始まりの呼吸の剣士、鬼滅の刃唯一無二の最強・継国縁壱(つぎくによりいち)。
戦国時代の武家に生まれ、奇妙な痣を持つゆえに忌み子として疎まれた少年は、数百年に一度のレベルの天才剣士でした。
その剣技は強さだけではなく息を呑むほどの美しさで見るものを魅了し、その天才っぷりは嫉妬の炎で人の人生を狂わせるほどです。
今回は、そんな継国縁壱(つぎくによりいち)の天才的な能力とその人格特性を徹底解説していきます!
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目次
継国縁壱(つぎくによりいち)とは?
引用:©吾峠呼世晴/集英社
継国縁壱(つぎくによりいち)は戦国時代に存在した剣士。炭治郎の夢の中で見た、先祖の炭吉の記憶の中で登場しました。
全ての呼吸の源流にあたる『日の呼吸』の使い手。始まりの呼吸の剣士、耳飾りの剣士などの異名を持つ。
上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)の双子の弟にあたります。
その剣技は数百年間並び立つものが現れることがないほどの強さ誇ります。戦国時代に鬼舞辻無残を唯一絶命寸前にまで追い込み、無残の最大のトラウマとなった名実共に最強の剣士です。
継国縁壱(つぎくによりいち)が歩んだ悲しき人生
天賦の才に恵まれた継国縁壱ですが、その人生は決して順風満帆なものではなく、むしろ悲哀に満ちたものでした。
忌み子として生まれる
継国縁壱は、双子として生まれ、かつ顔に奇妙な痣があったために忌み子として殺されるはずでした。
しかし、母親の決死の訴えもあり「10歳になったら寺にだす」という約束で生きながらえることができました。
縁壱は父親から「お前は忌み子であり継国家に災いをもたらす」と言われていたこともあり、災いが起こらぬように自分は存在しないよう、無言を貫き、言葉を発さずに過ごしていました。
一言も言葉をしゃべらない縁壱を心配した母親は、何とか喋れるようにヒノカミ様に祈りを捧げ、花札の耳飾りを耳に着けました。(これがのち竈門家に受け継がれ、作中では炭治郎が装着。)

後の黒死牟(こくしぼう)である兄・厳勝は、そんな弟・縁壱を哀れな存在だと思い、縁壱に双六や凧揚げなど遊びを教えたり、自ら作った笛をプレゼントしたりしていました。
引用:©吾峠呼世晴/集英社
継国家は武家の家系であり、兄・厳勝は幼少のころから当主となるべく剣の稽古を受けていました。
ある日に稽古の戯れとして、縁壱が兄の指南役と打ち合い、兄・厳勝が一太刀も入れることができなかった指南役に、縁壱は完勝します。
引用:©吾峠呼世晴/集英社
ここで縁壱の天才性が明らかになり、厳勝は、自分ではなく縁壱を後継にするのではないかと危惧し、また、自分が哀れと思って同情していた相手が、超天才だったという事実に、耐えがたいほどの憎しみと嫉妬心を抱きました。

しかし、縁壱は継国家の後継になるどころか、母親が亡くなって間もなくして、継国家を去りました。
兄・厳勝が縁壱の才能に嫉妬し、憎しみすら覚えていたにも関わらず、縁壱は自分によくしてくれた兄を真っすぐに慕っており、「いただいたこの笛を兄上だと思い どれだけ離れていても挫けず 日々精進致します」という言葉を残しています。
生涯で唯一愛した人との悲劇的な別れ
引用:©吾峠呼世晴/集英社
継国家を出た縁壱は、畑で一人佇んでいる黒曜石のような瞳の少女うたと出会いました。
うたも孤独の身であり、幼い二人は身を寄せ合うようにして一緒に暮らし始めました。
