-デスノート×心理学

【デスノート】作中の名言から夜神月を心理学的に徹底解説!

数々の名言や名シーンを残してきた、デスノートとの主人公夜神月。

2020年に村井良大が夜神月役としてミュージカル化するなど、連載終了してから10年以上経っても尚、その人気は今なお健在。

そんな人気キャラクター夜神月について、作中の名言や行動を心理学の知見も交えて考察していきます!

目次

夜神月とは?概要を解説

基本情報

誕生日1986年2月28日(アニメ版は1989年/ドラマ版は1995年)
星座魚座
血液型A型
身長179cm
体重54kg
好きなもの正義
嫌いなもの
家族父:夜神総一郎/母:夜神幸子/妹:夜神粧裕

概要

週刊少年ジャンプにて連載されていた『DEATH NOTE』の主人公。

容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能という完璧超人。父親の夜神総一郎は警察庁幹部ということもあり、真面目で正義感が強い。母親(夜神幸子)は専業主婦で3歳下に妹(夜神粧裕)がいる。

その非凡な才能ゆえに、退屈な日常にうんざりしていた夜神月が学校の校庭で、名前を書いた人物を殺すことができる死神のノート(デスノート)を拾うところから物語が始まります。

夜神月が拾ったデスノートは、死神界の生活に飽きていた死神リュークが落としたもので、夜神月に所有権を譲った後も、夜神月の傍観者として行動を共にするようになります。決して味方というわけではなく、あくまで暇つぶしのための観察者としての立ち位置。

デスノートの効果を本物だと悟った夜神月は、悪人や犯罪者を裁くことによって犯罪を撲滅し、善人しか存在しない新世界」の創造を志向するようになります。デスノートを手に入れた当初は、人を殺害することに躊躇いを感じる様子が描かれていましたが、次第にその感情は薄れていき、障害になる人物は容赦なく殺害する、サイコパス殺人鬼へと変貌していきます

デスノートによる犯罪者の裁きが広まるなかで、世間では犯罪者を裁く神のような存在が噂されるようになり、その超常の存在を「キラ」と呼ぶようになり信仰や崇拝の対象になっていきます。天才的な頭脳と持ち前の行動力や人心掌握術を駆使しながら、世界的な名探偵「L」やその後継者の「ニア」「メロ」と熾烈な攻防を繰り広げながら、夜神月は新世界の神へと近づいてきます。

管理人
管理人
デスノートさえ拾わなければ、モテモテのエリート官僚として幸せになれたのに・・・天才の考えることはわかりません。

夜神月の作中屈指といえばリュークに始めて出会った時に放った「新世界の神となる」です。高らかに神への志向を宣言し、自らの大量殺人を「新世界の創造のため」と正当化していきます。この目標の明確化・宣言は心理学でいう「コミットメントによる一貫性の法則」として説明することができます。

コミットメントと一貫性の法則については、米国を代表する社会心理学者であるロバート・B・チャルディーニが著した『影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか』にて下記のように述べています。

ひとたびを決定を下したり、ある立場を取る(コミットする)と、自分の内からも外からも、そのコミットメントと一貫した行動をとるように圧力がかかります。そのような圧力によって、私たちは自分の決断を正当化しながら行動するようになります。そして自分が正しい選択をしたと自分に言い聞かせるだけで、本当に、自分の決定に対する満足度が上がるのです。『影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか』 p97

新世界の神となる」と一度コミットメントした夜神月は、一貫性の法則に沿って、自らの大量殺人を正当化していき、サイコキラーへの道をまい進していくことになるのです。

ハイスペックな夜神月の特性

原作者の大場つぐみ・作画の小畑健の両名から明確に「」とされているように、ジャンプ主人公としては珍しい、悪人の主人公。

そんなダークヒーローの夜神月の魅力について、心理学の知見を交えつつ考察していきます!

