-ONE PIECE×心理学-

ゾロの「底知れぬ強さ」の理由を心理学で説明してみる!くいなの影響が大きい?

底知れぬ強さを見せる、ワンピースのロロノア・ゾロ

今回は、そのゾロの強さの根源に心理学de
迫ってみよう
という検証記事です!

実際のスポーツや音楽、学問の世界で超一流となる人間はどういう人間かという科学的な研究に基づいて考察をしていきますので、現実でも活かせる内容となっています!

本記事を読めば、ゾロがどうしてそこまで強くなれるのか、強い精神力や野心をもつことができるのかが分ります!

本記事の内容を読んで実践すれば、ゾロのように強くなれるはずですので、ぜひ最後までご覧ください~

底知れぬゾロの強さ


ロロノア・ゾロは、麦わら海賊団のNo2で、ルフィに次ぐ実力者と言われています。

その野心や精神力の強さ、常に鍛錬を怠らないストイックさ、どれだけ敵が強大でも臆せず向かっていく漢気の強さなど、ルフィ以上に骨太な強さを感じさせるのがゾロというキャラクターです。

しかし、新世界編以降は、ゾロが実力の120%以上を出した戦闘シーンが描かれておらず、2年間のミホークとの修業を経てどこまで強くなっているのか未知数な状態です。

閉じた左目の謎や、パンクハザード編のモネ戦でみせた「覇王色」の覇気の片鱗など、伸びしろをいろいろの残しており、今後もっともっと強いゾロを見ることができるはずです・・・!

ゾロの強さの理由を心理学的に解説

それでは、ゾロの強さの理由を心理学的に解説をしていきます!

ゾロの強さの理由①:愚直に努力を継続できる


ゾロは愚直に努力を継続できる超ストイックな男です。ワンピースの作中でも、最もトレーニングシーンが描かれているのはゾロであり、海賊船の中では常に筋力トレーニングを欠かしません。

チョッパーが仲間になったドラム王国編では、トレーニングの一貫で猛吹雪の中寒中水泳を慣行するなど、そのストイックさは常軌を逸しています。

おそらく戦闘、食事、睡眠以外のすべての時間はトレーニングに当てられていることでしょう・・・

現実の世界でも、超一流になる人間は、練習時間が桁外れに多いということが明らかになっています。

スポーツ、音楽、学問など様々な分野のトッププレイヤーの成功理由を研究している、フロリダ州立大学教授のアンダース・エリクソンは、下記のように述べています。

これまでにさまざまな分野で実施されてきた多くの研究の結果を見れば、練習に膨大な時間を費やさずに並外れた能力を身につけられた者は一人もいない。・・・音楽、ダンス、スポーツ、対戦ゲームなどパフォーマンスを客観的に測れる分野なら例外なく、トッププレーヤーは能力開発に膨大な時間をささげてきた。引用:『超一流になるのは才能か、努力か?』p141

ゾロの強さの秘訣は、この能力開発に膨大な時間を捧げているという点はほぼ間違いないです。

しかし、なぜゾロはここまでストイックに努力ができるのでしょうか・・・?以下ではその点についても解説していきます。

ゾロの強さの理由②:親友の思いを背負って戦う


ゾロには少年期、同じ夢を追いかけていた親友がいました。それがゾロが今口にくわえている刀「和道一文字」の元の持ち主だった「くいな」です。

女の子でありながら少年期のゾロよりも強かった「くいな」。ゾロとくいなは切磋琢磨し、互いに世界一の大剣豪になることを誓い合った仲でした。しかし、くいなは不慮の事故で命を落としてしまいます。

ゾロは親友の死に大変なショックを受け大粒の涙を流します。そして「くいな」の形見となった和道一文字を引き継ぎ、くいなの分まで夢を追うと、ゾロの師匠であり、くいなの父に誓います。

あいつのぶんも強くなるから!!天国まで俺の名前が届くように、世界一の大剣豪になるからさ!!!!約束したんだ・・・俺は・・・!!

