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竈門禰豆子の可愛さは人間の本能を揺さぶる!?心理学的に魅力を解説!

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

鬼滅の刃の主人公である竈門炭治郎(かまどたんじろう)の妹、竈門禰豆子(かまどねずこ)。その愛らしいルックスや仕草から、海外でも非常に高い人気を誇るキャラクターです。

今回は、竈門禰豆子(かまどねずこ)がなぜ人気なのか、なぜ禰豆子をあんなにかわいいと感じるのか、その理由を心理学の観点から理由づけしてみたいと思います!

そこには禰豆子のキャラクターデザインと、作中における仕草、そして鬼ならではの特徴が絡んでいるのです・・・!

管理人
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この記事を読めば、みなさんがなぜ禰豆子を可愛いと思ってしまうのか、その理由がわかります!

竈門禰豆子(かまどねずこ)とは?

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

竈門禰豆子(かまどねずこ)は、鬼滅の刃のヒロインで、主人公の炭治郎の妹です。

ある日突然、炭治郎を残して家族全員が鬼に殺されしまい、自分自身も鬼となるという過酷な運命を背負ってしまいます。

自分自身は鬼となりながらも、人肉を喰らいたいという鬼として本能に抗い、決して人を殺さない鬼として、鬼殺隊の炭治郎と共に人に害をなす鬼と戦っています。

禰豆子の精神力も然ることながら、炭治郎の師匠である、鱗滝左近次(うこだきさこんじ)に「人間は家族であり、決して殺してはいけない」という暗示をかけられたことも大きく影響しています。

そのルックスは町でも評判の美人であり、善逸が一目ぼれをするほどです。炭治郎も禰豆子を溺愛していて、愈史郎に禰豆子を醜女(しこめ)と言われた時は、普段は温厚な炭治郎も憤慨して抗議をしていました・・・笑 (後に愈史郎は醜女発言を撤回して美人と認めています)

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

精神面においては、人喰い鬼となった人間の常として記憶の混濁と幼児化が生じており、戦闘以外の場面では子供のように無邪気に兄に触れて甘えるシーンが散見されるなど、かなり幼い印象を受けます

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

また、鬼の特性として、自分自身の体格操作が可能であり、炭治郎が背負う箱に収まる際は、幼児体型にまで体を退化させており、その小さい姿がめちゃくちゃく可愛らしいです・・・笑

禰豆子の血鬼術である爆血は、血が付着した対象を焼却する能力を有するが、その対象は人喰い鬼のみとなっており、人間には効かず、むしろ鬼の毒気を治癒する回復魔法として効果を発揮します。作中で、鬼の血鬼術によって眠ってしまった炭治郎に自分を撫でて欲しいがために、無理やり起こそうとして、その結果、自らの血鬼術の爆血で兄を火だるまにしてしまっています・・・笑

ただ、上述のとおり、爆血は人には効かないので、炭治郎が火だるまになっても全く平気なのです・・・笑

管理人
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こういった禰豆子の無邪気さや幼い点も、とても可愛らしいですよね!実はこの無邪気さや幼さに可愛さを感じるのは、人間の本能からくるものなのです。その点について後述します。

竈門禰豆子をカワイイと感じさせる特徴

禰豆子が可愛いのは感覚的にわかると思います。以下ではその感覚を、心理学の観点から説明していきます。

禰豆子の可愛さの根底にあるのは、赤ちゃんがもつ人間の本能に訴えかけるベビースキーマという特性です。以下でその点について解説していきます!

本能に訴える可愛さの正体はベビースキーマ

人間や動物に限らず、赤ちゃんという存在を見ると、その可愛らしい外観や仕草に、自然と心が和んだり、どうしようもなく愛らしく感じてしまう。そんな経験は誰しもあるのではないでしょうか?