うたの性格は縁壱とは正反対でよくしゃべる明るい性格をしていました。縁壱もうたといることで心底幸せを感じており、「うたと手を繋いで歩く田や畑への道がとても幸せだった」ようです。
それから10年の時が経ち、成長した二人は正式に夫婦となり、子供も授かりました。縁壱の人生で最も幸せな時期といっても過言ではないでしょう・・・
天与の才を持った最強剣士の望みは「愛するうたと子供と小さな家で暮らしていくこと」という非常にささやかなものでした。
しかし、そんなささやかな望みはあっけなく崩れ去れりました。
縁壱が、産婆を呼ぶために彼女の傍を離れていた間に、うたは子ども共々鬼に惨殺されてしまったのです。
引用:©吾峠呼世晴/集英社
うたの亡骸を抱いて10日間ほど茫然自失していると、鬼を追っていた剣士が現れ、縁壱はうたを埋葬したのち、鬼狩りの道に入ることになったのです。
鬼殺隊も追われて居場所を失う
鬼狩りとして生活をしている最中、武将となった兄・巌勝と再会を果たします。
兄・巌勝が鬼に襲われているところに、偶然助けに入ったのが縁壱だったのです。
巌勝は人外の鬼を圧倒する縁壱の剣技、さらに到着が遅れて巌勝の家来が殺されたことを詫びるなどの人格者っぷりを見せつけられ、幼少のころに覚えた嫉妬心が再び燃え上がりました。
巌勝は妻子を持っていましたが、縁壱と同等の力を手に入れるべく、妻子をも捨てて鬼狩りの道に入ることになりました。
このまま巌勝は妻子と一緒に暮らしていればそれなりに幸せに暮らしていけたでしょうが、縁壱と再会してしまったことで、大きく人生は狂い始めるのです。
また、縁壱はついに、すべての元凶たる鬼の始祖・鬼舞辻無残と相対します。この時縁壱は「この男を倒すために生まれてきた」と確信し、日の呼吸の型を完成させて、無残を圧倒します。
引用:©吾峠呼世晴/集英社
しかし、無残は1800個もの肉片に分裂するという荒業で逃走を図ります。そのうち1500個もの肉片を滅するという離れ業をやってのけた縁壱ですが、トドメを刺すことはできず、無残を取り逃がしてしまったのです。

その後鬼殺隊の本拠地に戻ると、兄・巌勝が産屋敷家当主を殺し、裏切って鬼となった事を聞かされたのです。
無残を取り逃がし、尚且つ、身内から鬼を出したことを糾弾された縁壱は、鬼殺隊を追われることになってしまったのです。
引用:©吾峠呼世晴/集英社
この後、大正時代になってから珠代の開発した薬が、無残の力を急速に低下させて、戦局を圧倒的に有利にさせたことを考えると、ここで珠代を見逃した縁壱の判断は正しかったといえますが、当時はそんな数百年も先のこと知る由もないので、他の鬼狩りは縁壱を責めたのです。

炭治郎の先祖に心を救われる
引用:©吾峠呼世晴/集英社
再び居場所を失った縁壱は、うたと暮らしていた家があった場所に向かうと、鬼に襲われて逃げ惑う炭吉とその妻すやこと出会いました。すやこは臨月を迎えた妊婦でした。
縁壱は、炭吉たちを助けた後、産気づいたすやこの為に産婆を呼びに行き、無事娘のすみれが生まれることとなりました。
かつて縁壱は、自分が産婆を呼びに行っている間に、うたと子供を殺されました。炭吉たちを助けたことで、かつてうたと子供に出来なかったことを成し遂げることができて、縁壱は精神的に救われたそうです。
引用:©吾峠呼世晴/集英社
その2年後に、再び度竈門家を訪れた、縁壱は、炭吉に自らの苦悩や悲哀に満ちた半生を語りました。
その際、すやこにお願いされて、日の呼吸の型の披露しています。そして、母から贈られた花札の耳飾りを炭吉に渡して、竈門家を去りました。
引用:©吾峠呼世晴/集英社
