ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qは多くの謎を残した話題作ですが、その中でも作中のクライマックスで発生したフォースインパクトは物語の重要な核であるにも関わらず、なぜ発生したのか、その経緯や背景が非常にわかりにくいです。
そこで、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qにおけるフォースインパクトはなぜ起きて、どうのようにして停止したのかを徹底解説していきます。
併せて、フォースインパクトに至るまでの、ファーストインパクト、セカンドインパクト、サードインパクトも併せて解説するので、よりフォースインパクトを深く理解できると思うのでぜひ最後までご覧ください!
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目次
エヴァQで起きたフォースインパクト
エヴァQでセントラルドグマにおいて、シンジとカヲルが搭乗したエヴァ13号機が覚醒し、フォースインパクトが発動しました。
以下では、フォースインパクトが発生した過程と結末、そして、フォースインパクトが誰が目論んだものか解説していきます。
フォースインパクトはなぜ起きた?
カッコイイ!
エヴァ13号機と覚醒Ver. pic.twitter.com/iwAlsr3aNq— シバ (@Siba_1127) July 19, 2019
フォースインパクトは、エヴァ13号機が覚醒したことで、ガフの扉が開いたことで発生しました。
では、なぜエヴァ13号機が覚醒したのか。これは明確な答えが提示れているわけではなく、劇中での覚醒までの流れから推察するほかありません・・・
13号機覚醒までの流れは、下記の通りです。
- ①シンジが槍を二本抜く
- ②エヴァMerk6内にいた第12使徒が活動を再開
- ③ワーム上の第12使徒がエヴァ13号機が包み込んでコアに取り込む(シンジは13号機のコントロールを失う)。
- ④13号機の形状が変わり始める
- ⑤カヲルが「第1使徒の僕が13番目の使徒に落とされるとは」と発言
- ⑥碇ゲンドウがゼーレに対して「宿願たる人類補完計画」と「諦観された神殺し」は私が実行しますと発言
- ⑦ぜーれが「われらの願いはすでに叶った。すべてこれで良い。人類の補完。安らかな魂の浄化を願う」と発言
- ⑧エヴァ13号機が覚醒し疑似シン化形態を超える
- ⑨マリが「覚醒したみたいねアダムスの生き残りが」と発言
- ⑩ガフの扉が開きフォースインパクトが始まる
第12使徒がエヴァ13号機を取り込んだあたりから、徐々に13号機が形状を変えていき、疑似シン化形態に近づいていったことから、13号機覚醒のきっかけは、第12使徒が13号機をコアの中に取り込んだタイミングと考えられます。
そのタイミングで、渚カヲルが第1使徒から存在しないはずの、第13使徒へと落とされていました。渚カヲル自身「僕が第13の使徒になってしまったからね、僕がトリガーだ」と語っていたとおり、13号機覚醒によるフォース発動のトリガーは渚カヲルが13番目の使徒になった段階でした。
旧TVシリーズのエヴァの設定上は、使徒がアダムに接触すると、人類補完計画(サードインパクト)が発動するとされていました。
新劇場版シリーズでは、アダムが単体ではなく、アダムスと複数形になっている点が異なります。旧TVシリーズでは1体の光の巨人として描かれていたアダムは、新劇場版では4体の羽の生えた天使のような形をしていました。
マリは13号機を「アダムスの生き残り」と表現していました。つまり、13号機はアダムスとイコールなのです。
そのアダムスに第13使徒(になってしまった)カヲルがエントリーした形になったので、人類補完計画(フォースインパクト)が発動したと考えられます。
フォースインパクトなぜ止まった?
