進撃の巨人に登場するハンジ・ゾエ。
初登場時は、巨人狂いのマッドサイエンティスト、奇人、変人のような印象をもつちょっとヤバイキャラでした。
しかしストーリーが進むに連れて、徐々に、調査兵団のベテランとしてチーム率いたり、熱く仲間想いの姿を見せるなど、ただの変人ではない、かっこいい魅力を備えたキャラクターとしての姿が描かれていきました。
こういった印象の変化もあり、第3回のキャラクター人気投票では、3位にランクインしました。
今回は、そんなハンジ・ゾエのかっこいい魅力を解説していきます!
ハンジ・ゾエとは?
ハンジの身長・体重は?
| 身長 | 170cm |
|---|---|
| 項目名 | 体重 |
| 60kg | 誕生日 |
| 9月5日 | 担当声優 |
| 朴璐美 |
マッドサイエンティストな分隊長として登場
ハンジ・ゾエは、調査兵団に所属する第四分隊長として登場しました。
調査兵団では長期に活動しているベテランで、共に多くの死戦を潜り抜けてきたリヴァイたちとは付き合いも長く、特別な絆を感じさせる間柄です。
巨人の研究も担当しており、研究対象としての巨人をみる目はいつも輝いており、まるで友人であるかのように接するなど、巨人の生態を知ることに尋常ではない興味を抱いているようでした。
研究対象の巨人を泣きながら拷問をして痛めつける様は、狂人、マッドサイエンティストのような印象があり、これがある意味ハンジのキャラとしてのギャップを生み出しています。
エレンが巨人の力を自由に使えるための訓練の際も、基本的にハンジが指揮を取りましたが、エレンを巨人の体から引き剥がす際に、エレンの顔が引き裂かれるような状況を見て、『うぉぉぉぉ!見ろモブリット!!』『エレンの顔が大変なことになってるぞ!!』『急げ!!スケッチしろ!!これ元の顔に戻るのか!?』と、エレンの顔よりも研究や興味を優先するハンジに、『分隊長!!あなたに人の心はありますか!?』とツッコミを入れられているのが印象的でした。
ややサイコパス気質があるのは否めないのがハンジであり、そこがまたハンジの魅力なのです。
ただ、このように熱心に巨人の研究を行う根本には、「巨人に奪われた自由を取り戻す」という強い意思が根付いており、巨人を研究する目的は、あくまでも、人類の自由のためなのです。
ウォールマリア奪還作戦後は団長へ
ウォールマリア奪還作戦後、ハンジが後任で調査兵団の団長となりました。
ハンジが団長になってからパラディ島や調査兵団を取り巻く環境は激変していきました。
世界の秘密を知ったエレンは、単独で海を渡ってマーレに潜入。民間人を多く殺害した上で、戦鎚の巨人の力を手に入れました。パラディ島に戻ってからも、ジークと共謀して調査兵団を裏切るような行動にでました。
さらに、そんなエレン以外にも、イェレナの裏切りなど多くの問題を抱えて、ハンジは団長として多くの苦悩を抱えているようでした。
そんな状況の中でハンジは、『・・・あんた唯一の失策だ・・・』『なんで私なんか団長にしたんだよ・・・』と思わず弱音を吐いていました。
ハンジ・ゾエは女?男?
ハンジは、女か男か性別がはっきりとせずに、ファンの間でも議論が起こっていました。
ハンジの性別が不確かななのは、ハンジの性別に関する読者からの質問に対して、原作者の諫山創先生が、「この質問を受けてそのキャラの性別は明言しない方がよさそうだと確信しましたw」と回答したことも大きな要因の一つとなっています。
作者がふくみをもたせるような発言をして、性別の明言を控えたのです。
しかし、実写や声優が女性であり、また、フィギュアやアニメの設定画などで明らかな胸の膨らみがあることから、女性であるという説が濃厚になっています。
ハンジ・ゾエの魅力とは?
