Re:ゼロから始める異世界生活の主人公・ナツキスバル。
主人公でありながら、検索で「ナツキスバル」と入力すると予測変換で「うざい」「嫌い」といった言葉が出てしまう有様。
どうやナツキスバルは視聴者から「うざい」と思われているようなのです・・・
今回は、皆さんがスバルに対して「うざい」「嫌い」と感じる感情はなぜ発生するのか、心理学の知見を交えつつ解説していきます!
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目次
リゼロの主人公スバルとは?
ナツキスバルはRe:ゼロから始める異世界生活の主人公。現実では不登校の引きこもりだったが、ある日突然、異世界召喚をされる。
「死に戻り」という、死ぬことで時間を巻き戻してやり直す能力を駆使し、何度も死の恐怖と苦痛を味わいながら状況を打開するという、何とも体を張った主人公です。
性格は不登校児とは思えないほど、猪突猛進で様々なことに頸を突っ込もうとする性格。自分の想いや感情を抑えることができないために感情的になりやすい。
顔はそんなキレやすい性格を反映しているかのような、鋭い目つきをしており、アニメの描写では時折、完全に悪役としか思えないような表情を見せます・・・
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
作中では、エミリア、レム、エキドナ、サテラなど、様々な美女からなぜか気にかけてもらえる・・・

ツイッターでも散見されるスバルがウザいツイート
Twitter界隈でもスバルを「うざい」という
リゼロ、何回見てもスバルがうざい
— 花粉症 (@randebubuuu) November 18, 2020
リゼロって主人公のスバルが嫌いやからあんま見てなかったんやけどオットーくん好こいわぁ…
— 𝑆🍀 (@Sirius70907815) December 1, 2020
リゼロは1話見る事にスバルがうざいから見る気になれない
— すいころもち (@__suicide_s) November 14, 2020
主人公なのにスバルがうざいと言われる理由は?
すぐに感情的になってキレやすい性格?
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
スバルはすぐに感情的になって怒りをぶちまけるシーンが散見されます。
白鯨から必死で逃げるオットーをぶん殴ったり、ロズワール邸に帰る道中、レムが一足先に宿泊所を出たことに慌てて、宿泊所のおっさんの胸倉を掴んでレムの行方を問い詰め、いきなり胸倉を掴まれた店主が戸惑っていると『聞こえねぇよ!』と理不尽にブちギレたりしています。
特にアニメ1期13話「自称騎士ナツメ・スバル」の回は、一方的に怒りをぶちまけて突っ走るスバルに対して、一気に「スバル=うざい」という感情が高まった回です。
スバルは、王都で王選候補が一堂に会した際、待機するようにというエミリアのお願いを無視した挙句、エミリアを半魔と侮辱した賢人会に『ふざけてんじゃねぇ!』と怒りをぶちまけ、侮辱されたエミリア本人に冷静に制止されるという失態を演じました。
さらに堂々と前に出て、ルグニカ王国の騎士団の前で、騎士でも何でもないのに、エミリア様の『一の騎士だ!』と見栄を切るという厚顔無恥っぷりを見せつけました。
さらにそのスバルの態度に異議を唱えるユリウスに対しても、騎士団をおちょくったり、七光りと馬鹿にしたり、感情的になって突っかかっていきました。
基本的に、スバルは負けず嫌いな性格であり、ユリウスに喰ってかかったのも、スバルは当初『エミリアのため』と自己弁護しましたが、基本的に、ユリウスに『本当にエミリア様を王にする覚悟があるのか』と糾弾されたことに対して、腹の虫が収まらず、一矢報いたいという一心でした。
それを『エミリアのため』と言って無茶をしたり、約束を破るスバルに対して、エミリアもさすがに感情的になって怒りました。
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
そしてスバルは今まで溜まっていた鬱憤を爆発させてエミリアにぶつけます。
『これまで全部おれのおかげでどうにかなってきただろう!!』『徽章が取られた盗品蔵でだってクソあぶねぇ殺人鬼から助けた!!体張った!!』『屋敷でのことだってそうだ!俺がいたからどうにかなった!』『全部!全部!全部!みんな俺がいたおかげだ!』『お前はおれに返し切れないだけの借りがあるはずだ!!』
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
その後も、王都において、クルシュやアナスタシアとの交渉の際にも、合理的に冷静に交渉を拒否されるたびに、『クソが!!』などと、とにかく感情的になって怒りを露わにするシーンが散見されました。
こういった感情的になって、主人公なら絶対言ってはいけないことをぶちまけてしまうのがスバルなのです・・!
偉そうで態度がデカい?
スバルはなぜか態度が大きく、上から目線な言動が散見されます。
例えば、ロズワール邸に招かれて初めての食事を振舞われた際に『普通以上に美味いな』と何だか上から目線の褒め方をします。また、屋敷の頭首ロズワールに対しても初対面からため口だったり、弱いのに態度がデカいです。

またロズワールから『ラムやレムと仲良くやれそうかな?』と聞かれた時は、『ラムとは仲良くやってるよ』『ラムは馴れ馴れしすぎる感じもする』『よくあれでメイドが務まるよな』と上から目線で語っています。