実は、人間には、赤ちゃんにみられる身体的特徴や仕草などを可愛らしいと感じてしまう本能が備わっており、そういった赤ちゃんの特徴を、ノーベル賞学者の動物行動学者であるコンラート・ローレンツは、「ベビースキーマ」と定義しています。

例えば、ベビースキーマとして該当するのは下記のような特徴が挙げられます。

  • 広く丸いオデコ
  • 丸い輪郭
  • 顔のやや下に位置する丸く大きな瞳
  • 体の割合に対して大きな頭
  • 短い手足にぎこちない動作など
  • 無邪気な仕草

ベビースキーマ

こういった特徴に対して、人間は親としての庇護本能が刺激されて、その対象をあやしたり、守ろうとする心理が働くのです。それゆえに、人間の赤ちゃんという無力な存在は、過酷な自然の中で生きていくことができるのです。

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人間がかわいいと感じる根底には、このベビースキーマが存在しており、動物が可愛いのも、またデフォルメされたアニメーションキャラに対して抱く可愛いという感情も、このベビースキーマが影響しているのです。

近年の「かわいい」という感性に関する研究

武庫川女子大学の前田實子氏は、 「Baby-schemaに関する実験的考察 -母性心性の解発刺激を中心に-」『武庫川女子大学幼児教育研究所紀要』(1984年)にて、かわいいという印象を与えるのは,刺激が持つ“小ささ”,“丸さ”,“軽さ”,“白さ・透明さ”,“やわらかさ”といった特性であり,特に“小ささ”と“丸さ”が基本になると提案しています。

また、実践女子大学の宇治川正人氏は「かわいいの原因系と結果系の分類 -「かわいい」を類型化する-」『日本感性工学会論文誌』(2016年)にて、かわいいと感じる属性(原因)を調査し,形態(小さい,丸い,顔立ち,色合い,やわらかい,声),動作・表情(幼児的仕草,笑顔が良い,リラックス,仕草が優しい),性格(無邪気,健気,弱々しい)に分類しています。

参考:「かわいい」を取り入れた科学実験・工作のコミュニケーション効果

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近年の日本における「かわいい」という感性についての研究において、「かわいい」生み出す要素として、丸さや小ささなどの身体的特徴に加えて、幼児的仕草や無邪気さや健気さなどの動作も重要であるとしています。

上述のベビースキーマの特徴や、宇治川氏が分類する無邪気さや幼児的仕草などは、作中における禰豆子のキャラクター性とかなり一致していますよね!その点について詳しく下記で述べていきます!

禰豆子のかわいさ①:幼児体型への変化

これはまさにベビースキーマと一致する特徴です。

禰豆子の幼児体型化したシーンとして代表的なのは、はじめて善逸の前に姿を現した時のシーンが挙げられます。炭治郎の背負う荷箱から「ひょこっ」という可愛らしい効果音とともに、顔を出した禰豆子の姿は本当にかわいかったですよね!

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また、那田蜘蛛山(なたぐもやま)おいて、鬼であることから鬼殺隊の栗花落カナヲから狙われた際は、その体を小さくすることで、カナヲを刃を交わして、ヒョコヒョコと逃げ回っていました。この時の禰豆子の姿もとにかく可愛かった・・・笑

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こういった禰豆子の幼児化した姿に、誰しもがかわいいという感情を抱くのではないでしょうか?

これはまさに、短い手足に、体の割合に対して大きい頭に、大きな瞳など、ベビースキーマと呼ばれる特徴に合致しているから、本能的にかわいいと感じてしまうのです。

禰豆子のかわいさ②:丸さが際立つルックス

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禰豆子はそのキャラクターデザインからして、上述のベビースキーマの特徴をかなり抑えたキャラクターデザインをしています。

それが、丸い輪郭に、丸く露出したオデコ、やや顔の下に配置された垂れ気味な丸く大きな瞳です。

丸さというのが「かわいい」という感性を呼び起こすのに重要であることは、近年の研究でも重要視されているポイントです。

こういった、丸さが強調されたデザインというのも、禰豆子を可愛いと感じてしまう要因なのです。

管理人
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アニメキャラクターの現実離れしたデフォルメされたルックスが可愛いと感じるのも、ベビースキーマという特徴に合致するからこそ可愛いと感じるのです。その中でも禰豆子は、ベビースキーマの特徴をよくとらえたキャラクターデザインをしているといえます。