頭脳明晰・スポーツ万能・容姿端麗の完璧人間

作中では全国模試で1位を取り、現実でいうところの東京大学に主席合格するほどの超天才です。入学式で新入生代表の挨拶で、同じく主席の「L」と鉢合わせしています。

非常に頭の回転が速く、推理能力も世界的な探偵である「L」と伍するレベル。捜査本部において「L」と対等に意見を交わせるのは夜神月くらいでした。「L」の死後は、捜査本部メンバーを丸め込んで、見事に「L」の後釜に座ることに成功します。
コンピューター技術にも長けていて、高校時代に警察庁幹部の父親のパソコンをハッキングするなどしています。

スポーツも万能なのが夜神月のすごいところです。中学時代にテニスの全国大会で優勝するほどです。大学入学当初に「L」とプロ顔負けのテニスの試合を繰り広げて周囲の度肝を抜いています。

当時大人気だった山下智久が作画モデルになっており、非常に端正なルックスを備えています。作中でもデート相手に困ることは一切がないほどモテモテでした。この端正なルックスと話術を武器にして、弥海砂や、高田清美などの女性を傀儡として自分の計画のために利用していきます。

サイコパス性の高さ

ストーリーが進むに連れて、夜神月の殺人への躊躇いはなくなり、恋人の弥海砂や、妹の夜神粧裕の殺害も検討するほどになります。

平然と嘘をついて人を利用する高い演技力も備えています。
作中序盤でキラの真相に迫る情報をもつ南空ナオミを殺害するために、捜査本部の一員であると嘘八百を並べ立てて、見事に偽名を使っていた南空ナオミの本名を聞き出して殺害に成功しています。他にも、弥海砂や、高田清美など自分に好意を寄せる女性を利用するために、息を吐くように甘い言葉を並べて相手も傀儡にして利用します。

上記のような、他人を殺害したり騙して利用することに罪悪感を感じない夜神月の精神性は、サイコパスと呼ばれる精神病と類似した特徴を備えています

サイコパスとは、「精神病質」と訳され、連続殺人犯などの反社会的な人格を説明するために開発された概念です。サイコパスと呼ばれる人間は、脳内で恐怖や不安を司る「偏桃体」の働きが常人よりも低いとされており、そのためにも大胆かつ倫理性に欠けた行動を実行に移せてしまう特徴があります。

サイコパスの特徴について、脳科学者の中野信子氏が著書『サイコパス(文春新書)』の中で以下の例を挙げています

・外見や語りが過剰に魅力的で、ナルシスティックである。

・多くの人が倫理的な理由でためらいを感じたり危険に思ってやらなかったりすることも平然と行う。

・常習的にウソをつき、話を盛る。自分をよく見せようと主張をコロコロと変える。

・人当たりはよいが、他者に対する共感性そのものが低い。

夜神月は、まさに上記のサイコパスの特徴とぴったりとあてはまります。

管理人
管理人
少年漫画の主人公でここまでのサイコパスは珍しいといえます。ある意味でこのサイコパス性が他にはない夜神月の魅力の一つになっています。

夜神月のサイコパス性については、下記でより詳しくまとめていますので是非ご覧ください!

完全にサイコパス!デスノート「夜神月」がみせるサイコパス性とは近年、サイコパス研究が進み、脳の構造からもサイコパスの特性が明らかになってきました。 近年刊行されたサイコパス関連の書籍を見ると、...

圧倒的な人心掌握術

夜神月は、非常に高い人心掌握術を備えています。

弥海砂や、高田清美の心に取り入り自らの操り人間にしたり、上述のように南空ナオミを騙して本名を聞き出したり、「L」の死後に捜査本部のメンバーを丸め込んで主導権を握るなど、その能力を遺憾なく発揮しています。

作中にて、死神のリュークに、キャッチセールスの世界でも神になれると言われるほどである。

新世界の神にあと一歩まで近づくことができたのは、この人心掌握術によるところが大きいといえます。作中で見せる夜神月の人心掌握術は、心理学的にも有効なテクニックが用いられており、現実世界でも応用が可能です。詳細は下記にまとていますのでご覧ください。

夜神月の本当のスゴさは「人を動かす力」心理学的に解説!夜神月がLやニア、メロを苦しめたのはデスノートの力だけではなく、彼に備わった天性の人を操る力にあります。 作中でみせる夜神月の社交...

