ピエロのような格好に、間延びした喋り方が特徴的な『Re:ゼロから始める異世界生活』のロズワール・L・メイザース。
アニメ2期で、エミリアの後ろ盾でありながら、王都での徽章盗難を巡る一連の事、ロズワール邸の襲撃事件を手引きしたことが判明し、その歪んだ思想や性格が明らかになってきました。
そんなロズワールの正体や目的とは何か?また明らかになったその歪んだ、サイコパス的な性格や思想を心理学の知見を交えつつ解説していきます!
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ロズワール・L・メイザースとは?
メイザース家の頭首であり、王選におけるヒロイン・エミリアの後ろ盾となっています。
ピエロのようなや格好に、間延びした喋り方が特徴的。頭首らしくない飄々とした態度をし、時に不敵な笑みを浮かべるシーンもあり、腹の底が読めないキャラクター性をしています。
主人公のスバルが、ロズワール邸で初対面した際、屋敷が雇ったピエロと勘違いしています・・・笑
軽薄な態度と外観に反して、ルグニカ王国の最強の魔術師であり、たった一人で国の軍隊に匹敵するといわれています。単純な肉弾戦における戦闘能力も高い。
アニメ2期・4章の聖域編において、王都での徽章盗難を巡る一連の事、ロズワール邸の襲撃事件の黒幕であることが判明し、スバルの死に戻りの能力についても認識していることも発覚。
そのスバルのやり直しできる能力を前提にあらゆる行動を画策し、やり直し前提で、一時は信頼をおくラムを手刀で刺し殺すという狂人っぷりを見せつけて度肝を抜きました。
角を折られた鬼族のラムは、慢性的なマナ不足に陥っており、ロズワールにマネを補給してもらっています。またラムがロズワールに恋心を抱いているために、絶対的な忠誠心を見せています。そんなラムを殺しただけに衝撃的でした・・・
そんなラムのかわいい魅力を下記で考察してるので併せてご覧ください!
ロズワールの真の目的とは?※ネタバレ注意※
ロズワールの真の目的は、400年前に嫉妬の魔女・サテラによって滅ぼされた、強欲の魔女・エキドナを復活させることにあります。
ロズワールの正体は、400年前以上前にエキドナに魔法を教わった、エキドナの弟子、初代メイザースです。精神を子孫に移すことで、400年以上もの間その魂を現世にとどめ続けてきたのです。
ロズワールはなぜそのような行動をしたのか?それはひとえに、かつて信奉した師であるエキドナに再び会うためです。
若かりし頃のロズワールは病弱であり、周囲から「厄介者」として扱われていたようです。そんなロズワールを救ったのが強欲の魔女・エキドナです。
エキドナは、自分の能力をうまく使いこなせず、厄介者として孤立していたロズワールに、その体質は『贈り物』であると教え、魔法の才能を開花させると同時に、ロズワールの心も救ったのです。
それ以来、ロズワールはエキドナに心酔し、エキドナ復活のためなら何でも実行できてしまうほどです。
エキドナの死後に手にした『叡智の書』にエキドナの復活のプロセスが記述されており、ロズワールはそのプロセスを忠実に実行していきます。
エミリアの王選候補としての擁立、王都での徽章盗難を巡る一連の事、ロズワール邸の襲撃事件などもすべて、『叡智の書』の記述通りにロズワールが実行に移したものなのです。
スバルの「死に戻り」に関しても、スバルが世界をやり直すことができるということを『叡智の書』から把握しており、すべての行動をスバルのやり直し前提で画策をしています。
エキドナの復活のためには、エキドナを封印した神龍ボルカニカを攻略する必要があり、エミリアが王になることでその機会を得られるため、何としても王選を勝ち抜く必要があったのです・・!