それに対して、ゾロの師匠は快く快諾します。

くいなの魂と夢を、君に頼みます・・・!

ゾロが世界一の大剣豪という野心は、ゾロ一人だけの思いではなく、くいなの分も背負っているのです。つまり、ゾロが世界一の大剣道を目指すのはくいなのためでもあるのです。

実は、人は誰かのための方が、自分のためだけよりも頑張れるということが分かっているそうです。

脳科学者の中野信子氏は著書の中で下記のように述べています。

自分のためだけに何かをしても脳の中ではそれほど大きな変化は起きません。しかし、自分以外のだれかのための行動をしたときには、脳が「よい行動をしているな」と判断し、脳内に快楽物質を出します。つまり、私たちは自分のためだけより、だれかのための行動のほうが気持ちよく動けるのです。引用:『科学がつきとめた「運のいい人」』p203

ゾロはくいなの思いを背負うことで、さらに自分自身を鼓舞するための力を手に入れたといっても過言ではないのです。

NARUTOの名言「人は大切な何かを守りたいと思ったときに、 本当に強くなれるものなんです」は科学的にも正しいのです。

ゾロの強さの理由③:目標や信念は常に口にする

ゾロが自分の夢や信念を周囲に語っているシーンをよく見かけます。

上述した、くいなの「和道一文字」を譲り受けるときも、師匠の前で「世界一の大剣豪」になると宣言しています。また、鷹の目ミホークに大敗を喫したシーンでは、ルフィに対して下記のように宣言しています。

二度と敗けねぇから!!!あいつに勝って大剣豪になる日まで、絶対にもうおれは敗けねェ!!!

このシーンのように、自らの決意や信念を他人に向けて公言することを、パブリック・コミットメントといって、その信念へのコミットをより強める効果があるのです。

他人に公言することで、より自分自身がその信念に対して一貫的な人間であるように見せたいとという心理が働くのです。

ルフィも同様に「俺は海賊王になる男だ」と常々宣言をしていますが、そういった宣言には、自分自身を強い野心や信念に向かわせる効果があるのです。

ゾロも「二度と負けねぇ!!」と宣言した以上、「負けたら恥ずかしい・・・ださい・・・だから負けられねェェえ!!!」と内心思って頑張っていたのかもしれません・・・笑

パブリック・コミットメントについては下記をご覧ください。

ルフィに学ぶ!目標達成率を上げるパブリック・コミットメントとは?ワンピースの主人公ルフィの名セリフを言えば、以下を誰もが思い浮かべるでしょう。 「海賊王に、おれはなる」 ワンピースの第一話...

ゾロの強さの理由④:プライドを捨て、人に教えを請うことができる


シャボンディ諸島編で、海軍大将の黄猿や戦桃丸達に敗北を喫し、バーソロミュー・くまに吹っ飛ばされたゾロが行きついたのは、鷹の目のミホークの住む城でした。

そこでゾロは、プライドをかなぐり捨てて、宿敵であり、超えるべき相手のミホークに教えを請います。

宿敵に頭を下げて教えを請うゾロに対して、ミホークは「敵に教えを請うとは何事だ」と冷たく突き放しますが、そのゾロの強い思いに感服して、ゾロを弟子とすることにしました。

フロリダ州立大学の教授のアンダース・エリクソンは、チェスやバイオリンやテニス、数学などの様々な分野のトッププレイヤーを研究した結果、技能の上達の有効な方法として、「最高のプレイヤーから練習方法を学ぶ」ことを推奨しています。

適切な評価とフィードバック、体系化された技能的な知識などが、能力の向上には不可欠であり、それは最高のプレイヤーから学ぶのが一番なのです。

参考:超一流になるのは才能か?努力家?

