ワンピースのサンジは、麦わら海賊団のコックで、熱い騎士道を貫く、超がつくほどの女性好きです。
本記事では、そんなサンジの性格特性を、心理学の領域でかなり信頼性の高いといわれる「ビッグファイブ分析」の5つの指標を用いて心理学的に分析してみようという内容です!
まずは、サンジの作中の名言・名シーンにおける行動を根拠として、サンジの性格で特徴的なポイントをまとめます。
そのポイントを踏まえて、ビッグファイブという5つの特性因子のどの因子傾向が強いかを見ていきます!
サンジのことをより深く理解できる内容になっていますので、サンジファンの方必見です!
※ビッグ・ファイブ分析とは、外向性、開放性、誠実性、協調性、神経症傾向の5つの指標で性格を分析するもので心理学の中でも非常に信頼性の高い性格分析です。
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目次
まずはサンジについておさらい!
サンジは、イーストブルーで海上レストランバラティエで料理人をしていたところ、ルフィに誘われて麦わら海賊団の一員となりました。
元々、サンジはヴィンスモーク家という王族の三男でしたが、実の父親や兄弟からの虐待から逃げ延びてきたという過去がありました。ビッグマム海賊団と戦うホールケーキアイランド編で再会を果たして、その因縁に決着をつけています。
性格は、非常に女性が大好きな性格で、隙あらば女性を口説いています。また、女性を非常に大切にする騎士道をもっており、女性には、例え、敵であろうと手を出さないという徹底っぷりです。
この騎士道は、大恩人であるバラティエのオーナー・ゼフに仕込まれたものです。ゼフに命を助けられたサンジは、非常に恩義を感じており、ゼフに恥じない生き方を貫くことを鉄の掟としており、サンジの行動原理にもなっています。
以下よりサンジの名言に取り合あげて、サンジの性格に迫っていきたいと思います。
サンジの名言にみる!サンジの性格特性
作中のサンジの名言や名シーンから、サンジのよく目立った性格特性をピックアップし、この性格特性を根拠に、5つの性格因子どの傾向が強いか分析していきます!
サンジの性格①:女性が大好きで紳士な男
サンジといえば、そう女性すきです。本当に女性には目がありません。美女がいれば躊躇なく話しかけに言って口説きます。
ただ女性好きなだけではなく、女性に対して非常に紳士的に振る舞い、気配りができます。サニー号の中では、ナミやロビンに気を利かせてドリンクやデザートを振る舞ったりしています。
サンジが女性を大切にするのは、味方だけではありません。敵ですら女性の場合は一切手を出さないという徹底ぶりです。
この騎士道を貫いたために、エニエス・ロビー編ではカリファにボコボコにされています。
しかし、その紳士っぷりは徹底しており、サンジを構成する一つの大きなアイデンティティといえます。
サンジの作中の行動には、心理学的にモテる男の特徴がよく表れているのです!その点について下記でまとめてますので、ぜひご覧ください!
サンジの性格②:共感力があり、とにかく優し過ぎる
サンジの性格、もう一つの特徴として挙げられるのが「優しさ」です。
サンジが初登場したエピソードである、クリーク海賊団戦では、食糧不足で飢えたクリーク海賊団のメンバーに、周囲の反対を振り切って料理を振る舞います。
そのサンジのやさしさに触れて、クリークにサンジを殺すように命じられたギンはに涙ながらにサンジを殺せないと訴えます。
サンジ自身が、幼いころに餓死しかけた経験があり、餓死の辛さがわかるからこそ、悪人だろうが、飢えている人間には、料理を振る舞うのです。
他人の感情を理解できるサンジの共感性の高さが伺えます。
また、ホールケーキアイランド編で、自分を虐待していた父親や兄弟がビッグマムに命を狙われた時も、そんなクズ共でも見捨てることができないと、ルフィに涙ながらに語っています。
涙ながらに語るサンジに対して、ルフィが「それがお前だろう」と優しく語りかけているシーンには胸がうたれます。