この時、炭吉は命を救われた恩義から、縁壱の耳飾りと日の呼吸を竈門家の子々孫々に受け継いでいくことを誓いました。
鬼となった兄との戦闘の最中に絶命
引用:©吾峠呼世晴/集英社
炭吉家を去ったあとの縁壱の足どりは描かれていません。
その後に現れるのは縁壱が80歳の時、鬼となった兄・黒死牟(こくしぼう)と対峙した時です。
鬼になった兄の姿を前に「お労しや 兄上」と涙を流す縁壱。80歳と高齢になりながらもその力は衰えを知らず、黒死牟(こくしぼう)を追い詰めます。
しかし、トドメの一太刀を入れる寸前に、縁壱は老衰で死亡。刀を構えて立ったまま命を落としたのです。
天賦の才を持った最強剣士の最後でした。
縁壱に憎しみを抱いていた黒死牟(こくしぼう)は、縁壱の死体を切り伏せます。すると縁壱の死体から、幼少のころに黒死牟(こくしぼう)が送った笛が出てきたのです。
引用:©吾峠呼世晴/集英社
縁壱にとっては、忌み子として疎まれた自分に遊びを教えて良くしてくれた兄は大切な存在であり、死の間際まで慕い続けていたのです。
継国縁壱(つぎくによりいち)の最強さがわかるエピソード
子供の頃から痣・透き通る世界を発現
縁壱は、幼少の頃からすでに、痣と透き通る世界を発現していました。
痣と透き通る世界は、鬼殺隊の最上級剣士『柱』たちが上弦の鬼とのギリギリの戦闘の中で身に着けたパワーアップ法であり、柱の中でも全員が発現できるわけではない選ばれし力です。
この痣と透き通る世界を発現することで、炭治郎たちは上弦の鬼と渡り合うことができたのです。
引用:©吾峠呼世晴/集英社
そんな痣と透き通る世界を生まれてすぐに発現させているというのは、まさに神の寵愛を一身に受けた天才といえます。
縁壱は、兄・巌勝の指南役を倒す際に、透き通る世界を使って相手の動きを読むなど、幼少の頃から完全に透き通る世界を使いこなしています。
フルパワーの鬼舞辻無残を圧倒する
引用:©吾峠呼世晴/集英社
縁壱はたった一人で、老化もしていないフルパワーの無残を圧倒しています。
炭治郎たちが戦闘したのは、珠代と胡蝶しのぶの開発した薬で9000年も老化させられて、再生能力・スピードが衰えていた、弱体化・無残です。
その弱体化した無残に対して、炭治郎、冨岡義勇、伊黒小芭内、不死川実弥、悲鳴嶼行冥、甘露寺蜜璃、我妻善逸、伊之助という、すでに全員ボロボロだったとはいえ、1体多数で挑んでいます。
そんな状況でも、9000年老化した弱体化・無残の再生能力、攻撃範囲、スピードの前に大苦戦を強いられました。
小物扱いされて残念な鬼舞辻無残ですが、腐ってもラスボス。めちゃくちゃ強いのです・・・!
そんな無残のフルパワー状態を、たった一人で圧倒した、縁壱がどれだけ強いか計り知れません・・・笑
まさに、この世の理の外側の存在です。
縁壱のつけた傷は数百年経っても消えない
引用:©吾峠呼世晴/集英社
縁壱のつけた傷は数百年経っても消えないのです。
老化した無残の身体には、400年以上前に、縁壱によってつけられた傷が、治癒せずに残っているのです。
そして今なおジワジワと無残の身体を痛めつけているのです。
攻撃が当たった瞬間、元に戻る、あまりの回復速度に、もはや攻撃が当たっていないかのように見えるほどに凄まじい無残の再生能力。
そんな無残の再生能力ですら、400年以上もの間、傷が治癒しないとかどんだけ凄いんだよってかんじですね・・・笑
継国縁壱(つぎくによりいち)の性格を心理学の知見を交えつつ解説!
継国縁壱(つぎくによりいち)はその強さだけではなく、大変優れた人格の持ち主でもあります。
そんな継国縁壱(つぎくによりいち)の精神や人格を心理学の知見を交えつつ解説します!