ミホークは世界一の大剣豪であり、まさに最高のプレイヤーです。ミホークに弟子入りしたゾロの選択は科学的にも正しいといえます。

「一万時間の法則」の生みの親であるK・アンダース・エリクソンは、何らかの分野の第一人者になるには、方法は一つしかないという。それは、良き指導者につくことだ。このことは、教育学者のベンジャミン・ブルームが行った、世界的に成功したアスリート、科学者、芸術家を対象にした調査結果(1985年)で裏付けられている。これらの個人はほぼ、例外なく、国際的レベルに達することを目的として、師の下で研鑽を積んだという。『残酷過ぎる成功の法則 9割まちがえる「その常識を」科学する』エリック・パーカー p209

ゾロが、世界一の大剣豪であるミホークを師匠として選んだのは、最高の選択だったといえます。ちなみに、ルフィは海賊王の右腕、冥王シルバーズ・レイリーに指導を受けるなど、これまた最高のプレイヤーに指導を受けて大きく成長をしています。

人が成長角度を上げるには、メンターなど指導者の存在が必要不可欠です。独学や個人の努力だけではなく、先人の知恵や経験を有効活用することが限界を超える能力を引き出す秘訣なのです。

ゾロの強さの理由⑤:不確定要素に頼ろうとせず、自分の力で人生を切り拓こうとする


ゾロは、作中の中で常々、神頼みはしないと宣言をしています。例えば、空島編で、神・エネルに向かって下記のように言い放っています。

おれは一生、神に祈らねェ!!!

科学的な研究で、神を信じる信仰心の強い人ほど、論理性などの知性が劣るという研究結果があります。

参考:「宗教的な人ほど頭が悪いのはなぜ?」という論文

神頼みをしないというのは、神のような不確定要素に頼らず、自分自身の人生は自分の力で切り開いていくという意思の顕れとも取れます。

スタンフォード大学のキャロルドゥエック氏は20年にわたる研究で、自分自身の運命を努力や自分の力で変えられると信じることを「しなやかマインドセット」と呼び、人生の成功を大きく左右する要素であることを明らかにしています。

ゾロは、間違いなく、自分自身の運命は自分の力で切り開いていける、切り開いていくしかないという考えてを持っています。

スリラー・バーク編で、ゲッコーモリアを倒した直後に、王下七武海のバーソロミューくまに襲われた際は下記のように述べています。

災難ってモンは、たたみかけるのが世の常だ

言い訳したらどなたか助けてくれんのか

モリアとの一戦の直後に、さらにくまに襲われたら、だれでも自分自身の運のなさを呪い、絶望するでしょう。

しかし、常に自分自身の力で人生を切り開く「しなやかマインドセット
をもっているゾロは、過酷な運命を嘆くのではなく、最善を尽くして立ち向かうことができるのです。

まとめ

ゾロの強さの理由は、心理学でもちゃんと説明することができ、理にかなっているということががお分かりいただけたと思います。

ゾロの強さの根源をまとめると以下の通りになります。心理学的にも正しいことが証明されていますので、ぜひ参考にしてゾロのように強い男になってください!

ゾロの強さの秘訣
  • 愚直に努力を継続する誠実性をもっている
  • 「くいな」の思いを背負って世界一の大剣豪を目指している
  • 目標や信念は常に口出して、コミットメントを強める
  • 最高のプレイヤーに教えを請うことで、技能を高める
  • 神頼みではなく、自分自身の力で人生を切り拓く
管理人
のびぃ
早稲田大学卒。大学時代、新世紀エヴァンゲリオン・攻殻機動隊・風の谷のナウシカを身体論的に論じた論文とか書いたり、アニメをテーマにした授業を喜んで履修してました。 ハード過ぎる職場でメンタル病んだのをキッカケに心理学にのめり込む。元来のアニメ好きが高じて、アニメを通して人生に役立つ心理学を学ぶアニメンタリズム運営しています!アニメキャラ考察を楽しみつつ、心理学の智識も学べる一石二鳥系のメディア。
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