上述のように、敵であるクリーク海賊団に料理を振る舞うなど、サンンのどうしようもないほどの優しさを知っていて、ルフィもそんなサンジが気に入ってるからこそ、その優しい思いに協力をしようとします。
サンジの性格③:自分を犠牲にしてでも仲間を守る!協調性の高さ
上述の優しさにつながるサンジの性格的特徴ですが、サンジは自分を犠牲にしてでも仲間や一味を守ろうとする協調性の高さがあります。
ホール・ケーキアイランド編では、四皇ビッグマムから麦わら海賊団や恩人であるゼフを守るために、本心ではサニー号に、仲間の元に帰りたいと願いながらも、その本心をひた隠しにして、ビッグマムの娘との政略結婚を受け入れます。
また、ルフィたちがサンジを連れ戻そうと追いかけてきたときには、後腐れがないように、本心を悟られないように、心にも思ってもない暴言と暴力で、ルフィたちとの縁を切ろうとします。すべてはルフィたちを助けるため・・・
このルフィとサンジの決闘シーンは、涙なしではみれません・・・
サンジは、自分がサニー号に戻りたいという欲求を押し殺して、一味の安全を優先するという、中々真似できない自己犠牲のチームワークを見せるのです。
スリラーバーク編では、ゲッコーモリアとの一戦を終えて、全員がボロボロになった状態のところに、王下七武海のバーソロミュー・くまが現れ、戦闘で疲弊して意識のないルフィを、連行しようとしました。
その時は、ゾロがルフィの身代わりに死ぬと、くまに進言しますが、サンジが後から現れて、世界一の大剣豪なるという野望をもつゾロを思い、自らが身代わりになろうとします。
ゾロとはいつもいがみあっていますが、やはり仲間であり、サンジは「世界一の大剣豪」という野心をもつゾロのその志を尊重し、自らも「オールブルーを見つける」という思いを持ちながら、自分自身の命を差し出そうとします。
サンジは、他人の思いに共感し、また同時にチームや仲間のことを一番に考えて行動ができる、高い協調性を持ち合わせています。
しかし、サンジのこの自己犠牲をともなう優しさは、心理学的にもサンジの首を絞めるヤバさがあるのです。ぜひ下記をご覧ください。
サンジの性格④:空気を読んで行動ができる
サンジは空気や状況を読んで行動ができる男です。
それがよくわかるのがウォーターセブン編で、ルフィとウソップが決闘をしたシーンに表れています。
決闘に敗れ、負傷したウソップを治療しようとしたチョッパーを、サンジは力づくで引き留め、敗者に対する不用意な慰めがどれほど敗者を傷つけるかを訴えかけます。
共感力の高いサンジだからこそ、ウソップの心情を察して、不用意な優しさをみせることを止めたのです。
また、戦闘の局面においても、サンジは状況を読んで、チームワークを重視して発言・行動ができます。
エニエスロビー編で、サンジは、ジャブラに敗北したウソップを、勇気づけるように下記のような発言をしています。
誰にも出来る事と できねェ事がある
お前にできねェ事はおれがやる
おれにできねェ事をお前がやれ!!!
引用:『ONE PIECE』43巻より (C)尾田栄一郎/集英社
まさに、適材適所で活躍すべきというチームワークを象徴するような発言できあり、ウソップの自尊心を傷つけないような言葉のチョイスはさすがといえます・・!
また同じくエニエスロビー編で、バスターコールで、四方を海軍の軍艦に囲まれ、麦わらの一味が絶対絶命のピンチだった際、サンジだけ一時別行動をしていました。
それは、正義の門という巨大な門を閉じて海流を変えて、軍艦を潮で混乱させるためだったのです。
これにより、軍艦は潮に飲まれ、絶体絶命だったルフィ達に脱出のための突破口を開くことができたのです。
状況に応じて、自分のできることを考えて行動する、協調性のあるサンジならではのファインプレーでした!
サンジの性格を心理学の「ビッグファイブ分析」でみる!
それでは、上記の名言などを元に、サンジの性格を心理学のビッグファイブ分析で解説していきたいと思います!
ビッグファイブ分析とは?