過信やプライドの高さが仇となる人間臭さ

上述のように完璧人間である夜神月ですが、弱点もありました。

負けず嫌いでプライドが高く、自己顕示欲が強いという性質です。この性質によって彼は敗北したといっても過言ではありません。

作中初期、テレビ越しの「L」による煽りに耐えられず、それがフェイクだとも考えずに画面上の「L」の殺害を実行したことで、関東圏内にいることがバレてしまうという失態をやらかします。プライドの高さからか煽り耐性は低く、挑発に乗りやすい性格です。

普段は冷静沈着ですが、上述のように煽られたり、相手にしてやられると、感情をあらわにして激高するシーンが見られます。この点が常に冷静な「L」との大きな違いといえます。

また自己顕示欲の高さからか、勝利を知らしめることにこだわりを見せています。「L」の死に際に満面の笑みをかましたり、「ニア」との最終決戦で勝利を確信した瞬間に「ニア、僕の勝ちだ」と宣言してしまうなど。(これがほとんど自白のような形になり、言い逃れできなくなって詰みます。)

管理人
管理人
完璧過ぎては面白くないですからね、こういう不完全性が夜神月を憎めないキャラクターにしているともいえます。

表情豊か過ぎてコラ画像素材に

ライバルの「L」が無表情なタイプなのに対して、夜神月は非常に表情豊かです。

そのギャップの面白さから、ネット上で多くのコラ画像が量産されるほどです。

特に「ニア」に追い詰められた時に見せた、なりふり構わない表情はこれまでのイメージをぶち壊すほどの惨めさや切迫感が表現されていて、おもしろ動画やコラ画像で素材として使われています。

性格がよくわかる夜神月の名言

作中における夜神月の名言から夜神月の性格特性を分析をしていきます!

夜神月の名言①:僕は新世界の神となる!


上述もしましたが、夜神月随一といっても過言ではない名言です。初登場時にリュークに向けて高らかに宣言して、すべて物語がスタートします。

死神とはいえ自分以外の人間に向けて、目標を宣言することで、目標へのコミットメントや一貫した行動を自らに強いるようになるパブリック・コミットメントという目標達成のテクニックが使われています。

夜神月の名言②:世の中腐ってる 。腐ってる奴は死んだ方がいい。

夜神月の行動原理の根底にある行き過ぎた正義感の顕れですが、以外と共感できる読書も多いのではないでしょうか。理不尽な事件の犯人を、「死んだほうがいい」「死んで償え」と考える読者も多いのではないでしょうか。

ストーリーに必要なのは読者からの共感・理解です。作中でも多くの信者が生まれたように、夜神月の行動の根底にある価値観には納得できる部分もあるのが、これだけのサイコキラーが多くの支持を獲得できている一つの要因といえます。

夜神月の名言③:必ず探し出して始末してやる!


テレビ越しにLから宣戦布告をされた際の名言です。

負けず嫌いな夜神月の性格がよくわかるシーンですが、煽り耐性が低く相手の挑発に乗ってしまいやすいのは数少ない夜神月の弱点です。

夜神月の名言④:僕ならできる

夜神月がよく自分に言い聞かせている言葉。ポジティブな自己暗示をかけて、難しい局面への集中力を高める名言。

夜神月の名言⑤:くそ、やられた!!