「死に戻り」という能力はあるものの、基本的に実績や力もないスバルが、偉そうな態度をしているのは、何だか違和感がありますよね・・・
恩着せがましい感じが主人公らしくない?
スバルは、主人公の割に自分の行いを殊更にアピールして見返りを求めるシーンが目立ちます。
例えばアニメ第3話で、エルザの攻撃からエミリアを守った時は、『俺の名前はナツキスバル』『俺ってば、今まさに君を凶刃から守り抜いた命の恩人!ここまでOK?』『命の恩人が俺』『そしてそれに助けられたヒロインが君』『それなら相応の俺があってもいいんじゃないなか?』と見返りを求めていました・・・(ただ名前を聞きたかっただけのようなのですが・・)
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
さらに、ロズワール邸では、『改めて考えると俺超グッジョブ』と自賛し『これはご褒美に期待が高まっちゃうなぁ~』と厭らし手つきで見返りを求めます。(ただ働きたいだけだったようなのですが・・・)
また、上述の通り13話において、『徽章が取られた盗品蔵でだってクソあぶねぇ殺人鬼から助けた!!体張った!!』『全部!全部!全部!みんな俺がいたおかげだ!』『お前はおれに返し切れないだけの借りがあるはずだ!!』と怒りをぶちまけている点も、事実ではあるものの、恩着せがましさを感じさせます。
またプリシラに援護を求めた際に手ひどく拒否された時は、『あのクソ傲慢女が・・・初めて会った時に助けた恩を忘れやがって』と憎しみ交じりに語っていました。
自分の貢献や頑張りを認めてほしいという気持ちは誰にでもありますが、殊更にアピールするのは主人公としては美しいとはいえないでしょう・・・
軽薄で馴れ馴れしい感じが痛々しい?
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
スバルは不登校児のわりに、結構馴れ馴れしい性格をしています。
エミリアもほぼ初対面なのに『エミリアたん』と馴れ馴れしく呼んだり、『EMT(エミリアたんマジ天使)』という謎の言葉を生み出したりしています。

また、出会ってすぐのレムには『レムリン』と名付け、レムが初めて少し笑顔を見せたときは、『その笑顔100万ボルト!』と中々に意味の分からない褒め方をしています。

©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
スバルは、ハイテンションが空回りして周りに馴染めず、不登校になったという経緯があります。
このややズレているハイテンションでは、馴染めないのも納得です・・・異世界かつ、エミリアやレムが寛大だからこそやっていけているのでしょう・・・笑
スバルから漂うのは小物臭?
スバルは主人公としては、「死に戻り」という権能を持っていますが、単純な戦闘能力は一般ピーポーに毛が生えたレベルです。
それに加えて、軽薄でお調子者な態度や、感情に任せて怒りをぶつける様なども相まって、どうしようもなく小物臭が漂ってしまう主人公なのです。
そんな小物臭がするにも関わらず、エミリア、レムなど美女から何故かモテモテなのが納得できないのかもしれません・・・笑
スバルの残念な性格を心理学の知見を交えつつ解説!
スバルのようにすぐに感情的になる人は嫌われる?
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
怒りっぽい人は嫌われるということが心理学的にもわかています。
シドニー大学などの研究で、295人の学生に対して「パートナーとしてどの特徴が一番イヤですか?」と質問したところ、『怒りっぽい、または口汚い』が第一位にランクインしたそうです。(特に結婚を意識した場合)
すぐ怒りに任せて感情に露わにするタイプはとにかく拒絶されてしまうのです。怒りっぽい人とは一緒にいたくはありませんよね?
人気漫画やアニメの主人公にはあまり怒りっぽいタイプは多くありません。それはやはり、感情的になるタイプの主人公は見ていてしんどいと感じてしまうのでしょう・・・
スバルはある意味で相当に人間臭い主人公であり、そこがオリジナリティなのかもしれません・・・
スバルのように謙虚さがない人は人間関係に失敗する
スバルはやや謙虚さを欠き、態度がデカいです。特に謙虚さを重んじる日本人にとっては、このスバルの態度が気になってしまう人は多いのではないのでしょう。
いわゆるスバルみたいな「俺が!俺が!」みたいなエゴの強い自意識過剰なタイプは、他人からも協力も得にくく、失脚をしやすいということがわかっているそうです。
魔女教撃退の援護を求めた、クルシュとの交渉の中で、スバルは「エミリアを守りたい」という想いではなく、「魔女教が憎い」「殺したい」という自分のエゴをむき出しにして交渉をしていたら、クルシュにその本心を突かれて、協力を断られてしまいました。
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
謙虚な人の方が人間関係がよくなるということわかっており、2013年のバージニアコモンウェルス大学の研究では、「謙遜することでより人間関係の絆が強くなるというデータが出ているそうです。
参考:Humility and the Development and Repair of Social Bonds: Two Longitudinal Studies
スバルも、「死に戻り」を繰り返す中で、かつての自分のエゴむき出しの言動を反省し、ユリウスに非礼を詫び、より強固な絆と協力関係を得ました。
謙遜し過ぎなのもよくないですが、基本的には、自分に対しても他人対しても謙虚な態度でいることの方がメリットは大きいのです・・!
スバルも今後さらに成長して、大きな男になることに期待したところです・・!
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まとめ
リゼロは主人公スバルの成長の物語です。
どんな主人公も物語の進展を通して、能力だけではなく、人間的にも成長していきます。
最初から完璧な主人公というのはつまらないものです。
スバルも最初は「うざい」という印象をあたえてしまいました。
しかし、徐々に成長を感じられるようなシーンを見せてきており、今後より愛されるような主人公になってくることに期待しましょう・・!