Re:ゼロから始める異世界生活に登場する強欲の魔女・エキドナ。
表面上は友好的な態度を示しつつも、その内心は自分の知識欲を満たすことしか頭にない。知識を得るためなら平気で他人を利用し、他人の感情は二の次三の次どころか一切眼中にはない。
そんな人間味を感じないエキドナからは、サイコパスとしての非常に多くの特徴が見て取れます・・!
今回は、そんなエキドナがいかにヤバいサイコパスなのか・・・現実の心理学の知見を交えつつ解説していきます!
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目次
知識欲の権化!エキドナとは?
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
世界に大きな脅威を与えた7人の大罪魔女の一人で、強欲の名を冠する魔女・エキドナ。他の大罪魔女と同様に嫉妬の魔女サテラに滅ぼされ、魂だけが墓所に繋ぎ留められています。
あくなき『知識欲求』を持ち、知識を得ることがエキドナにとっての至上の喜びです。膨大な知識量を持ち合わせているため、各国の王族がエキドナの知識を求めて謁見を渇望するほどです。
「死に戻り」によって何度も世界をやり直すことができるスバルに対して強い関心をもっており、エキドナの精神世界で開かれる茶会に招いて、助言をするなど手助けをしています。
「死に戻り」の秘密を知る数少ない存在としてスバルに対して同情心を示す様なシーンも見られましたが、エキドナの目的はスバルの「死に戻り」を利用して、止めることのできない知識欲求を満たすことにあり、スバルを手助けしていたのも、全てはスバルに取り入り契約を結ばせることにありました。
その外見は、美しい銀髪に漆黒のドレスが似合う色白の美少女。高い知性と気位を感じる立ち振る舞いからはいかにも魔女といった雰囲気が漂います。
しかし、実はドジっ子で天然っぽい一面があり、そんなエキドナの姿がまたかわいいのです・・!
そんなエキドナのかわいい魅力については下記で解説しているので併せてご覧ください!

エキドナがいかにサイコパスかを心理学で解説!
現実のサイコパス研究を参考にしつつ、エキドナがいかにサイコパスかを解説していきます!
人の感情がわからない共感しない
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
エキドナには、人の感情に対する共感性が欠如しています。ある意味、人智を超えた存在である魔女らしいといえば魔女らしいです。
スバルと協力関係を結ぶ契約を持ち掛けた際、『最後には必ず最善の未来へ連れて行く』という甘い言葉で誘ってはいるものの、その過程で様々な犠牲や痛みを負わせることに対しては、何の負い目や同情心を抱く素振りを見せません。
そんなエキドナに対してスバルは『エキドナお前は他人の感情が理解できない奴なんだ』と、見事にサイコパスの特徴を言い当てています。
また、『禁書庫を守り、迎えを待て』というエキドナとの契約のせいで、400年間もの長きに渡って『存在しない待ち人』を信じて待ち続けるという苦難を負わされ、死を望むまでに追い詰められたベアトリスについても、哀れみや同情といった感情は一切ありません。
エキドナは、『ベアトリスが誰を待ち人に選ぶかを知りたい』という自身の知識欲求を満たしたいがために、無邪気に、ベアトリスを400年間も禁書庫に縛りつけていたのです。
スバルはこの事実を知り、エキドナのことを『お前は魔女だ』『人智を超えた理解できない怪物だ』と憤慨し、エキドナとの契約を拒否しました。
サイコパスの最大の特徴がこの「他人の感情に対して共感や同情ができない点」です。
サイコパス研究の第一人者のケビン・ダットンは、その点について『知性は研ぎ澄まされているのに、他人が心を動かされているのを察することもできない。 』と述べています。
参考:ケヴィン・ダットン『サイコパス秘められた能力』(2013)
これはまさに、膨大な知識量を持ちはしていても、スバルが一体何に憤りを感じているのか理解できない、ベアトリスが死を望むほどに辛い思いをしていることを察しない、エキドナの冷淡さと一致しています。
サイコパスの脳内では、人間の感情や共感に深くかかわりのある「偏桃体」やその偏桃体に関連する脳の回路(眼窩前頭皮質など)の機能が低下していることがわかっています。
つまり、先天的に脳の構造から常人とは異なっており、その点についてサイコパス自身は何の疑問も迷いもありません。共感しない。同情しないのが、当たり前なのです。
サイコパスは、まさにスバルの言う通り「人智を超えた理解できない怪物」といっても過言ではないのです・・・!