「L」に先手を打たれたて、家に帰ってきて悔しさを露わにした際の名言。プライドの高さや、冷静さを欠いて感情的になる一面をもつ夜神月。常に感情が一定の「L」と大きな違いです。

夜神月の名言⑥:目でなく翼だったら 本気で取引を考えたかもしれない… 「翼を持って空を自由に飛ぶ」なんて神らしいじゃないか… そして人類が古代からずっと抱いてきた夢でもある。

人間の名前と寿命が見えるの死神の目と、寿命の半分を交換する「目の取引」をリュークの持ち掛けられたときのセリフ。実用的な目よりも翼を所望する夜神月の、意外と幼稚で中二病的な思考が伺えるシーン。

新世界の神になるという志向の傲慢さが、稚拙な思考そのものと言っていい。

夜神月の名言⑦:僕は 犯罪者のいない理想の世界をつくる。そして そこの神として長く君臨するんだ

死神の目と引き換えに半分の寿命を交換する取引を提案された際の名言。「長く君臨する」という夜神月の自己顕示欲が強く表れています。

平和な世界という建前の裏に見える、夜神月ドロドロとした本音が見えます。

夜神月の名言⑧:教室で待つの嫌だから3分前に入ろうと思ってたのに 早く着いたな

東大受験当日の夜神月、この余裕でさらに主席合格という規格外の天才であることを顕すシーン。こういった異常な天才性が、「新世界の神」という異常ともとれるゴールに腹落ち感を持たせているといえます。

夜神月の名言⑨:安心して…もしも父さんに何かあっても、必ず僕がキラを処刑台に送る。

自分が「キラ」であるのに、ここまで白々しいセリフを肉親である父親に言ってのける演技力はさすが。この人を欺くくさい演技が夜神月の大きな武器の一つです。

夜神月の名言⑩:父さん!父さん!死ぬなバカヤローッ


父親の死に目に親思いの息子を演じる夜神月。内心では、何とかメロの名前をノートに書かせて殺させようとする、親父の死に際でもキラとしての人格を優先する。さすが新世界の神。

夜神月の名言⑪:キラだから


キラ逮捕に迫る情報を持つ、南空ナオミから言葉巧みに本名を聞き出し、ノートに名前を書き終えて勝利を確信した時の名言です。

勝利を確信したら、勝宣言ををしないと気が済まない、自己顕示欲の強さがうかがえます。

管理人
管理人
聞き出した本名が偽名だったらどうするんだろう・・・といつも思ってました。

夜神月の名言⑫:女を殴りたいと本気で思ったのは生まれて始めてだ


弥 海砂の奔放な行動に業を煮やした夜神月のモノローグ。基本は女子に手を挙げることがない紳士であるが、今回ばかり限度を超えた怒りを覚えたのでしょう。

夜神月はロジックを外れて、感情で動くものへの対処が苦手です・・・女心は特に・・・

夜神月の名言⑬計画通り


計画通りにデスノートを取り戻してた時の勝ち誇った名言。

デスノートを取り戻すまでは、ノートに関する記憶は消えていて、善良な夜神月としてLと共にキラを捜査をしていました。その時の夜神月は主人公然としていて、澄んだ瞳や正義感にあふれた行動をみせますが、ノートを取り戻したことで完全に人相も変わって悪人に戻りました。

何手も先を読んで計画を練る策士らしい名言です。

夜神月の名言⑭いや それが彼女は僕のパートナーとしては知性が足りなくて

高田清美を口説く際に、一応彼女の弥海砂を下げて、知的な点を褒めて自尊心をくすぐる夜神月の口説きテク。

夜神月の名言⑮ぼくはその新世界の神に 君は女神になるんだ


キラを崇拝する高田清美に自分がキラであることを明かし、自陣に引き込むための甘ーい誘い文句です。

自尊心をくすぐる(女神になるんだ)、目標を共有する(一緒に新世界を作る)など、人心を掌握するためのテクニックが巧みに盛り込まれています。また端正なルックスからくるハロー効果も説得力を高めています。

