僕のヒーローアカデミアに登場する、ヴィラン連合の幹部・荼毘(だび)。
普段はクールでミステリアスな雰囲気を漂わせ、戦闘においては、激しい蒼炎の放ち、敵を焼き尽くす。そのギャップが非常にかっこいいヴィランです。
今回は、そんな荼毘の過去や正体を解説しつつ、かっこいいその魅力の正体に迫っていきたいと思います・・!
最後に、荼毘のかっこいいシーンもまとめて紹介するので、本記事を読めば、まるっと荼毘のかっこいい魅力がわかるので是非最後までご覧ください!
目次
荼毘とは?
荼毘の基本データ
ヴィラン名 | 荼毘 |
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個性 | 青い炎熱 |
誕生日 | 1月18日 |
身長 | 176cm |
担当声優 | 下野紘 |
蒼炎を操るヴィラン連合幹部
荼毘が初登場時したのは、ヒーロー殺しステインの逮捕後、ブローカー・義爛の紹介で死柄木弔率いるヴィラン連合に参加しました。
「ヒーロー殺しの意志は俺が全うする」と語るなど、荼毘はヒーロー殺しステインの思想に感化されており、ステインが行動を共にしていたことがきっかけで、ヴィラン連合に興味を持ち参画しました。トガヒミコとは同タイミングでの加入となりました。
雄英高校林間合宿の襲撃事件の際には『開闢行動隊』として初めて戦闘に参加。蒼炎で森全体を燃やして包囲網を敷き、トワイスの作った分身体を利用して、相澤先生等と戦闘しました。
また、死穢八斎會のオーバーホールの逮捕護送中の警察車両を、死柄木らとともに襲撃し、プロヒーローのスナッチを殺害しました。
また、九州においては、ハイエンド脳無の試験投入を行い、エンデヴァーとハイエンド脳無との戦闘を誘発させました。ハイエンドとの戦闘後に疲弊したエンデヴァーを襲撃しましたが、No.5ヒーローミルコの乱入で妨害されました。
この九州での戦闘以降、ホークスがヴィラン連合にスパイとして潜入し、荼毘と接触を測っていることが判明しました。
荼毘の個性:蒼炎
荼毘の個性は、蒼い炎を操る炎熱系の個性です。
威力、攻撃範囲ともに非常に優れており、一瞬にして多数の人間を焼き殺すことができるほどの凶悪性を誇ります。
その火力は、フレイムヒーローエンデヴァーを上回るとされるほどです。
しかしその高威力には代償や制限があるようで、炎を長時間や連続、また大きな力を使うほど、荼毘の体にもダメージが蓄積していく様が描かれています。
そのため、長時間の戦闘には不向きという弱点があります。
この点は、同じ炎熱の個性を持つエンデヴァーと同様のデメリットといえます。
荼毘の正体・過去とは?
ダビダンスで明らかになった正体
荼毘の正体は長らく謎に包まれていましたが、290話「ダビダンス」で遂に明らかにまりました。
荼毘は、山火事で幼い頃に死亡したと思われていたエンデヴァーの息子、轟家長男の轟燈矢だったのです。
覚醒した死柄木弔との激闘の最中、ボロボロになったエンデヴァーたちの前に、ギガントマキアに乗って現れた荼毘は、髪に液体をかけて黒髪から白髪となり、自らが轟燈矢であると嘲笑うように語りました。。
これまで正体を明かせる機会は何度もありましたが、荼毘は、あえて隠し続け、超常解放戦線による被害でヒーローへの信頼が失墜するタイミングで、全国放送の電波をジャックして、エンデヴァーの過去の汚点の暴露とともに、自分の正体を明かしたのです。
荼毘の正体を知った、エンデヴァーは茫然自失で戦意を失ってしまいました。轟焦凍は死んだはずの兄を前に動揺しながらも応戦しましたが、荼毘の蒼炎が一枚上手で追い詰められました。
エンデヴァーをただ倒すだけではなく、精神的な苦痛を最大限に与えようとする荼毘の用意周到な行動からは、不気味なまでにどす黒い怨念を感じさせました・・・
荼毘の悲しい過去とは?