エヴァンゲリオン 第13号機
EVANGELION 13
登場:Q、シン、搭乗:シンジ、カヲル、アスカカヲシンな人たち歓喜なダブルエントリーシステム。4つ飛ばした子機はRS Hopperという名で、ATフィールドを張っている模様。一方本体はAA(アンチAT)弾が効かないことからATフィールドがないらしい。……… pic.twitter.com/uHaHPMd5n0
— ヱヴァンゲリヲン新劇場版:全機体全集 (@EVA01234568913) May 31, 2021
フォースインパクトは、カヲルが二本槍(おろらくロンギヌス)を13号機に突き刺し、さらに自身もシンジから引き受けたDSSチョーカーで爆死することで食い止めようとしました。
渚カヲルの認識ではこの段階で止まるはずでした。
しかし、それでもガフの扉を閉じず、フォースインパクトは止まりませんでした。
最終的に、マリが強制的にシンジを13号機から離脱させたことで止まりました。
一旦発動してしまえば、渚カヲルが死んだのちでも、シンジが残っていれば継続可能であり、それを見越したうえでのダブルエントリーだった可能性があります。
新劇場版Qで13号機覚醒の時に開いたガフの扉の中にゴルゴダオブジェクトがあることを最近知って衝撃を受けた。#エヴァ #シンエヴァ #エヴァンゲリオン #シンエヴァンゲリオン劇場版 pic.twitter.com/eiIL8z9Mwg
— 帯広町に広町降臨也㍿/BeC団長/社畜㍿ローソン支店長 兼 代表取締役補佐/園芸 (@ene_256) May 15, 2021
フォースインパクトは誰が目論んだ?
13号機覚醒によるフォースインパクトは、ネルフ・ゲンドウたちの目論見通りに発動をしたものの、渚カヲル(ゼーレの少年)と、ヴィレの妨害によって阻止された形となります。
第12使徒を開放して、カヲルを第13使徒に落して覚醒のトリガーとするという手段が、ゲンドウたちの計略であることは、綾波レイがMark6の首を切り落として第12使徒を解き放った際に『これは命令』と言っていたことからもわかります。
しかし、渚カヲルとヴィレの乱入によって、阻止される形となりました。
冬月コウゾウは、フォースインパクトが阻止された際、『酷い有様だな。ほとんどゼーレの目論見通りだ』と語り、ゲンドウは『だが、ゼーレの少年を排除し、第13号機を覚醒に導いた』『葛城大佐の動きも計算外だ。今はこれでいい』と語りました。
ゲンドウや冬月コウゾウ的には、アダムスである13号機の覚醒による人類補完を望んでいました。
一方で、ゼーレは「裏死海文書」通りに、リリスによる人類補完を望んであり、その点において対立構造がありました。
それゆえに、ゼーレの少年である渚カヲルによって阻止されたことは「ゼーレの目論見通り」だったのでしょう。
ただしかし、邪魔だったゼーレの息のかかった渚カヲルを排除し、13号機を覚醒に導けたこと自体は、ファイナルインパクトに向けて、ゲンドウにとっては収穫だったようです。
歴代のインパクトを解説
公式からインパクトに関する説明がアナウンスされているわけではないので、劇中での描写を元に説明をしていきます。
ファーストインパクト
約40億年前に、微惑星が地球に衝突して発生した大災害です。
地球には、元々白き月・アダムが宇宙より漂着して、生命の実を持つ15体の使徒を生み出しました。
生み出された『使徒』は、まだ覚醒しておらず、卵の状態でした。
しかし、そこに黒き月・リリスが地球に衝突。その衝撃で白き月は大気圏外に押し出されて『月』となりました。
この衝突こそが最初の衝撃である『ファーストインパクト』とされています。
リリスは、そこで 知恵の実をもつ人類を生み出しました。
本来、ひとつの惑星にひとつの生命体しか移住しない予定したが、リリスの衝突で、人類(リリン)と使徒が併存する形になり、地球上の覇権を争う戦いが運命付けられることとなりました。
セカンドインパクト
アニメ版のセカンドインパクトと新劇セカンドインパクトは違うものと見るのが正しいのかも#エヴァ#エヴァ破 pic.twitter.com/0j8tx2EcCe
— りゅう@ゲーム・趣味垢🦊 (@gameshumi0329) August 27, 2020
新劇場版の序・破の15年前に発生し、人類の半数を死滅させた大災害です。
全世界の海が赤く変色してしまっており、海洋生物はそのほとんど全てが死滅する事態となりました。