夜神月の名言⑯ニア 僕の勝ちだ


夜神月の十八番ですね、勝利を確信した際の発せられた名言です。

上述の南空ナオミへの勝利宣言と同様です。南空ナオミの時が大学生の時で、今回は警察庁に入省していた時です。学生の頃から変わらずに自己顕示欲の強い夜神月です。

結局、この勝利宣言が自白となってしまい、言い逃れできない状況に追い込まれたのは何とも皮肉です。。

夜神月の名言⑰言ってもわからぬ馬鹿ばかり・・・


キラとしての正体がバレて、苦し紛れにキラの必要性を雄弁に訴えて最後の説得を試みたが、無駄に終わった時に放たれた名言。

自分以外のほとんどをすべてを見下している、自信過剰・プライドの高い夜神月の性格が伺える名言です。

高すぎる自信は攻撃的で差別的な傾向を強め、長期的な幸福感を奪うという研究もあり、現実の世界においても自信過剰は弊害しかありません。
参考:「自分に自信を持て!」はデメリットのほうが大きい

夜神月の名言⑱:馬鹿野郎っー!!松田 誰を撃ってる !?ふざけるなーっ!!


完全に冷静さを欠いた珍しい夜神月。

夜神月の名言⑲:うわーーーーーっ死にたくない!!逝きたくないーーーーー


キラの無様な最後である。悪役に相応しい無様な死にざまは読者に衝撃を与えました。

あれだけ大量に人を殺してきた夜神月も、自分自身の死に対する覚悟はできていなかったのでしょう。自分自身の過ちを悔い改めるなど改心や後悔は一切見られず、自らの生に最後までしがみつこうとする利己的で、ある意味人間臭い夜神月がよく顕れています。

夜神を追い詰めたライバル達

作中において、超天才の夜神月を追い詰めたキャラクター達を紹介していきます。

L(エル)

作中において主人公の夜神月以上の人気を誇るキャラクター。

世界中の警察権力の影のトップである世界一の名探偵。基本的には「ワタリ」という代理人を通して指揮を執り、自らが表舞台にでることはほとんどない。

作中では夜神月をテレビビデオで煽って、関東圏内にいることを特定したり、その天才的な頭脳と手段を択ばない手法で夜神月を追い詰めていきます。

大胆不敵な行動力も備えており、東大入学式の際に自らが「L」であると名乗って、大胆にも夜神月と接触するなど、事件解決のために強い執念を見せ続けますが、あと一歩のところで夜神月に敗れ、その意思を「ニア」と「メロ」が引き継ぐ形となります。

外見は、ジーンズとヨレた白いTシャツで目に大きなクマがあるなど変人的な風貌である。甘いものが大好きで角砂糖をそのまま食べるほどである。足を椅子に乗せて座る独特の座り方をしており、本人曰くこの座り方でないと推理力が40%も下がってしまう。

ニア & メロ


「L」の死後、第二部から登場し、「L」の後釜となった夜神月と対峙して追い詰めました。

二人とも「L」が育った特別な才能を持つ子供が集まるワイミーズ・ハウスの出身で、「L」を尊敬していました。

ニアとメロはあまり仲が良くなく協力することもほぼなかったが、結果として二人の行動がキラ逮捕に結びつくこととなります。

キラ逮捕にあたって、ニアはSPKというキラの捕縛のために結成された捜査組織を率いていました。ニアは行動派ではなく、基本的に自分は動かずにSPKに指示を出して操作を行います。

一方のメロは、頭脳の優秀さではニアに劣るものの、大胆不敵な行動力をもち、目的達成の為なら犯罪行為も厭わない過激さも持ち合わせている。作中ではデスノート確保のために、夜神月粧裕を誘拐して人質としている。

推理力と行動力の二つをもった「L」を、二分したのが「ニア」と「メロ」と言えます

夜神月の信者たち

カリスマ性のある夜神月には取り巻きの信者がおり、彼らの協力は夜神月にとって必要不可欠なものでした。いずれも夜神月の魅力的なルックスや巧みな話術に惹かれており、またその思想的な面にも強い共感を示していました。