ビッグファイブ分析について簡単に解説をします。
心理学において人間の性格は以下の5つの特性が組み合わさって構成されるとし、それぞれの特性の多寡によってその人間の性格を分析しようとするもので、大量のデータをもとに構成されており、現在最も信頼性のある性格分析と言われています。
- 外向性・・・興味関心が外界に向けられる傾向(積極性、社交性、明るさ)
- 調和性・・・バランスを取り協調的な行動を取る傾向(思いやり、優しさ、献身的)
- 誠実性・・・責任感があり勤勉で真面目な傾向(自己規律、良心、慎重)
- 神経症傾向・・・落ち込みやすいなど感情面・情緒面で不安定な傾向(ストレス、不安、衝動的)
- 開放性・・・知的、美的、文化的に新しい経験に開放的な傾向(好奇心、審美眼、アイデア)
これら5つの因子が、0か100で備わっているというわけではなく、人は5つの因子の特性をもっており、それぞれの強さの度合いがパーソナリティを構築します。
サンジの性格的特性のまとめ
サンジの性格のビッグファイブの傾向を見る前に、上述したサンジの性格的特性をまとめておきます。
- 自分を虐待したクズ家族でも見捨てられないほどに「優し過ぎる」
- 相手の心情を推し量った言動ができる「共感性の高さ」
- 自分の命を犠牲にしてでも一味を守ろうとする「協調性の高さ」
以上を踏まえてうえで、サンジの性格のビッグファイブ分析を行います。
サンジは「調和性」が高いタイプ
サンジは、ビッグ・ファイブの中でも「調和性」が高いタイプといえます。
英国ニューカッスル大学生物心理学准教授のダニエル・ネトルは、「調和性」の特性について下記のように述べています。
この調和性で高いスコアを取る人は、協力的で信頼でき、共感性があるとされ、逆にスコアの低い人は、冷淡で、敵意があり、不服従だとされる。引用:ダニエル・ネトル『パーソナリティを科学する 特性5因子であなたがわかる』(白揚社,2009,174項)
つまり、「調和性」は「協調性」「思いやり」「共感性」を特徴としいるのです。
上述した、一味を守るために自分の思いを押し殺してビッグマムの政略結婚を受け入れた際の「協調性の高さ」、自分を虐待した家族をも見捨てられない「優しすぎる性格」こういったサンジの行動は、調和性の特性とよく合致します。
調和性が高いとは、他者の心の状態に注意を払う傾向があるということであり、また決定的なのは、それを行動の選択要因のなかに含めるということである。引用:ダニエル・ネトル『パーソナリティを科学する 特性5因子であなたがわかる』(白揚社,2009,175項)
他者の心の状態に注意を払って、それを行動の選択要因に含めるとは、これは、ルフィとの決闘に敗れたウソップの心情を察して、不用意な優しさを見せようとしたチョッパーを止めたシーンとぴったり合致します。
調和性が高いタイプは、他人の感情を読み取る共感力が高いため、チームワークにも長けており、一味の組織力を底上げすることができます。麦わらの一味は癖が強いので、調和性の高いメンバーは重宝されるでしょう。
女性に関していえば「外交性」が高め?
ビッグファイブにおける「外交性」は、「積極性、社交性、明るさ」を示しますが、これはどちらかといえば「ルフィ」や「ウソップ」に強くみられる特性です。
サンジは、ルフィはウソップと比べて、そこまで明るさはなく、社交性も特段高いと思われる描写は少ないです。割と口数は少ない方かも・・・
しかし、ひとたび女性のこととなると人格が一気に変わります。超積極的に口説きまくります。
対女性限定で「外交性」が高いタイプともいえるかもしれません。
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まとめ
作中の名言などを見る限り、サンジは、麦わら海賊団の中でも、ぴか一で調和性が高いタイプのキャラクターといえそうです。
チームを円滑に運営をしていくうえで、調和性のあるサンジは非常に重要な存在であり、実際に要所で一味全体を助ける働きを見せています。
そんなサンジだからこそ、ホールケーキアイランド編で、ルフィが餓死を覚悟で引き留めたといえます!
現実の世界において、調和性の高いメンバーが組織の運営を円滑にします。サンジはどの組織にいても、非常に重宝される人材として活躍できるいえます!おまけに料理も一流なので、こんな最高の人材なかなかいません笑
サンジのことをもっと知りたい人は下記をご覧ください!
【参考】
ダニエル・ネトル『パーソナリティを科学する 特性5因子であなたがわかる』(白揚社,2009)