才能に奢らない謙虚さを持っている
引用:©吾峠呼世晴/集英社
縁壱は天賦の才を持ちながらも決して驕り高ぶることなく、常に謙虚な姿勢を貫いていました。
縁壱のこの謙虚さは、兄・巌勝との対比でわかります。
鬼狩りの道に入ったのち、巌勝は「自分たちに並ぶ剣士が現れないことを嘆きつつ我々は特別な存在」だと、驕ったようなものの考え方をしていました。
一方で、縁壱は、「私たちはそれ程大そうなものではない、長い長い人の歴史のほんの一欠けら」「私たちの才覚を凌ぐ者が今この瞬間にも産声を上げている」「彼らがまた同じ場所までたどり着くだろう」と語っています。
引用:©吾峠呼世晴/集英社
決して、自分を特別な天才とは捉えず、自分の能力を過大評価もせずに、謙虚に現実を捉えている縁壱です。
現実の心理学においても、この「謙虚・謙遜」する性格は、非常にメリットが大きいことがわかっています。
コロラド大学の研究で、具体的には下記のようなメリットが挙げられています。
- エゴに満ちた人よりもセルフコントロール能力(自分を律する力)が高い
- 人に好かれやすくリーダーにも向いている
- 正直で謙遜できる人は仕事、勉強のパフォーマンスが高い
- エゴが強い人よりも人間関係がいい
- エゴが強い人よりも、自己への執着が少なく死の不安に強くなる
参考:現代での成功に欠かせない「静かなエゴ」がもたらす6つのメリット
自らの強さを特別視するエゴの強い巌勝(黒死牟)よりも、謙虚に現実を見据える縁壱の方が、自分を律する力もあり、死への不安にも強いのです。
これが、自らの死を憂い、無残の甘い言葉に乗って、人食い鬼になることを選んだ巌勝(黒死牟)と、縁壱との違いです。
引用:©吾峠呼世晴/集英社
また、世界的な企業であるGoogleの採用でも最重要視されているのが「知的謙遜」という能力です。
知的謙遜とは、自分の知識・能力の限界を理解し、世の中の不確実性を知り、己の偏見やバイアスを敏感に感じ取る力です。
これはまさに上述の、決して自分の能力を絶対視・特別視しない縁壱の謙虚な姿勢と合致します。
縁壱はやや自分の能力を過小評価している感もありますが、謙虚でいられる人格者の性格は、現代においても優秀な人間の証といっても過言ではないのです。
自己への執着がなく関心が他者に向いている
引用:©吾峠呼世晴/集英社
縁壱は、自分自身への執着が薄く、よりその関心が他者に向いています。
そして他者の幸せを自分の幸せと感じられる素晴らしすぎる性格をしています。
そんな縁壱の性格は、炭吉と縁側で話しているときに語った下記の名言によく現れています。
「お前たちが幸せそうでうれしい」「幸せな人間をみると幸せな気持ちになる」
「この世はありとあらゆるものが美しい」「この世界に生まれ落ちることができただけで幸福だと思う」
勇気の心理学として有名なアドラー心理学では、「自己への執着」を「他者への関心」に切り替える必要があると訴えています。
兄・巌勝は縁壱を超える能力を手に入れたいという自己の強さにのみ執着しました。そのために妻子すらも捨てました。
しかし、本当に幸福な人生を歩むには、自己に執着するのではなく、よりその関心を他者に向けていく必要があるのです。
そうして他者に貢献する中で、共同体の中で自らの価値を実感できるようになるのです。
「自分には価値がない」と落ち込んでいた縁壱が、炭吉たちを救ったことで心が救われたのは、過去の後悔を払拭できたのと同時に、他者への貢献を通して自分の価値を実感できたというのも大きいのです。
縁壱は、不可抗力による不運が重なって、不幸な人生を歩むことになってしまいましたが、本来は幸せになってしかるべき思考や価値観を持っている人格者なのです。
縁壱と性格が近いか心理学的に診断
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まとめ
ピンポンという有名な卓球漫画に『才能とは求める人間にのみに与えられる物ではない』という名言がありますが、縁壱と兄・巌勝の関係性をぴったりくる名言だと思います。
縁壱は最強の強さなどは望んでいませんでした。うたと生まれてくる子供と仲睦まじく暮らすだけで十分に幸せだったのです。
一方、縁壱が望んだ幸せな家庭を持っていたにも関わらず、それを捨てて、縁壱と同じ強さ求めた兄・巌勝。
互いに恵まれた能力を持ちながらも決して幸せとは言いがたい人生を歩むことになったのは、残念でなりませんね・・・