ルフィの性格が昔と今で変わったというのはよく言われてますよね?
初期エピソードにみる、昔のルフィの言動の方がカッコいい、発言に重みがあったなど、ネット上でいろいろ意見を見かけます。
初期のルフィがよりカッコよく見えるのは、サイコパス特有の浮世離れしたカリスマ性が起因しているのではないかと考え、本記事で検証してみようというのが本記事の狙いです!
本記事では、サイコパスのもつカリスマ性を解説し、アラバスタ編までのエピソードにおけるルフィの言動から、そのサイコパス性を考察し、検証していきます!
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目次
サイコパスとは何?
サイコパスは日本語で精神病質と訳され、大量殺人鬼などにみられる精神病の一種です。
サイコパスの大きな特徴の一つとして、脳の中の恐怖を司る「偏桃体」と呼ばれる部位の働きが弱く、恐怖や不安を感じにくいという点があげられます。不安や恐怖を感じないために、人が躊躇するような行為も平気で実行に移せてしまいます。
また、共感性や良心の欠如も特徴であり、他人を傷つけるような行為をしても良心が痛むことはありません。それゆえに大量殺人鬼にはサイコパス性を持つものが多いのです。
近年の研究で、大企業のCEOや外科医など、成功者といわれる人間にもサイコパス性を持つものが多いということが分かってきました。恐怖や不安を感じにくいからこそ、大胆な決断や行動を実行に移すことができるのです。
サイコパスの特徴や見分け方、またサイコパス性の身に着け方などは下記で解説していますので是非ご覧ください。

また、同じくジャンプ漫画を代表するドランボールの主人公・孫悟空もサイコパス性の高い主人公の一人です。孫悟空のサイコパス性については、下記をご覧ください!

サイコパスのカリスマ性とは?
カリスマ性については科学的な研究も現状すくなく、カリスマ性関する統一的な概念もいまだ存在していない状態です。
サイコパス研究で有名なオクスフォード大学研究員のケビン・ダットン氏は、サイコパスのカリスマ性について、下記のように述べています。少々長いですが引用します・・・
2001年、ケンタッキー大学のドナルドライナムらは調査を実施し、サイコパス独特の人格構造が、彼らの特性の非情であると同時に魅力的な配置を隠していることを発見した。
有能さ-サイコパスの揺るぎない自信と逆境をものともしない性格の尺度-については点数が高い。神経症的傾向の採点でも、不安、意気消沈、自意識、傷つきやすさの点数は超低空飛行だが、衝動性の点数は高く、そのことが外向性(自己主張の強さと刺激を求めること)や開放性(行動)での高得点で結びつけば、むき出しで恐ろしいほどのカリスマ性を生む。
ここから浮かび上がってくるのは途方もなく大きな可能性を秘めていながら、不穏なほど気まぐれな人格だ。魅力的でひたむきな反面、冷酷で何をしでかすわからない部分もある。引用:ケヴィン・ダットン『サイコパス 秘められた能力』(竹書房,2016,73項)
これはいわゆるビッグファイブ分析と呼ばれる、心理学で最も信頼性が高いっといわれる性格分析の指標を用いてサイコパスと思われる人間の性格を分析した時の結果について述べています。(※ビッグ・ファイブ分析とは、外向性、開放性、誠実性、協調性、神経症傾向の5つの指標の多寡で性格を分析するものです)
サイコパスは、神経症的傾向が低いので不安や恐怖を感じにくく、一方で衝動的な行動を取りやすい傾向があるとされています。そして、そういった傾向に自己主張の強さや、報酬を強く求める「外向性」の傾向や新しい経験に対する好奇心や行動力と関係する「開放性」が結びつくことで、強いカリスマ性を生み出すとしています。
つまり、上述の、不安を感じない冷淡さと、圧倒的な行動力と自己主張の強さ、そしてのその気まぐれな衝動的な行動力が、何をしでかすかわからない不穏さをもった、恐ろしいほどの魅力を生み出すのです。それが、サイコパスのもつ、人を魅了するカリスマ性といえます。
トロント大学のカリスマ性の論文においても、カリスマ性のある人物として、ダイアナ妃やガンジー、ロナルド・レーガンなど、強烈で謎を含んだ特性のある人物を例に挙げています。
まとめると下記のような特徴ある人間が、サイコパスとしての魅力を放つのです。
- 他者に対する冷淡さや冷酷さ
- 外向性の高さ(自己主張の強さや社交性)
- 衝動性的な行動力の高さ
- 何をしでかすかわからない予測不能さ
ルフィの性格的傾向については、下記でまとめていますので合わせてご覧ください!外向性が高く、共感性や協調性の低いルフィと一緒にいることの大変さがわかります・・・!