旧TVシリーズでは、セカンドインパクトは、ゼーレが卵の状態の使徒が覚醒する前に、アダムをロンギヌスの槍を使い卵にまで還元しようとした際に生じた人為的なものと説明されています。
セカンドインパクト時の描写は、旧TVシリーズでは、光の巨人の姿をしたアダムが描かれていましたが、新劇場版では、天使の輪をもつ4体の人型のような姿で描写されていました。
新劇場版ではアダムは複数体おり、それゆえに、アダムスと呼ばれいていると考えられます。
サードインパクト
旧劇場版におけるサードインパクト
ヒカリ・ニンジャのコウ・リン・ジツ、だいたいエヴァのサードインパクトのイメージ(この画像のシーンの後に人類は全部エネルギーとして取り込まれるか何か) pic.twitter.com/uT8O6yOp26
— な4-428 (@heads428) December 26, 2018
旧劇場版と新劇場版では、その発生の過程は異なりますが、アンチATフィールドを展開して人類をLCL化し、単一の完全な生命体にするものです。いわゆる人類補完計画。
知恵の実をもつ人類は、互いに傷つけ合う脆く脆弱な存在でした。一方で、生命の実をもつ使徒は、他者を持たず永遠の命をもつ個体として完全な生命体でした。
ゼーレ、は予言の書である「裏死海文書」の記述に乗っ取り、母たるリリスの元に全人類を一つにすることで、完全なる生命体とすることを狙っていました。
旧劇場版「まごころを、君に」では、リリスの分身たるエヴァ初号機を依代として、サードインパクト(人類補完計画)が引き起こされました。
全人類がLCLとなって溶け合い一つになるなかで、依代となった初号機に搭乗した碇シンジが、他者の存在する世界を望んだために、人類補完計画は中断され、シンジとアスカが、個として形を保って生き残る形となりました。
旧劇場版において、ゲンドウは、自身の手に移植したアダムとリリスの魂をもあった綾波レイとを融合させること(禁断の融合)によって、自らの主導の下で人類補完計画を実行しようとしましたが、土壇場で綾波レイに拒絶されて失敗に終わっていました。
新劇場版:破におけるサードインパクト
サードインパクト!
エヴァ好きやわ pic.twitter.com/W56udwrKYC— ÿútørį (@yutori051510) May 20, 2015
新劇場版におけるサードインパクトは、碇シンジが搭乗した初号機が覚醒して、ガフの扉が開くことで発生しました。
綾波レイを取り込んだゼルエルから、綾波レイを取り返すために碇シンジは、もう二度と乗らないと決めたエヴァに再び乗り込みました。
戦闘の中で活動限界を迎えた初号機でしたが、シンジの怒りに呼応するような形で、活動限界を超えて動き、頭上に天使の輪を作りだす疑似シン化第1形態に至りました。
そしてゼルエルを倒し、綾波レイを救いだそうとする中で、初号機は疑似シン化第2形態まで進み、初号機の頭上の輪が広がりガフの扉が開いて、サードインパクトが始まりました。
しかし、突如現れた渚カヲルがカシウスの槍で初号機のコアを貫いたことで、サードインパクトは停止し、ニアサードインパクト止まりとなりました。
このニアサードインパクトの影響で簡単にフォースインパクトが起こりやすくなっていると劇中では語られていました。
シン・エヴァンゲリオン劇場版にて、フォースインパクトの目的や意図など、新たな情報が明らかになりました。気になる方は下記記事のネタバレ項目をご覧ください。
おわりに
エヴァQにおける、フォースインパクトもカヲルとヴィレの手によって中断されたので、結果的にニアフォースインパクト止まりでした。
ニアサードインパクトでフォースインパクトが発生しやすくなっているということから、ニアフォースインパクトで、最後のファイナルインパクトは容易に起こりやすくなっていると考えられます。
碇ゲンドウもフォースインパクトを止めらても「13号機の覚醒がなった」「今はこれでいい」と語っていることから、再び13号機を依代としてファイナルインパクトを導こうとすると考えられます。
最終章である、シン・エヴァンゲリオンでは、13号機によるファイナルインパクトを狙うネルフ(ゲンドウ)と、それを阻止してネルフ殲滅を狙うヴィレの戦いが中心に描かれることになるでしょう。
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