以下では、ハンジがファンを魅了するかっこいい魅力について解説していきます。
巨人狂いな変人なところが面白い
ハンジの魅力は、マッドサイエンティストみたいな奇人・変人っぽいところから全て派生しているといっても過言ではありません。
エレンの顔を引き裂いても、助けるよりもその顔をスケッチをすることを優先して『分隊長!!あなたに人の心はありますか!?』と突っ込まれたり、巨人化したエレンの腕を躊躇なく触って『皮膚無いとクッッソ熱いぜ!!』と興奮していたら、『分隊長!!生き急ぎ過ぎです!!』と突っ込まれるなど。
周囲から秀逸なツッコミを生み出すような、奇人・変人っぷりは、陰険なキャラの多い進撃の巨人において、うまく緩急を作る、貴重な存在です。
ハンジのギャグキャラっぽい姿は、進撃の巨人の辛い物語を読む読者にとっても有難いのではないでしょうか。
たまに見せる本気な姿はかっこいい
前述の通り、ハンジは、基本的には変人なマッドサイエンティストですが、その心根には『自由を取り戻す』という強い信念を持っています。
それゆえに、時折、至極真っ当な正論をのべたり、ベテランとして新兵たちを諭したり、熱く仲間想いの姿も見せたりします。
例えば、壁の中に巨人がいる事実を知っていたウォール教のニック司祭に対して、『我々調査委兵団が何のために血を流しているか知ってたか?』『巨人に奪われた自由を取り戻すためだ・・・』『そのためなら命だって惜しくなかった・・・』『それがたとえ僅かな前進だったとしても・・・』『人類がいつかこの恐怖から解放される日が来るのならと』『命を捧げてきた・・・・』と熱く語ったシーンが印象的でした。
また、エレンが始祖の力を使って、地ならしを発動させて壁外人類の虐殺を実行に移した際、パラディ島の人たちは「これで自分たちの安全が保障される」と安堵した一方で、、ハンジは、地ならしによる虐殺は、死んで行った仲間が夢見た外の世界への希望を踏み潰すものであり決して見過ごせないものとして『虐殺はだめだ!!これを肯定する理由があってたまるか!!』と至極真っ当な憤りを見せました。
最初にマッドサイエンティストのような印象を抱いていた読者にとって、こういったハンジの本気な姿は、そのギャップでより一層印象的に映るのです。
リヴァイたちとの関係がかっこいい
ハンジは、リヴァイたちとは調査兵団で付き合いも長く、馴れ合う中ではありませんでしたが、特別な絆を感じさせるようなシーンが時折描かれていました。
ハンジが、地ならしを阻止するため、死を覚悟し、単独でエレンの操る超大型巨人に特攻を仕掛けようとした際は、悲しげな表情を浮かべたリヴァイが『心臓を捧げよ』と調査兵団の決まり文句をハンジに語りかけました。
リヴァイは、いまだかつて一度も『心臓を捧げよ』と発したことはありませんでした。しかし、長きに渡って苦楽を共にしたハンジの最後に際して、仲間思いのリヴァイは、この調査兵団の決まり文句によって、ハンジの背中を押したのです。
幼なじみのエレン、ミカサ、アルミンの3人が特別な絆でむずばれているように、調査兵団で長く生き残り続けた、リヴァイ、ハンジたちにも特別な絆があったのでしょう。
ハンジは、その後、超大型巨人の熱風で燃やされ、死亡しました。
死亡したハンジが目覚めると、そこに、先に逝ってしまった調査兵団のメンバーが待っていました。
ハンジは『まったく・・・団長になんか指名されたせいで大変だったよ』『エレンのバカがさぁ・・・』と思わずぼやきました。
ハンジは、エレンの巻き起こした地ならしに巻き込まれて最期を迎えました。本来は、エレンを憎んでもおかしくはないのに、『エレンのバカがさぁ・・・』と、かつての関係そのままのように語っているのは、ハンジにとって最後までエレンは仲間だったということの現れでしょう。
ハンジ自身も、『エレンに何の解決策も・・・希望や未来を示せなかった』と責任を感じており、また、エレンの暴走はパラディ島を想っての行動というのをわかっていたからこそ、ぼやきをすれど憎んだりはしなかったのでしょう。
こういった、ハンジの懐の深さや、仲間想いのところは、改めてファンを惹きつける魅力なのだと感じさせる最期でした。
おわりに
ハンジは、最初登場した時は、ここまで人気のキャラになるとは思いませんでしが、そのギャグキャラっぽい立ち位置は、殺伐とした進撃の巨人の世界に欠かせない存在になっていました。
最後は、死んでいった調査兵団のメンバーたちに迎えられて、よかったと思う最後でした。