人を平気で利用しようとする
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
サイコパスの大きな特徴として、自分自身の目的達成のために平気で他人を操り利用する「他者操作性」という特徴があります。
サイコパス研究の第一人者のケビン・ダットンは、サイコパスは『我慢ならないやつを丁重にもてなして、一気に、順調かつ効率よく自分の思い通りに動かせるようにする能力に長けている』と述べています。
この点は、スバルを茶会に招いたり、状況打開のための手助けをして、言葉巧みにスバルに取り入り、不都合の多い契約を結ばせようとしたエキドナの行動と合致します。
単純なスバルは見事に、エキドナの口車に乗せられて、契約に乗りそうになっていました。
エキドナは、自らの知識欲求を満たすという目的のために、スバルを言いくるめて利用しようとしていました。ベアトリスに関しても、『ベアトリスが待ち人を誰に選ぶかという』知識欲を満たすために利用しました。
サイコパスは、自分の目的のために平気で他人を利用し、そのせいで他人がどうなろうとサイコパスは一切気にしません。良心の呵責という言葉はサイコパスの辞書には存在しないのです。
エキドナのこのマインドコントロール能力は、最も魔女らしい能力といえるかもしれません・・・!
外面は寛大で良い人のように振舞う
ハーバード・メディカルスクールのマーサ・スタウトによると、サイコパスは他者を欺くために『表面的には親切で寛大なふりをする』そうです。
参考:マーサ・スタウト『良心を持たない人たちへの対処法』(2020)
サイコパスは自らの本性を隠して、表面上は親切で寛大な人間のように振舞って他人に取り入るのです。
エキドナは、スバルの死に戻りの事実を知る数少ない存在として、『わかっている』『君のこれまでの足跡を知っている』『見てきたからね』とその境遇に同情する女神のような姿を見せました。
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
しかし、これはスバルの感情に寄り添ったというよりも・・・
その後に続く『できるなら君の口から教えて欲しい』『君がこれまで何を想い、どう感じ、どれほど抱えてきたか、それを知りたい』『だって僕はこの世の全てを知りたいと欲する強欲の魔女エキドナだからね』という言葉通り、ただシンプルに「死に戻りしてどうだったの?」という知識欲が素直に現れた言動に過ぎないと考えられます。
自信満々な堂々とした語りがスゴイ
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
脳科学者の中野信子氏は、サイコパスの特徴として、『外見や語りが過剰に魅力的で、ナルシスティックである』と述ています。
参考:中野信子『サイコパス』(2016)
サイコパスは、恐怖や不安を感じにくいために、どんな状況でも自信満々で堂々と振舞うことがきます。それゆえに、サイコパスの語りには自信が満ち溢れて、説得力が増すのです。
エキドナは、スバルが契約を結ぶことを躊躇した際に、畳みかけるような超長文の語りでスバルの説得を試みました。
一方的に語り過ぎな印象もありましたが、その時のエキドナの一点の曇りもない自信に満ち満ちた語りは、まさに上述の『外見や語りが過剰に魅力的でナルシスティック』という特徴に合致します。
か弱い女の子を演じて油断させる
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
脳科学者の中野信子氏は、女性のサイコパスは、女としての『か弱さ』をアピールすることで標的を引き寄せると述べています。
参考:中野信子『サイコパス』(2016)
エキドナは、スバルに対して、『僕はか弱い女の子』という言葉をしばしば口にしています。
フィジカル面では確かにエキドナはひ弱かもしれませんが、腐っても魔女であり、スバルくらいならすぐに殺せる力を持っているはずです。
エキドナが何を意図して『か弱い女の子』という点を強調していたかは定かではありませんが、スバルを油断させて取り入るために『か弱い女の子』という点を強調していたのかもしれません・・・!
知識欲求を満たすためならどんな犠牲も厭わない一点集中力
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
サイコパスには、自分の目的達成ならどんな犠牲も厭わない凄まじい集中力・執着心があります。
その点についてケビン・ダットン氏は『サイコパスに共通する捕食性の瞬き一つしない一点集中力』と表現しています。
参考:ケヴィン・ダットン『サイコパス秘められた能力』(2013)
サイコパスは自分の欲求を満たすためには、徹底的に集中し、冷酷に実行していく強さを持っています。
エキドナは、自分の知識欲求を満たすためなら平気で他人を利用します。それだけではなく、スバルに対して『必要なら僕の体を慰みに使ってもいい』と言うなど、自分の体すら捧げようとする執念を見せています。
エキドナのこういった知識欲求を満たすことへの執着心や行動力もサイコパスの特性と合致します。
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まとめ
こうしてまとめてみると、エキドナは現実の心理学においてサイコパスとされる人間と多くの面で共通した特徴をもっていることがわかりますね・・・!
サイコパスかどうかは二つに一つ、白黒はっきり分かれるわけではなく、サイコパスの周辺には内側も外側にもグレーゾーンが存在しています。
その中でも、エキドナは非常に黒に近いサイコパスといえます・・さすがは魔女ですね・・!