荼毘こと、轟燈矢は、エンデヴァーと妻・冷の間に生まれた初めて子供でした。
当時の、エンデヴァーは打倒オールマイトの夢を自分の子供に託すため、自分の炎熱の個性の弱点を補う、氷の個性をもつ冷を妻に娶りました。
炎熱の弱点は、炎の個性の使用によって自身の体温が上昇して身体機能が低下する点にありましたが、氷の個性を併せもつことで、体内の熱を冷まして、弱点を打ち消すことが可能です。
つまり、長時間の戦闘や連続使用が苦手という、炎熱の弱点が補えるのです。
この個性を目的とした結婚を個性婚と呼ばれ、轟焦凍は「倫理観の欠落した前時代的発想」と喝破していました。
そんな個性婚の第一子として生まれたのが、燈矢でした。
半冷半燃の個性を望んだエンデヴァーでしたが、第一子の燈矢は、炎熱の個性のみしか持ち得ませんでした。
望んだ通りの個性ではありませんでしたが、エンデヴァーは、燈矢のその火力の強さに、オールマイト超えの可能性を感じ、燈矢をオールマイト以上のヒーローにしようとしていました。
燈矢も父エンデヴァーの期待を感じ取り、自分自身でもオールマイトを超えるヒーローになりたいと望むようになっていました。
しかし、燈矢は、炎の個性を持ちながらも、成長とともに、氷の体質を持ってしまったのです。つまり、自分の炎に耐えられない体になってしまったのです。
すこしでも炎の個性を使えば、火傷をしてしまう燈矢に、エンデヴァーは個性を使うことを禁止し、ヒーローを目指すことを諦めるように話しました。
しかし、現実を受け入れられない燈矢は、一人で黙って個性の訓練をして、火傷を負ってしまっていました。その度に、燈矢を叱り、妻・冷にもキツく当たるようになりました。
そんな中で、第四子として、遂に半冷半燃の個性をもつ轟焦凍が生まれました。
轟焦凍に全ての期待が注がれるのを横目に、かつて自分が得ていた父からの期待、眼差しを奪われたと感じた燈矢は、思わず焦凍に対して暴力を奮おうとするほどに追い込まれていました。
そして燈矢が、13歳になった時、身体の二次性徴とともに、炎は赤色から蒼色に変化しました。
燈矢は、これなら父親のエンデヴァーも認めてくれると自信を持ち、よくトレーニングをしていた瀬古杜岳(せことたけ)に来てくれとエンデヴァーに話し、一人エンデヴァーが来るのを待っていました。
しかし、燈矢と向き合うことを避けたエンデヴァーは、瀬古杜岳(せことたけ)に行きませんでした。
父親に裏切られた悲しみから感情が高まり、燈矢の蒼炎は暴走、炎の止め方を知らない燈矢自身の体を焼き尽くしてしまったのです。
炎の温度は2000度を超えていたとされており、かろうじて、下顎部の骨が残る程度でした。
ここで完全に死亡したと思われた、燈矢でしたが、どういうわけか生き残り、全身継ぎ接ぎだらけの荼毘として再び、エンデヴァーの前に姿を現したのです。激しい憎悪と復讐心とともに。
荼毘のかっこいい悪役としての魅力を解説
以下から荼毘のかっこいい悪役としての魅力を解説していきます!
青い炎の個性がかっこいい
荼毘のかっこいいとっころは、その蒼炎の個性でしょう。
赤炎もかっこいいですが、クールな青い炎も非常にかっこいいです。特にアニメでの蒼炎は非常に鮮やかで映えます。
ちなみに現実の世界においても、炎は、赤色よりも青い色の方が高温で火力は上です。
影を感じさせるミステリアスな雰囲気
荼毘の性格は、基本的に物静かで、非常にクールです。
口数も少ないので、基本的に何を考えているのかわからない不気味で、ミステリアスな雰囲気を漂わせています。
特に、燈矢であることを明かすまでは、その正体も謎に包まれていたので、より一層ミステリアスな印象が強かったです。
人は、謎が残るもの、全容が明らかになっていないものに、より興味を惹かれる性質があり、これをツァイガルニック効果といいます。
ミステリアスな異性が魅力的に映るのもこのツァイガルニック効果が関係しています。
荼毘のミステリアスで危険な雰囲気に知らず知らずのうちに読者は惹かれてしまっているのです・・・
人気声優の下野紘さんのイケボ
荼毘の声優は、人気声優の下野紘が担当しています・
下野紘さんといえば、鬼滅の刃の我妻善逸役として有名ですが、それまでも、進撃の巨人のコニー・スプリンガー、バカとテストと召喚獣の主人公・吉井明久など担当しており、明るくお馬鹿なキャラを演じることが多い印象でした。
荼毘はその対局といってもいいキャラクター性ですが、クールな下野紘さんの演技も非常にかっこいいです。
下野紘さんのイケボ、荼毘人気を高める重要な要素といって間違いないです。
まとめ
燈矢からいかにして、荼毘になったのか、その全貌がまだ明らかになっていません。
2000度の炎で焼かれて大火傷を負ったからこそ、現在の継ぎ接ぎだらけ外見になっていると思いますが、一体だれが何の目的で、燈矢を荼毘に改造したのか。
未だ謎の多き、荼毘にこれからも目が離せませんね・・・!