禰豆子のかわいさ③:無邪気で幼い仕草

上述したとおり、禰豆子は、人喰い鬼となったことで記憶の混濁と幼児化が生じています。それゆえに、無邪気に炭治郎に甘えようとしたり、かなり幼い印象を与えます。

浅草編の時に、鬼である愈史郎と珠世に自らの家族を重ね合わせて、無邪気に愈史郎の頭を撫でたり、珠世に抱き着いたりした際などは、特にその無邪気さが際立っていました。

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また、言葉もほとんどしゃべらずに、作中においても猫が鳴くような声しか発生しないという点も、本当に赤ちゃんのような可愛らしさを感じさせます。禰豆子の声は声優の鬼頭明里さんが担当しており、鬼頭さんの声色がまた可愛らしく、禰豆子の可愛らしさを増幅させています。

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「うーん」「うんうん」とか鳴き声のような声しか発しないのですが、それがまた可愛さを強調するのです。

こういった無邪気で幼い仕草は、上述した通り、人間のかわいいという感性を刺激する重要な要素になるのです。

その他の禰豆子の魅力

以上が人間の本能的に訴えかけて「かわいい」という感情を呼び起こさせる、ベビースキーマという特徴に合致する禰豆子の魅力を解説してきました。

以下では、ベビースキーマ以外にもある禰豆子の魅力を解説します!

我慢強い良い子

禰豆子はザ・長男、性格良過ぎの炭治郎の妹だけあって非常にいい子であります。

そのいい子さを際立たせているのは、やはり鬼であるにも関わらず、人を喰らうという欲望必死に抑えて我慢しているという点にあるといえます。

例えば、産屋敷で、風柱の不死川実弥が自ら流血させて、鬼である禰豆子の本性を暴こうとした際、人間の血の匂いを前にしても鬼としての本能を押し殺してグッと我慢するシーンはその良い子さが現れています。

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ぷいっと我慢するシーンはとても可愛らしくもありました(笑)

こういった目先の欲望を抑え込むことは、人間は得意ではありません。おいしい料理やケーキが出されたらどうしても手が出てしまいます。だからこそ、重度の飢餓状態にあっても、自分の欲望を抑え込んで耐えることができた禰豆子の姿に多くの視聴者は感心したことでしょう。

何気にサービスショットがある

これは男性ファンが喜ぶポイントかもしれませんが、何気に着物がはだけて生足がでたりと、さり気無くセクシーなシーンが見られます(笑)

禰豆子はあくまで、鬼の特性として幼児体型化できるだけで、基本的には思春期の女の子であるので、そういった女性的な面も併せ持っているのです。

幼さの中にみられる女性的な部分というギャップは禰豆子の一つの魅力といえます。

鬼化が進むとさらにセクシー

こちらはまだアニメでは描かれていませんが、禰豆子は鬼化が進むと、体も同時に成人化が進み、大人の女性らしさが現れてきます。

©吾峠呼世晴/集英社

炭治郎が十二鬼月を相手取ってピンチになった際に、本来の年齢よりモさらに成長して鬼化が進行した姿は、手足の長さもさることながら、胸も非常に大きくなっており、男性が喜びそうなかなりセクシーな外観をしています。

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幼児化から大人の女性まで、幅広い魅力でファンを虜にするのが禰豆子というキャラクターなのです。

まとめ

禰豆子をかわいいと感じるのには、人間の本能に訴えかける「ベビースキーマ」という特徴を備えているからなのです。

このベビースキーマは赤ちゃんが備えている特徴で、この特徴があるからこそ、人間は本能的に赤ちゃんを愛でて可愛がり、守ろうとするのです。無力な赤ちゃんが過酷な自然環境の中で生き抜くには、こういったベビースキーマという特徴が必要不可欠なのです。

禰豆子は、上述してきた通り、このベビースキーマの特徴を上手く練り込まれたキャラクター性をしており、ベビースキーマは、日本人のみならず、世界共通の本能であるから、国境を超えた海外のファンからも禰豆子は愛されるキャラクターなのです

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のびぃ
早稲田大学卒。大学時代、新世紀エヴァンゲリオン・攻殻機動隊・風の谷のナウシカを身体論的に論じた論文とか書いたり、アニメをテーマにした授業を喜んで履修してました。 ハード過ぎる職場でメンタル病んだのをキッカケに心理学にのめり込む。元来のアニメ好きが高じて、アニメを通して人生に役立つ心理学を学ぶアニメンタリズム運営しています!アニメキャラ考察を楽しみつつ、心理学の智識も学べる一石二鳥系のメディア。
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