『私は呪霊のいない世界も牧歌的な平和も望んじゃいない』『非術師、術師、呪霊、これらはすべて”可能性”なんだ』『だがまだまだこんなものではないハズだ人間の可能性は』『それを自ら生み出そうともした』と偽夏油。
偽夏油の前身でもあった、加茂憲倫 (かものりとし)時代に生み出した呪胎九相図の一人、脹相(ちょうそう)の顔が映る。(『それも自ら生み出そうとした』というのは人間の女性に呪霊の子を孕ませて生み出した呪胎九相図と考えられる。)
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『だがそれでは駄目なんだ』『私から生まれるモノは私の可能性の域はでない』
『わかるかい?私が創るべきは私の手から離れた混沌だったんだ』『既に術式の抽出を済ませてある』と語り、手に呪力を纏わせる偽夏油。
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無為転変を発動させる偽夏油
何かを察した九十九由基は、『真人とかいう呪霊いるだろう!!』『魂に干渉できる術式を持った奴!!』と慌てて虎杖悠仁問いかける。
『さっきアイツが取り込んだけど』と虎杖悠仁。
『マジんが~!?!?』と九十九由基。
そして地面に手をつき真人の「無為転変」を発動させた偽夏油。すると地面に発現した文様が、頭上にも浮かび上がる。
それを見て『天元の結界・・・じゃない!!これは』『術式の遠隔発動!?』と九十九由基。

『礼を言うよ虎杖悠仁』『呪霊操述で取り込んだ呪霊の術式精度は取り込んだ時点でその成長を止める』『君との戦いで真人は成長した』と偽夏油。
『何をした?』と九十九由基。
『マーキング済みの2種類の非術師に遠隔で「無為転変」を施した』と語る偽夏油。
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場面が変わり、伏黒恵の姉・伏黒津美紀の病室。偽夏油が「無為転変」を出したときに浮かびあがった模様が、伏黒津美紀の額にも浮かび上がり、うっすらと目を開けていました。
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『虎杖悠仁のように呪物を取り込ませたもの』『吉野順平のように術式を保持しているが脳の構造が非術師の者』『それぞれの脳を術師の形に整えたんだ』『前者は器としての強度を後者は術式を発揮する仕様を手に入れた』
『そして・・・今その呪物達の封印を解いた』『マーキングの際、私の呪力にあてられて寝たきりになったものもいたがじきに目を覚ますだろう』
『彼らにはこれから呪力への理解を深めるため殺し合いをしてもらう』『私が厳選した子や呪物達だ』『千人の虎杖悠仁が悪意を持って放たれたとでも思ってくれ』と偽夏油。
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『千人か・・・控えめだな』『それに人間の理性をなめ過ぎだ』『力を与えただけで人々が殺しあいを始めるとでも?』と九十九由基。
『物事には順序があるのさ』『その程度の仕込みを私が怠るわけないだろう』『質問が軽くなってきてるよ』と嘲る偽夏油。
『ムカつくから後でアイツをボコろう』と虎杖悠仁にけしかける九十九由基。
『いや今動けないんだけど・・・』と虎杖悠仁でしが、パシャっと裏梅の氷が解け始めました。
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すると虎杖悠仁たち全体を氷漬けにしていた巨大な氷がすべて解けました。
『ハァッハッ』と息を荒くして跪く、裏梅。
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脹相(ちょうそう)の赤血操術(せっけつそうじゅつ) を素手で受け止めた際、反転術式で傷は再生させていたものの、血に含まれた毒が今になって効いてきた模様。
『穿血で俺の血が混じったんだ当然だ』と脹相(ちょうそう)。
『待って真衣ちゃんの援護がない、あっちにもまだ仲間がいるのかも』と援護に来ない禪院真衣を心配する西宮桃。
『葵と銃の子あとスーツの子は私の仲間が保護しているよ』『場違いだからね』と九十九由基。
『まだ話の途中だよ』と語りを続ける偽夏油。
『私が配った呪物は千年前から私がコツコツ契約した術師達のなれの果てだ』『だが私と契約を交わしたのは術師だけじゃない』『まぁそっちの契約は』『この肉体を手にした時に破棄したけどね』と意味深に語る偽夏油。
そして『これがこれからの世界だよ』と黒い影から大量の呪霊を解き放ち、獄門疆(ごくもんきょう)をもって立ち去ろうとする偽夏油。
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『五条先生!!』と偽夏油を追おうとする虎杖悠仁。
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『君には期待しているよ』『聞いているか?宿儺』『始まるよ再び呪術全盛平安の世が・・・!!』と偽夏油が語り、136話終了です。
次回137話のネタバレは下記からご覧ください!

呪術廻戦136話の考察
伏黒津美紀が寝たきり生活を強いられたのは、偽夏油が施したマーキングが原因だということが明らかになり、偽夏油は伏黒恵にとっては因縁の相手となりました。
さらに、無為転変の遠隔発動で伏黒津美紀に施したマーキングが発動し目を覚ましていましたね・・・偽夏油の言葉通りなら伏黒津美紀は呪力を発現して人を襲い始めると考えられます。
偽夏油の呪力に操られた伏黒津美紀と今後戦闘する機会が訪れることは確定でしょう。

伏黒津美紀以外にも、偽夏油が呪力を仕込んだ人間たちが動き出し、それを偽夏油は1000人の悪意を持った虎杖悠仁と表現していましたが、さらに偽夏油が千年前からコツコツ契約した術師たちの成れの果てを大量に解き放っていました。
1000人の悪意を持った虎杖悠仁、偽夏油が千年前からコツコツ契約した術師たちの成れの果て、この有象無象が放たれたことで、偽夏油は呪術全盛の平安の世が再び来ると宣言していましたが、まさに混沌とした世界が来ることは間違いなさそうです。