昔のルフィの言動にみるサイコパス的カリスマ性
それでは、初期のルフィの言動で目立つ特徴を取り上げつつ、ルフィのサイコパス性についてみていきます!
作画の影響も無視はできないので、作画についても触れつつ解説をしていきます。
冷淡さと凄みを感じさせる
初期のルフィは、冷淡さと凄みを感じるような印象的なシーンが多くありました。
アラバスタ編で、国民が誰一人として死なないことを願う、ビビに対して放った、「人は死ぬぞ」と冷たく言い放ち、冷淡さと凄みを感じさせます。
相手の感情に配慮しない、ストレートな物言いは、>良心と共感性の欠如したサイコパスの特徴であり、このシーンでも、ルフィはビビに一切の遠慮のないストレートな物言いをしています。
また、キャプテンクロとの闘いでは、ウソップを馬鹿にした、キャプテンクロの手下に、一言「殺す」と言い放っています。
覇王職の覇気よりも凄みを感じます・・・
現在のルフィはより人間味を増しており、一言「殺す」といった冷酷な表現はあまり使われていない印象です。
何を考えているかわからない予測不能さ
初期のルフィは作画の影響もあってか、何を考えているかわかないシーンが目立ちます。また、口数も今よりも少ないために、そのミステリアスさが増しています・・・
アーロン編で、ナミを追いかけてココヤシ村に来た際、ルフィたちを巻き込みたくないナミに暴言を投げかけられて追い返されました。そんなナミに対して、ルフィは興味がないと一瞥にふし、眠いからと言って寝てしまいます・・・
村に起こっていることに興味がない、それよりも眠いから寝るというルフィ。この行動は上述のサイコパスの特徴である衝動性の高さが出ており、またナミの暴言を無視してその場で「寝る」という行動は中々理解しがたいものです・・・
ルフィが裏でどのような思考や意図があったとしても、読者からしたらこのルフィの行動は不可解であり、サイコパスが人を惹きつける理由である「何をしでかすかわからない不穏さ」を感じさせるシーンといえます。
また、バギー海賊団編で、バギー海賊団のモージが、犬のシュシュの主人の大切な形見を燃やされているシーンでも、無表情と見つめているだけで、何を考えているかわかりません・・・
ナミの暴言、シュシュの大切にしている宝を燃やされるなど、感情を揺さぶられる状況においても、平静として、表情もほとんど変わらない。
ローグダウンでバギーに処刑される際に笑ったシーンでも、自分の死に取り乱すことのない感情の安定性を見せています。
この感情の安定性はサイコパスの特徴であり、ルフィのカリスマ的な凄みを感じさせる描写といえます。
相手の気持ちを配慮しないストレートな物言い
相手の気持ちを配慮しないストレートな物言いはサイコパスの特徴でもあります。
ルフィは下記のように嫌いな奴には嫌いなとハッキリと伝えます。
引用:『ONE PIECE』1巻より (C)尾田栄一郎/集英社
ルフィは共感性が低く、自分の発言で相手がどう思うかは特に考えず、無邪気に発言をしています。こういった物おじせずに対話ができる点も、サイコパスのもつ「外向性」という特徴の一つであり、こういった常人にはできないサイコパスの行動が特別性を生み出して、周囲から魅力的に映るのです。
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まとめ:初期のルフィと今のルフィの違い<
初期のルフィは感情の冷淡さが特に目立っており、サイコパス性は非常に高いといえます。
特に、作画の違いと口数の少なさがミステリアスを醸し出し、よりルフィに凄み増しているといえます。この凄みこそがサイコパスのカリスマ性であり、「昔のルフィの方がカッコいい」と思わせる一番の理由といえます。
作画の違いは、頂上戦争編以降、やや幼さが増しており、また作中でみせる表情も以前にも増して豊かになっています。初期の方がやや表情に乏しい印象があり、また怒りをみせる表情もより恐怖を感じさせるような作画になっており、この点も今と比較したルフィの大きな違いです。
そして、書き込みがシンプルなのと同時に、セリフもシンプルな物が多く、その多くは語らない姿勢がルフィの凄みを生み出しています。
結論としては、初期のルフィの方がよりサイコパス性の高さが感じられ、それが「昔のルフィの方がカッコいい」と思わせる大きな要因となっており、そのサイコパス性は、作画とセリフのシンプルさが大きく影響しているといえます。