弥海砂


夜神月の恋人であり、もう一人のデスノート所有者。

両親を強盗に殺され、「キラ」によりその強盗が殺されたことでキラに興味を抱くようになる。

死神レムからデスノートを譲り受け、第二のキラとして行動。「目の契約」をして死神の目を持っており、人の名前と寿命を知ることができる。

夜神月は弥海砂のもつデスノートや死神の目に利用価値を感じており、そのために側に置いているが恋人としての愛情はなく。邪魔だと思えば殺害を検討するほどである。

初期登場時の奔放な振る舞いから、夜神月を当惑させて、「だめだこいつ・・・早く何とかしないと」という名言を引き出している。

高田清美


夜神月と学生時代の元彼女。

第二のキラ、弥海砂との接触をごまかすためのカモフラージュとして付き合った女性の一人だった。

大学を卒業後はテレビ局のアナウンサーとなった。キラを崇拝しており、夜神月がキラである事を知ってからは、夜神月の協力者となり、デスノートによる裁きの代行をするようになりました。

魅上照


悪の排除に強い執念をもち、キラを「神」と呼んで熱狂的に崇拝・信奉している。

夜神月に見込まれて新たなデスノートの所有者として、裁きの代行を行うようになる。その働きぶりは夜神月から非常に高い評価を得ていた。

初登場時はクールなイケメンキャラであったが、後半になってから徐々に崩れていった。最終的には、ニアに追い詰められた夜神月を見て「神じゃない」と罵倒するに至る。

まとめ

天才的な頭脳に、端正なルックスなど、完璧超人ともいうべき夜神月。

警察庁幹部の父親譲りの強い正義感を持ち、警察官僚のエリートとしてバラ色の人生が約束されていました。

しかし、デスノートとの出会いが彼の人生を一変させました。「新世界を創る」という野望に囚われてサイコキラーとなり、新生界の創造のために躊躇なく人を殺しまくります。

デスノートの所有権一時的に放棄した時に見せた、正義感に満ちた行動が本来の夜神月であったのであれば、ある意味、夜神月はデスノートによって人生を狂わされてしまった被害者ともいうことができます。

上述の通り、夜神月の敗因はプライドの高さや、強い自己顕示欲です。デスノートの魔力を抗うことができなかったのは、こういった夜神月に潜む心の弱さに原因があったともいえます。

また、妹の夜神粧裕がメロの手によて誘拐され、引き渡しの条件として日本の捜査本部の所有するデスノートとの交換を要求された際、夜神月はデスノートを渡さないために、妹の殺害を考えるものの最終的には実行できずに、デスノートを渡してしまいました。

サイコパスな夜神月でも家族までを手にかけることができませんでした。無感情で家族を殺すことができる完璧な冷徹さを身に着けていたら、夜神月は敗北していなかったかもしれません。

こういった人間臭さが残る夜神月だからこそ、サイコキラーでありながらジャンプ漫画の主人公としての体裁をギリギリ保つことができていたといえます。問答無用で父親や妹、弥海砂を殺していたら、読者もドン引きしていたことでしょう。

完璧さの裏側にある、そんな不完全性やどうしようもなく人間臭さい二面性にこそ、読者を惹きつける夜神月の本性があるといえるのでしょう。

管理人
管理人
人間だれしも完璧なんてことはありません。どこか欠陥を抱えた人間味のあるキャラの方が感情移入ができる分、読者からの共感も得やすでしょう。
管理人
のびぃ
早稲田大学卒。大学時代、新世紀エヴァンゲリオン・攻殻機動隊・風の谷のナウシカを身体論的に論じた論文とか書いたり、アニメをテーマにした授業を喜んで履修してました。 ハード過ぎる職場でメンタル病んだのをキッカケに心理学にのめり込む。元来のアニメ好きが高じて、アニメを通して人生に役立つ心理学を学ぶアニメンタリズム運営しています!アニメキャラ考察を楽しみつつ、心理学の智識も学べる一石二鳥系のメディア。
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