ロズワールの歪んだ性格を心理学で解説
エキドナ復活のために400年以上もの間に精神を転写して、現世にとどまり続けるロズワール。
その人間性を一切捨てたロズワールの行動からは、悪の三大気質とされるサイコパス(反社会性パーソナリティ障害)、マキャベリスト的(目的達成至上主義)な性格気質がうかがえます。
ロズワールのサイコパス的行動特性
エキドナ復活のためにラムをも殺せる冷酷さ
ロズワールは、エキドナ復活のためなら何でも実行にできるほどの『覚悟』を持ち合わせています。
スバルのやり直しの能力を前提にしているとはいえ、刺客にロズワール邸を襲撃させたり、信頼するラムを手刀で殺したり、ラムの死を悲しみ回復させようとするガーフィールを蹴り殺したり、中々にゲスでクズなことも躊躇なく実行しています。
また、やり直しをさせるために、『君と私の今後を想えばスマァートとは言えないやり方だけどね』『使い方あってる?』と冗談交じりに、スバルを死ぬほどに蹴り飛ばすという冷酷さを見せつけています。
こういった冷淡さや冷酷さは、自分の目的達成のためなら他人の感情を一切配慮しないサイコパスに近い性格特性が現れています。
ロズワールは、エキドナを復活させるためなら『あらゆる人間性を捨てた』という趣旨の発言をしています。
人間性を捨てて鬼畜外道のような悪漢になりきるのは、そう簡単ではななく、並大抵の精神力じゃないでしょう。
それだけの精神力を持てるほどに、ロズワールのエキドナに対する執着心や思いは、凄まじいものなのです。
エキドナ復活という目的に向けられた執念と集中力
サイコパスは目的達成に対する並々ならむ集中力と執念を持ち圧倒的な行動力をもって物事を実行していく特徴があります。
ロズワールは、400年以上もの間エキドナ復活のために行動を続けるという尋常ではない執着心を見せており、エキドナ復活という目的のために他人を利用し、傷つけることも厭いません。
また他人だけではなく、自分自身が傷つき、死ぬことも厭いません。
そのことについてロズワールは、多兎の大群に喰い殺される直前『今の私はここで終わる、だが、それでいんだよ』『君がやり直した先にいる私ではない私がいつか目的を達するためなら構わない』と語っています。
それに対してスバルは『人間の考え方じゃない』と語っています。
まさに、サイコパスは脳の構造からして常人とは異なり、常人では計り知れないような言動を平気で実行に移します。
スバルの上記の発言は、まさにサイコパスの狂人性・怪物性をよく表しています・・・!
他人を欺き利用する他者操作性
ロズワールは、スバルやエミリアたちに対して、その本性をや目的を隠して利用し続けてきました。
エミリアを王候補として擁立したことも、エミリアのためではなく、エキドナを復活させたいという自分の目的のためです。
普段は飄々とした道化のような恰好をしつつも、その腹の底はどす黒く歪んでいます。
ハーバード・メディカルスクールのマーサ・スタウトはサイコパスには『操作性:他者に影響を与えたり、もしくは他者を操作したりするために頻繁に策略を用いる。人を誘惑したり、魅了したり、あるいは快活にふるまったり、相手に取り入ったりすることで目的を遂げる』という特徴があるとしています。
参考:マーサ・スタウト『良心をもたない人たちへ対処法』(2020)
ロズワールは、道化の恰好をして普段は飄々としています。冗談を交わせるようなユーモアを持ち合わせており、何を考えているわからないものの、悪人には一見しては見せません。
しかし、その実は、他人を利用し自らの目的を達成しようする冷酷な魔術師という正体を持ち合わせていたのです。
こういったロズワールの表面的な親しみやすさをもちつつ、他者を利用する点はサイコパス的といえます。
ロズワールの敬愛するエキドナも、400年以上もエキドナに執着するロズワールの想いや行動に対して無関心・無感情という冷淡さを見せるなど、魔女だけあってサイコパス性が高いです。
そんなエキドナのサイコパス性の高さについては下記で分析しているの併せてご覧ください。
ロズワールはマキャベリスト?
マキャベリストとは、ルネサンス期のフィレンツェの外交官で、1513-14年に『君主論』を書いたニッコロ・マキャヴェッリに由来する言葉で、政治は道徳や宗教から切り離して行うべきであるという現実主義的な政治理論を提唱したため、目的のためなら手段を選ばない人間を指してマキャベリストと言うようになった。
サイコパス、マキャベリスト、ナルシストを精神科学の世界では、悪の三大気質・ダークトライアドと呼びます。
サイコパスとマキャベリストの境界線は明確ではありませんが、マキャベリストは、目的の為なら嘘をつくことをいとわず、冷酷で、倫理観に乏しく、目的の為にどんな手段をとってもそれを正当化するという特徴があります。
ロズワールの『エキドナ復活』という悲願のために、あらゆる人を欺き利用し、どんな手段を取ってでもその目的を達成しようするさまは、マキャベリスト的といえます。
いずれにしもて、人間性を捨てたロズワールの性格特性は、悪の三大気質であるサイコパス・マキャベリスト的な特性を色濃く持っているのです。
こんなロズワールに「覚悟を磨かれ続ける」スバルは不憫でなりません・・・それもすべてはエキドナの創りだした『叡智の書』が原因ではありますが・・・
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まとめ
ロズワールの『覚悟』とは、エキドナ復活のためには自分の人間性を含めてありとあらゆるものを捨てることでしょう。
たった一つの大切な目的のために、余分なものを削り落としたロズワールの覚悟や精神力は、常人の物差しでは決して測ることはできません。
まさに怪物的なメンタリティです。サイコパスは先天性の脳の機能障害が影響していますが、ロズワールの場合は後天的に自らの覚悟を研ぎ澄まして、サイコパス的な性格特性を獲得したといえます。